医療崩壊を防ぐために

感染しない、感染させない、ということが、医療崩壊を防ぐ最も有効な手段ではないかと思う。感染すれば、一定の割合で重症化する人がいるのだし、そうなれば当然、病院へ行って治療を受けることになる。その場合、すぐに退院というわけにはいかないよね。ずっと、病院のベッドが空かなくなる。一人二人ならともかく、そういう人が一気に増えたら、医療崩壊という状態になるのも当然なんだろう。

中国の武漢で昨年末に発生し、今や全世界に広がってしまったウイルス。専門の病棟やベッドを増設したとしても、それを治療する医療関係者の数は、急に増やせるわけではない。

こういうときだからこそ、医療関係者の方々には、しっかり休養をとってほしい。だって、長丁場だから。きっと医療関係者の方々は優しいから、目の前で苦しんでいる患者を前に、つい無理をするということがあるんだろうけど、そこはきっちりと線を引いてほしい。休憩時間とか、休日とか、こういうときだからこそしっかりとってほしいし。それを非難する空気がないよう、病院の上層部はしっかり管理してほしいなあ。

今少し、時間と体力を犠牲にして助けられる命、があったとしても。それは、明日も明後日も来ると思う。明日になったから暇になって、昨日頑張った分、「早く上がっていいよ」なんてことにはならないから。

しっかり休憩も、休みもとってください。そうすることが結局、より多くの人を救うことになるのだと思います。

あと、こういう事態のときに、みんなが大変なことにつけこんでモンスタークレーマーなども発生すると思いますが、暴力や暴言を吐く人はもはや患者ではないので、きっちり警察と連携して、そういう迷惑な人間は排除していかないといけません。モンスタークレーマーを放置すると、そういう人はどんどん増長します。彼らは、冷静に相手の出方を見て、「どこまで許されるか」を計っているのです。精神的肉体的に、職員に危害を加える迷惑な輩は、ためらわず警察に通報して排除すべきだと思います。

と、なんで私がこんなことを書いているかというと、とある医療関係者さんが書いた文章を、読んだからなのです。その方は、いろいろ疲れきってしまって、現場を離れる決意をされたようで。

医療現場に限らず、ですが。ごく少数の、声の大きなモンスタークレーマーが、いばり散らす現状はなんとかしないといけません。

家で過ごそう

ウイルス対策、みんなが守れば、実は感染拡散を防ぐのは簡単なことなのよね(^^)

問題は、守らない人がいると、感染力の強さゆえ、いつまでたってもウイルスが拡散し続けてしまうという、そういうことであって。

感染した人の感染した状況をニュースで聞くと、「そりゃダメでしょ」と思うものが結構ある。感染者が爆発している場所へ旅行に行きました、多人数で飲み会やりました、その上、症状が出ても外出してました、とか最悪である(^^;

すべての経済活動をとめるわけにはいかず。だから、どうしても仕方のない感染もある。でも、少なくとも今は、屋内で大勢が集まることは避けたほうがいい。それはどこの場所であっても。

人との接触をできるだけ避けることが、一番有効なんだろう。もし今感染者であっても、接触する人数が少なければ、感染は限られた人数で済む。

日本全体で、全員がひとりひとり、感染拡大を防ぐための行動をとれば、封じ込めはできる。

有名人が、外出を控えるよう呼びかけたり、家で楽しく過ごすための動画を発表したり、というのをみると、私の中でがぜんその人の好感度が上がる。いい人だ~と思う。有名人には影響力があるからね。その責任を果たしている感じがする。

ちなみに、私の中ではYOSHIKIさんの評価が急上昇した。この方、早い段階からいろいろ呼びかけていた。実はとても常識人なのかな?と。過去のエピソードが強烈なので、今まであんまりいい印象がなかったんだけど。こういう非常時に声を上げたのは素晴らしかったし、心を動かされた人も多かったはず。

今回、中国の武漢で発生し、瞬く間に世界中に拡散したウイルス。甘くみないほうがいいと思う。まだわかっていないことがたくさんある。とにかく、感染しないことを目指そう。感染すれば、身近な人にうつってしまうこともあるし、医療崩壊の一因になる可能性もある。

この一週間、CNNの日本向け放送を見ていて思ったこと。毎日英語の勉強のために視聴しているんだけど、CNNってトランプ大統領への攻撃がすごい。アンカー(ニュースキャスター)はほぼ全員、トランプ大統領を憎んでいるんじゃないかというほどの、偏りを感じる。

あ、ちょっと違うかな。アンカーの中には、中立ぽい人もいるけど、番組そのものが、「打倒トランプ」を目指して作られているんじゃないか、というのが近いかも。中立アンカーも、本心はどうあれ番組製作上は、「反トランプ色」を出さないと首になりそうな雰囲気。

私が一番ひどいなと思ったのはドン・レモン。この人の場合は、画面越しに伝わってくる憎悪の念がすごすぎて、私はもう見続けることができなくなってしまいました。以来、この人が出てくると、チャンネル変えてます。それくらいインパクトがありました。

日本も、マスコミがひどいなあと感じます。

でも、誰がどんなことを言ったのか、やったのか、時間が経つとだんだん見えてくるものがあって。結果を見れば、それが正解か不正解か、わかってくると思うのです。

それが、その時点では不明だったから仕方ないと済ませられる言動なのか、それとも、日本を貶めようと意図したようにみえる言動なのか、だんだん、時間と共にわかってくるというか。こういうときだからこそ、いろいろ露わになるものがある。なかなか興味深いです。

布マスク2枚が十分ありがたい

政府から配られる布マスクが不要な人は、ぜひ、周囲の必要な人に分けてあげてください。「マスクがないからマスクが使えない」という状況をなくして、みんなで感染予防をすることが、一番の対策だと思います。布マスクを欲しい人、たくさんいるはずです。

人工呼吸器をたくさん用意するとか、ベッドを増やすとか、生活に困った人にお金を配るとか、そうした他の手段よりなにより、一番効果的で効率的なのが、マスクではないかと。まずは、ウイルスを拡散しないということ。それが一番大切ではないかなあ。
他の対策は、マスクの二の次のような気がします。もちろん、ある程度、同時並行で様々な対策をとることは大事ですが、でも、マスクという初期段階での感染拡大防止策をおろそかにしては、この騒動、さらに長期化してしまう・・・。

布マスクの良さは、洗って何度でも再利用できるという点です。これは素晴らしい(^^) 不織布のマスクは使い捨てなので、それを国民全員が毎日使っていたら、いつまでたってもマスク不足が解消されないのは当たり前。日本だけでなく、世界がマスクを必要とし始めたのですから、これからは限られた資源をいかに、必要なところに回していくか、という点を考えていかなくては。

まず一番優先される場所は、政府、警察、自衛隊、消防かと。十分にマスクを供給し、職務に支障がないようにしてほしいです。治安が悪化することが一番困るし、社会の基本の部分だと思っています。そして、国会議員など、国のかじ取りをする人達が倒れたら影響が大きすぎる。中枢で働く人の中で、感染が蔓延すれば、混乱は計り知れない。

2番目に優先されるのが、病院。病院で洗って再利用というのは手間もかかるし、種々の汚染もありうるので、安全性から考えても使い捨てマスクを使ってほしい。

上記の場所に、不織布の使い捨てマスクを優先的に流して、個人は布マスクを使うべきだと思いました。日本の人口1億2千万人。その中には赤ちゃんや寝たきりなど、マスクを使わない人達もいるでしょう。そうした人たちを除き、1億2千万人のうちたとえば半分の6000万人がマスクを使うとしたら。

使い捨てマスク、1日6000万枚必要ということになります。これが、この先毎日供給できるかというと、今の世界の状況をみたらものすごく難しいのがわかります。

だったら、個人は布マスクを使った方がいいと思う。それを繰り返し洗って、何度も再利用すれば、マスクの入手に煩わされることはなくなります。そして、個人が布マスクを使うことが、上に書いたような、国のためにがんばってくれる人たちを応援することになります。

本当にそれを必要としている人たちから、使い捨ての不織布マスクを奪ってはいけないと、そう思います。

私は日本政府、よくやっていると思います。布マスクのことを馬鹿にする人もいますが、マスクは基本中の基本で。どんなに医療設備が整っても、感染拡大がとまらなかったら、際限なく医療設備が求められるし、資材は不足するでしょう。国民に対する経済対策も、感染拡大がとまらなければ、何度でも、いつまでも、莫大な金額が必要になるでしょう。

まずは、このウイルスの拡散を止めなければ。感染してからの対策より、いかに感染させないか、その意識を国民全員が持つことだと思いました。そして、その意識を持つのには、お金は一円もかからない(^^)

人と接するときにはマスクをすること。人との接触は最小限にすること。帰宅したらうがい、手洗いを念入りに。毎日お風呂に入って体を清潔に、かつリラックスして免疫力を高める。

布マスクは、力強い味方です。

布マスクを使おう

政府が一住所に2枚ずつ、布マスクを配ってくれるとのこと。すごくいいアイデアだと思った(^^) 個人が今、コツコツできる感染拡大予防だから。

周りをみると、布マスクを使っている人は少ないんだよなあ。でも、今こそ布マスクを使うときだと思う。だって、使い捨てで1人1日1枚消費してたら、いつまでたっても、マスク不足は解消されないだろうから。

使い捨てを最優先で供給するのは、病院にしてあげてほしい。病院は、今回のウイルスに限らず、いろんな病原菌に対応する場所だから。使い捨ての方が衛生的だったり、効率的だったり、安全だったりすることもあるだろうと思う。

一般の私たちは、布のマスクで十分じゃない? 安倍首相はさっそく、自ら布のマスクをしていた。この映像をどんどん流してほしい。

今朝のワイドショーだと、布マスク2枚の配布は酷評されていた。もっと優先順位があるじゃないかとか、病院やベッドの増設にお金を使うべきとか。たしかに今後患者が増えるのが予想されるので、病院やベッドを新規に用意することも大事だ。だけどマスクは、その病院やベッドを利用する患者そのものの数を、できるだけ少なくすることに貢献するだろうと思う。

うつさない、という点において。マスクは有効だから。なにもなくて喋れば、見えない唾が飛ぶ。それを防ぐことができる。急にくしゃみが出たときだって、周りの人が不安にならなくて済む。日本中の人たちが協力して、マスクで感染拡大予防に協力したら、ものすごく大きな力になる!

結局このウイルスの恐さは、誰が感染しているかわからない、という点だ。無症状の人もいる。検査をもっとしろという人もいるけど、検査そのものの正確性や、検査にともなう感染の危険性を考えると、単純に検査数を増やすことがいいのかどうか、まだわからないと思う。

布のマスクを再利用することによって、マスク不足はかなり解消される。今手元に全くない人で薬局で買えない人も、いずれ布マスクが配られれば、使うことができる。日本中、すべての住所に、2枚ずつのマスクを配るというアイデア。この、住所に、というところもいいね。今日本に住んでいる、という条件。今、日本に住んでいる人たちが協力しあえば、かなりの感染拡大予防ができる。

家にとじこもる自粛は、経済の停滞という副作用もあって、バランスをみながら状況を考えながらの実施になるだろうけど。布のマスクをする、というウイルス対策は、デメリットが見当たらない。ちょっと息苦しいくらい? いやいや、日本からウイルスを撲滅するためだったら、私はいくらでもマスクをしますよ~。

この1住所に2枚のマスク作戦、地味だけどものすごく有効な作戦だと思いました。考えた人偉い!

個人の人権よりも全体の安全が優先されるべき

ニュースを見ていて思うことがあります。それは、個人の人権の名のもとに、国全体の安全が脅かされるのっておかしくない?という疑問。

ウイルスに感染して入院したけど、個人情報の発表を拒否、行動履歴の発表も拒むっていう人の話を聞いて、あまりの自分勝手ぶりに頭がクラクラしてきました(^^; どこに住んでいて、どういう立ち寄り先があったかという情報は、とてもとても大事です。

その周辺の人は、感染のリスクがあるから。もし自分にその危険があるとわかれば、より念入りに自主隔離することができます。自分の身の回りに、実際に感染者が出たかどうか、これってものすごく大事な情報ではないですかね。

自分はいち早く受診してちゃっかり高度な医療を受けるけれども、自分がうつしたかもしれない(感染率の高さをみれば周囲にうつしてない方がおかしい)まわりの人はどうでもいい、というこの卑怯な行為は、許してはいけないと思いました。感染症の法律で、必要な情報の開示に強制力をもたせる必要があります。卑怯な人のせいで、他の人の健康に害があってはならないです。

もし私が感染したら、と考えたら。もちろん情報開示OKですし、行動履歴などは積極的に話して、二次感染を防ぐのに全面協力します。ていうか、そんなこと当たり前で、ほとんどの人がそうすると思う。問題なのは、ごく一部に自分勝手な人がいて、そういう自分勝手な行為があるために感染が拡大してしまうこと。

この危機を乗り越えること。みんなが協力すれば、簡単にできるんですよね。要は、人にうつさないこと。これだけなんですから。

ウイルスは体外で生き続けることができない。だから、みんなが人にうつさないことを心がければ、いずれ終わる。うつさないためにどうすればいいか。

人との接触を避け、手洗いうがいをし、人と接するときにはマスクをすること。これを淡々と続けることだと思いました。もちろん、経済もまわしていかなければいけないので、完全に人との交流を断つことはできないけれど。できるだけこの原則を守って、淡々と生活をする。その上で感染した人は、軽症者は自宅で自主隔離して静養、重症者は専門ダイヤルで相談の上入院。これを続ければ、医療崩壊もない。

マスクは基本、布マスクがいい。使い捨てだと、どうしても数が足りないと思う。国が増産したマスクは、公的な場所へ優先的に配布して、個人的に使うものは布マスクで、洗って再利用ということで。

人に100パーセントうつさない、なんてことは無理ですが。できるだけ、その100パーセントに近い割合でうつさないことを目指していけば、いいのだと思います。

淡々と、淡々と、ですね。