高いところ

 3日連続で、高いところから落ちそうになる夢をみました。新年から、三連続というのも意味深だなーと思ってます。

 恐怖からの脱却を促されてるのかな。

 普段、高いところには昇りませんが。象徴的な意味で、もう一歩踏み出せってことかなあ、なんて考えております。

 今日の夢は、屋上へ行こうとすると階段が崩れる夢。

 舞台は私が通っていた小学校でした。私は息苦しさを感じて、どうしても屋上の空気を吸いたくて、階段を上がるのです。

 自分の学年じゃないフロアに、違う学年の人たちがあふれていて。階段を上りながら、その人たちの奇異の目を浴びるという。

 「見かけない人だ」「どうしてこの階に?」そんなまとわりつく視線を振り切って、上へ、上へ。

 屋上へ続く階段は、普段、人が通らない場所ゆえに、埃臭く静まり返っている。

 私は、その静まり返った空気が好きなので、ようやくほっとして。誰もいないのを幸い、屋上へ続くその階段を駆け上がる。

 

 すると、あと少しのところでボロボロと次第に、上の方から崩れ始める。

 これは危ない。戻ろうと振り返ると、後ろにはぎっしりと人の群れ。「崩れて危ないから、戻って」と叫びかけて、そのあまりの混雑ぶりを見て諦める。ここまで階段が渋滞してしまったなら、もう戻れない。その時間がない。遠くにいる人には、私の声など届かないから。

 

 どうしよう。どうすればいい。絶対戻れない。なら進むしかない。でも恐い。進めば崩れてしまいそう。屋上には行きたい。戻れないなら行くしかない。だけど、だけど。

 夢の中で真剣に悩んでました。

 夢の中で、「これが夢だ」ってわかれば思いきって行けたかな。でも夢の中でも、やっぱり高いところは恐いからなあ。

 屋上は好きです。360度の視界。空が近くて、遠くまで見えるから。

 昔、仕事で半年間の研修を受けるときがあって、そこの寮に泊りこんでいたとき。真夜中、みんなが寝静まった頃にこっそり、屋上でぼーっと星をみてたりしました。

 本当は、用のないときには上がっちゃいけない場所だったんですが。

 手すりのほうに近寄らなければ、下の地面を覗き込まなければ、高さを感じずに恐怖感もなくて。

 今でも屋上は好きだなあ。

 会社の屋上も、開放されていればぜひ行ってみたいです。

 でも最近のビルは、そういうの無理ですよね。

 辺りに人がいたら、落ち着かないけど。誰も来なくて一人になれるなら。昼休みとか、屋上で遠くのビルや街並みを見るのは、いい気分転換になりそうです。

 これ書いてて思い出したのですが、そういえば私、いつだか寂れたデパートの屋上の夢をみたなあ。実際に行ったことのある場所ではなかったけれど。幼児向けの乗り物が、動かないままそこにあって。

 夢の中では、営業時間を過ぎた設定で。

 屋上へ行きたいと実際に思っているから、そんな夢をみているのかもしれません。

 高いところが苦手といっても、歩道橋くらいの高さから遠くを見たり、空を見るのは好きだし。高層ビルの展望室から見る夜景も好きなのですが。学校の屋上も好き。

 観覧車やジェットコースターなどは、乗ってから後悔します。乗る前には、たいした高さではないと、高を括っていても。

 お正月休みも終わり、今日から始動です。

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