私的ナンバーワン朝食バイキング

 私は年に数回は旅行するので、いろんなホテルの朝食バイキングを食べてます。そんな中でも、前回のブログに書いたホテルの朝食は、私の中での総合歴代ナンバーワンでした。

 なによりも、食事の内容がよかったのです。

 

 イクラと辛子明太子が出たのです(^^) 私はこの二つが大好きでして、毎日とは言いませんが、しょっちゅう食べてます。

 でも、今までホテルの朝食バイキングで、これを見たことはありませんでした。

 今回のホテルでイクラを見た瞬間、私のテンションは上がりました。しかも、イクラも明太子も、自分で取り分けるのではなくあらかじめ小皿にのせた状態で置いてあるので、トレーにのせるのが楽でした。
 小皿を好きなだけ、ひょいっと自分のトレーにのせればいいのですから。

 前から思ってたんですけど、こういうバイキングの場合、小皿によそった状態のものも2つ3つ用意してあると助かりますね。片手でトレーを支えたまま、おたまやお箸でよそったりするの、大変なときもあるので。

 サラダも、素材別にずらりとボールが並んでいて、自分の好きなサラダを作れるようになっていました。

 私は海藻と、コーンと、人参をセレクト。中華ドレッシングをかけて食べました。おいしかった♪

 他のホテルだと、サラダはあまり種類がなかったり、選べなかったりするんですよね・・・。

 デザートにはなんとライチがあり。これも嬉しかったです。ディナーのバイキングだとライチが出ることもありましたが、朝食でこれを出すホテルに泊まったのは、初めてです。

 そして、私を喜ばせたお茶漬けセット。
 だし汁が用意してありまして。ご飯の上にトッピング(ゴマ、青葉、ノリ、梅干し、漬物など)をのせたあと、だし汁をかけて食べられるようになっていたのです。
 おかゆはよくあるパターンですが、朝食バイキングでお茶漬けというのも、珍しいかなあと思いました。

 漬物も何種類かあって、選べます。

 朝から油ものとか、肉をがっつり食べたいという人だと物足りない内容かもしれませんが、私はさっぱり系の和食が好きなので、このホテルのバイキングの内容はかなり気に入りました。

 そして、もうひとつ、いいなあと思ったのは広さです。

 バイキングの嫌なところは、混んだときのとりづらさにあると思うんですけど、このホテルは食材をうまく配置して、ひとつの場所に人が集中しないよう工夫されていました。
 なにをどこに並べるか。それを考えるだけで、混雑はずいぶん解消されるんですよね。

 かつ、通路のスペースが十分にとってあるので、その点も安心して歩けました。これ、結構大事なことです。

 それから、テーブルの上に、多少の余裕があるのもありがたかった。細かい話ですが、食材によってはいったんトレーを置く場所も欲しいのです。そのスペースがないと、非常にとりづらかったりします。でもこのホテル、ちゃんとそのへんも考えてあるようでした。

 それだけではありません。私が感心したのは、下膳のシステム。

 不思議なことに、飲食スペースに、スタッフが全くやってこないんですよ。普通は、食べ終わったお客さんの食器を片付けに、大忙しのはずなのに。

 変だなあと思っていたら、なんと食べ終えたらしき近くのテーブルのお客さんが、自分のトレーを持って歩き始めたではありませんか。

 そうか、ここは自分で片付けるシステムなのね。

 これ、意外にいいシステムです。ホテル側からしたら、その分、スタッフを食材の補充などに集中させることができるから。人手が少なくても大丈夫なわけです。客がまだ食べてる最中なのかどうかわからず、放置されるお皿も減って(自分が帰るときに自分が片付けるなら、間違いありませんから)、回転率もよくなります。

 そして私自身が感じたことなんですが。
 各テーブルを見まわって、食器を片付けるスタッフがいないと、ものすごく静かなんですよ。落ち着く。ゆっくり寛げます。

 下膳口のあたりを確認しましたが、特に「セルフサービスで、ご自分の食器はこちらにお持ちください」などという掲示は、まったく見当たりませんでした。それでも、他の人がやっているのをみて、ほとんどの人が自ら、食器を片付けていました。

 ホテル側としては、強制はできないから、掲示はしないのかな?と思いました。

 でもこれ、いいアイデアです。食器を片付けることくらいなんでもないし、その分の労力を、食材の補充や清掃(皿に移す時のとりこぼし)などにあててもらいたいから。

 食事はすべて美味で、大満足でした。 

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