許せば自分が救われる

スピリチュアル系の本を読んでいて、ふと思った。

本当は、憎むよりも愛するほうが、ずっと楽なんだよねえ。

誰かをずっと憎むのって、疲れる。

エネルギーが必要だもの。

魂は、愛することのほうが得意だし、それが自然なんだ、きっと。

わざわざ、憎みたくないよね。

そして、ずっと憎み続けるなんてことは、

とてもとても、つらいことなんだよね。

相手がどうとかいうより、

憎み続ければ、それは自分をいじめてるのと同じことで。

その憎しみをおろせば楽になれるのに、

あえて重荷を背負うのは、ちょっと引いた視点からみたら、

ひどくバカバカしいことなのかもね。

だってさあ、みるからに重い荷物をいっぱい背負って、

重いんです、苦しいんです、つらいんです、

どうして私がこんな目にって、泣き叫んでるようなもので。

まあ落ち着きなよ。

その両手の荷物と、背中に背負った荷物を下ろして、

熱いお茶でも一杯飲みなよって、薦めたくなるかも。

そして荷物を下ろした人はきっと、

キョトンとした顔で、目を丸くするだろうね。

あれ、なんか急に楽になったんですけど、なんてね。

体中が軽いです。これなら、どこまでも歩いていけそう、なんて。

それで、よほど大事な荷物かと思いきや、

意味のない岩石だったりね。

これ運んでどうするんだよっていう。

目的もないまま、持てる限りの石を運んで

ひーひー言ってるのが苦しさの原因だった、なんてさ。

誰かを憎み続けることは、そういうことなのかもしれないと、

ふと思ったのでした。

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