ヴァンパイアと月

 ダンスオブヴァンパイアの公式HPが新しくなった。よいではないですか~。あの仁王立ち写真を前面に押してるのがちと気になりますが、とてもコメディーとは思えない仕上がりにうっとりです。

 

 暗いお話をずっと見ているのはきっとつらいと思うので、ところどころに笑いどころを混ぜつつ、それでも基本は美しく、荘厳に作り上げてほしいですね。元ネタは映画で、それはコメディだったということですが、この際元ネタを忘れていただいて。ミュージカルなんだから、全く違う作品でいいと思います。

 着々と進んでいるというより、まだ試行錯誤の段階なんでしょう。製作発表では演出の山田さんが「コメディ」を強調していましたが、今日公式HPで見た動画(といっても出演者の写真が次々と入れ替わっていくもの)のセンスはどうみてもオカルト。まさに、吸血鬼という感じです。

 この予告編を作った人のセンスが好き。背景に映し出される、月の画像に目を奪われました。月と吸血鬼。似合いすぎ。

 特に、2回目に出てくる月の画像がいいですね。月の周りに雲が出ていて、明るい光に照らされた部分と陰になった部分の絶妙なバランス。子供の頃に見た月を思い出しました。かぐや姫を思わせるような夜でした。

 満月の光は意外に明るいものなのですよね。あんな月夜の晩なら、一晩中でも歩いていたいです。散歩大好きなので。

 吸血鬼が月を好むのは、太陽よりも優しい光だからでしょう。闇の中で生きるものを無理に照らし出すことはしないから。異形のものが抱く悲しみが、画面から伝わってくるようでした。

 牙をみせてかぶりつく寸前の写真もあって、それもとても綺麗に撮れてました。正面仁王立ち写真よりも、ああいう風に少し角度をつけて、動きをつけて撮った方が美しいと思うのですが、どうなんでしょう?前にも書きましたが、私にはどうしてもあの仁王立ち写真が気になるんです。

 横顔バージョンとか、もっと他にいい構図のものがなかったんでしょうか。

 

 公演まで1ヶ月あまり。楽しみです。

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