名古屋国際女子マラソン。オリンピックを目指したQちゃんの挑戦は、残念な結果に終わってしまった。27位。
だけど、Qちゃんいい子だな~と思ったよ。
一番悔しいのは自分だろうけど、笑顔で会見もした。そして、オリンピックに出場する3人の、応援をすると言いきった。これって、周りへの気遣いもあると思うんだよね。
たとえ心の中がどうあろうとも。もしかしたら悔しかったかもしれないけど。でも、笑顔で、「選ばれた人を応援します」って言うことは、周りの肩の荷を下ろすことになるんだよ。
ここら辺は想像でしかないけど、Qちゃんはそりゃあ過酷な練習をしてきたわけで。そういうのを見ていたら、きっと周囲は今回の結果に、かける言葉をなくしてしまう。Qちゃんの気持ちがわかるから。
だけど当のQちゃんが、明るく笑顔で会見をして、オリンピックへ行く人たちへの応援の言葉を口にしたら、周りは救われるよ。
一人になったら泣くかもしれないけど。でも、公の場では堂々とああいう態度だったQちゃんを見て、すごくいい人だなあって、あらためて感じたのでした。
例えばQちゃんがショックを受け、号泣の記者会見になったら? 優勝した選手もつらくなってしまうし、周りはもういたたまれないよね。そういうことがわかるから、少なくともQちゃんは大人の記者会見をしたんだなあ。これからもマラソンは続けるとのことで、また私もQちゃんが豪快に走る姿を見たいと思ったよ。
見ていてほっとする人たちというのは、Qちゃんのかつての恩師、小出監督もそうだった。Qちゃんの対してのコメントがとても温かいんだ。たとえ直接の指導はしていなくても、心ではいつも、弟子の行く末を見守ってたんだなあというのがわかる。
解説の有森さんは・・・。いつも思うんだけど、有森さんはあんまり解説に向いてないような気がする。どこか冷たい感じがしてしまうから。
選手としての意識が抜けていないのかな。ライバル心を感じるのだ。いい記録を出したりすることへの、嫉妬のようなもの。
増田明美さんの解説が聞きたかった。声がいいし、増田さんには選手一人ひとりへの愛情が感じられる。どうして今回は解説が増田さんじゃなかったんだろう。
Qちゃんは途中棄権をしなかった。そのことだけでも、すごい精神力だと思う。一度はオリンピックで金メダルをとった選手。先頭集団から離され、プライドは傷ついただろうけど、投げ出さずに走りきる姿勢に感動した。
Qちゃんありがとう。その姿に、元気をもらいました。