うちの近所に最近増えている太陽光発電。屋根の上につけるのではなく、耕作放棄地を買ったり借りたりして、地面の上にパネルを設置している。太陽光発電はエコだといわれているけれど、それは違うんじゃないかなと思う今日この頃。
たとえば家から一番近い土地に、最近設置された太陽光発電機。パネルがまぶしい。時間帯によっては、窓から見たときの反射がひどい。こんなの、住宅街によく設置するなあと思う。なんでも、所有者が20年契約で土地を貸し、それを借りた人が太陽光発電のオーナーをやっているのだとか。窓から見える田んぼののどかな風景が、変わってしまった。
20年で元をとれるのか。20年経ったらどうなるのか、それは誰にもわからない。土台は簡易なものなので、もし強風でパネルが飛んだらどうなるのか。それに、このあたりは土地が低く、大雨で浸水することもあるのだが、その対策はまるでなし。そして、雑草に対してもおざなりな対応しかしていない。軽く草刈機で刈った後、黒いシートで覆っていたけれど、そんなものが20年持つはずもなく。境界のあたりはシートもないし、夏がくれば雑草がパネルに影を作るのは間違いない。
てっとりばやく、除草剤をまいたりするんだろうか。それは嫌だなあ。まいた除草剤は流れて、辺りの田んぼも影響を受けるだろう。ホームセンターに並べられた除草剤の種類と価格の安さには驚愕する。人体には影響はない、というのが本当かどうか。
20KW以上の発電出力がある野立て太陽光発電所は、標識(看板)を設置しなければいけないという法律があるのだが、それが見当たらない。業者の質が悪いのだと思う。オーナーは地元ではなく、遠くの人らしい。投資としてこの太陽光発電を選んだんだろうけど、いざ事故(火事など)やパネルが強風で飛んだりといった非常事態が起きたとき、どう対処するのだろう。このままだと連絡先もわからない。
そもそも、住宅街に野立ての太陽光発電、というのはおかしいと思うのです。これ、喜ぶ人は誰もいない。投資でお金が儲かればいいのか。オーナーは遠くに住んでいるからやれるんだろうなあ。地元の人だと、やらないだろうな。
貸した地主さんは、近くの人なんですが。もし20年の契約を前に、なにかが起きたとしたら。どう対応するんだろう。私は土地を貸しただけですから、といって知らんぷりなのかな。でも機材を置きっぱなしにされたらそのまま? 草が生え放題になってもそのまま?
太陽光発電には危険を感じます。普通に、住宅のすぐ横にパワーコンディショナーが設置されたり。いいのか、それで、と思ってしまう。少なくとも、私は400坪の太陽光発電のパワーコンディショナーの、すぐそばにあるアパートには、住みたくないです。