ダンス オブ ヴァンパイア製作発表

 楽しみにしていた『ダンス オブ ヴァンパイア』の製作発表。ニフティのシアターフォーラムに、出演者の扮装写真が載っていた。

 が~~~ん・・・・・・。山口さん。そのポーズは、夏の露出狂じゃないですか・・・・・。

 

 私の脳内ではクールな伯爵が黒一色のマントに身を包み、陶酔した若い娘の頭をしっかり抱いて、斜め45度の角度で今まさにその白いうなじに喰らいつかんとし、不敵な笑みを浮かべる、的な耽美映像が作られていたのですが、あくまで幻想だったようです(^^;

 うーん。コメディということを演出家の山田さんがかなり強調されてますし、市村さんの写真を見る限り「笑い」がテーマなのはよくわかりますが、個人的には思いっきり耽美な吸血鬼が見たかったです。

 怖くて、悲しくて、ゴシックで、切なくて、重々しいベートーベンの交響曲のようなミュージカル。

 そういうのが見たかったと思ってしまうのは、『オペラ座の怪人』に毒されすぎでしょうか。吸血鬼というテーマなら、十分そういう展開も可能だと思うんだけどなあ。原作に沿うという制約では、無理か。悲劇の作品じゃ別物になってしまう。

 市村さんの写真は面白かった。夜中なのに、部屋で大声で笑ってしまいました。ご本人もおっしゃってましたが、まさに「行き着くところまで行ってしまった」感がありますね。あのポーズ最高です。そして、会見の席で市村さんの横で笑ってる山口さん。とっても幸せそうで私もうれしくなってしまいました。

 あまり人に心を許すタイプの方ではないと思いますが、市村さんとは長い歴史があるのですね。気心のしれた仲のよさが伝わってきました。山口さんがああいう風に笑うのって、あんまり見たことなかったからほのぼのしました。

 伯爵にうなじを狙われる役。サラ役のたまきちゃんとちひろちゃん。たまきちゃん痩せすぎ。ちひろちゃん位がちょうどいいのではと思いました。若いお嬢さんは少しふっくらしてた方が可愛らしいです。

 あの会見用テーブルにニンニクを吊るすというセンスには絶句しました。いいよ、普通に花を飾ってくれれば・・・・・。なんでニンニクなんだ。吸血鬼だから?それにしてもなんだか、間抜けな雰囲気が漂います。

 そっか。コメディだもんな。だけどさあ、なんだか安っぽい感じがしてしまった。あのニンニクは要らなかったような気がする。むしろ、オーディエンスへのお土産こそ、付け牙じゃなくニンニクにすればよかったのに。

 付け牙もらっても困ってしまうのでは? 特上ニンニク(国産品)を飾って、帰りがけに俳優のみなさんから一つ一つ手渡しとか。忘れられない記念になるし、お家に帰ってから料理に使えるし、一石二鳥。

 もしくはトマトジュースなどよかったのではないかと思います。おいしい国産の、極上トマトジュース。

 お土産のセンスはイマイチでしたね。