明けましておめでとうございます。2011年です。
ついに今年は、テレビ放送が総デジタル化なんだな~と思うと感慨深いです。
数年前から、デジタル化、デジタル化とかなりの宣伝があったと思うんですけど、そのときは「2011年なんてまだまだ先の話」としか考えられませんでした。
それがもう、今年なんですね。
時間が経つのが、速く感じられます。
このブログを書き始めたのは、2004年の7月でした。
当時の私。
煩悶してたなあ。
まあ、今もそうなんですが(^^;
いろいろと、考えることはたくさんあります。
でも、基本的に、書くのが好きなんです。誰に頼まれたわけでもなく、昔から書いてました。書かなかった時期は、ないです。
ブログが普及する前は、ノートに何冊も書き溜めていた。
それを今は、ネット上に公開しているということで。
なんのしがらみもない誰かが、ふらっとやってきて見ていってくれるというスタイルは、とても気に入っています。
なんか、そういうのいいなあって。
見に来る義理なんてないですもん。
それをあえて、見に来てくださるっていうのは、純粋に「読みたい」と思ってくれるのだろうと。
それはとても嬉しいことです。
書いている側も、やっぱりどこかで。ネットのどこかで文体に共感してくださる方がいるというのは、嬉しくなってしまうものです。
現実世界の自分と離れた、もう1人の自分。
そこに、現実の私を知る人はいないわけで。だからこそ、書ける話もあります。
私はこのブログのことを、周囲の誰にも話していません。
これからも、話さないでしょう。
毎日書かなくていい、気楽さもあります。
書きたくなったときに、好きなだけ、好きなテーマで。
疲れたり、忙しかったりするときは、ブログからすっかり離れてしまいます。それで、また書きたくなったときに戻ってくると、そこにはちゃんと、書く場所があって。
顔の見えない読者様へ。
読んでくださって、ありがとうございます(^^)
ときどき、自分で自分の書いた文を読み返すと、書いた当時の状況が鮮やかに蘇ってくるんですよね。
ああ、これ書いてたときはこうだっけ、とか。
当時住んでいたマンション。使っていたパソコン。窓から見える景色。胸に抱えていた思い、そういうのが全部、文章の向こうに見えて、懐かしいです。
引越し。たくさんしました。
最新のは、一昨年の2009年。
荷物が少ないので、(日頃から、絶対荷物は増やさないと決めてる)荷造りは半日で終了です。
引越しが多い私としては、長期(自分比)の4年半住みました。周囲は、歩き尽くしました。路地から路地へ。東西南北まんべんなく。
職場から家まで、歩いて帰ったこともしばしばです。これを言うと、職場の同僚にはドン引きされるので、あまり大きな声では言えなかったですが(^^;
考えごとがあるときには、とにかく歩きます。歩けばなにかが変わる、ような気がして。
だから職場の周辺も、家の周辺も、知らない場所はないくらい、とにかく歩き尽くしました。何足、靴を履きつぶしたことか(^^;
歩いていると、胸を打つ景色にも巡りあえますしね。
夕暮れ時に浮かび上がるビル群や。住宅街の夕餉の匂いとか。出窓に置かれた小物に、住人はどんな人なのだろうと想像をめぐらすこともありました。
それから、まだ新しいのに明かりが一つもつかない、廃墟と化したマンションを通りがかったときには、ドキドキしたなあ。
建築中というのではなくて。数年は人が住んでいた形跡があるんですけど。
今思うと、なにか構造上の欠陥があって、全員が出て行ったんですかね。その空間だけがまるで異次元のように、暗く、静まり返っていて。
そんなこんなで、2009年。4年半住んだ家を出て行く日。
荷物を引っ越し業者に引き渡して、ガランとなった部屋に座って1時間。物思いにふけっていました。
私は引越しが多いんですけど。別に引越しが好きというわけではなく、なにかしら、そういう事情ができるのです。これも運命だなあって思います。
4年半住んだ部屋は。今思うと、かなり暗い部屋でした。
隣と接していない、ちょっと変わった構造で、騒音は全くなく。
駅から近いけれど、一歩家の中に入れば外の音は響きません。
隠れ里のような。
ベランダから星を見るのに、少し見にくいのが欠点。
だから、流星群を見るのには、非常階段まで出たり。
非常階段から見下ろす街は、とても綺麗でした。7階まで上って、星だけでなく遠くの新宿高層ビル群を見ていました。
この部屋を決めるときは、営業さんに案内してもらって、即決です。駅前の不動産屋さんに飛び込んで、最初に案内してもらった物件でした。その不動産屋さんから、歩いて3分。
室内が荒れていたことだけが気になりましたが・・・。
あれはなんだったんだろうなあ。前の住人は若い女性だと聞きましたが、壁紙が破れてるんですよ。室内ドアも壊れていて。
内装は、私が引っ越すまでにはリフォームしてくれるということで、それならいいか、と決めました。
営業さんも、私の決断があまりに早いのでびっくりしてたっけ。他も見てから決めます?と言ってくれたのですが、私はその部屋が気に入ったので、すぐに契約をしました。
4年半住んだので、思い出がたくさんできた部屋です。
最後の日、名残惜しくて、いつまでも座りこんでいたのを覚えています。夕暮れ時で、だんだん日が翳り。
部屋の中に荷物がなにもないものだから、余計、寂しい気持ちになるのだけれど。動けなかった。だって、そこを出たら、もう2度と戻ることはないから。
あの日、暗くなるまでそこにいて、思い出に浸っていました。
2009年の引越しを振り返る、というのも変な話ですが。あれが1つの大きな区切りで、2010年はその流れの中で、過ぎていきました。
2011年。今年はどんな年になるんでしょう。
がんばっていきたいと思います。