犬のフン尿で大変な思いをしている、我が家の畑ですが。今日はそれに加えて、知らないおじさんに因縁をつけられるという、大変不快な思いをしました(^^;
畑の横の草地に車をとめて草刈していると、散歩していた知らないおじさんが声をかけてきたのです。
男「すみません。これはおたくの車ですか?」
私「はい、そうです。」
おじさんは、じろじろ見ながら、通り過ぎようとします。
私「あの、何か?」
男「車止めがあるから、ここは入れちゃいけないんだよね」
たしかにここは農道なんですが、畑作業など、農作業をする人の車は、入っていいことになっています。一般車両の通行は禁止です。道路管理者が車止めを設置しています。ただし、その横をすり抜けて通り抜けるだけの幅はあるので、私はそこを通り抜けて畑の横に駐車したわけです。
うちの畑は、公道には接しておらず、農道にしか道がありません。だから、車は農道に乗り入れるしかありません。農作業用の車は入ってもいいことになっていますから、私もなんのためらいもなく、うちの畑の横の草地にとめました。横に舗装された道路(一般車両の通行禁止。農作業者の車だけOK)がありますが、そこにはとめません。あくまでも畑側の草地です。草地も農道の一部なのですが、舗装されておらず、誰も通りません。通る人は、舗装道路(車一台通れるだけの幅、舗装されている)を通るので、草地には誰も入ってこないのです。
私「農作業の車は入ってもいいことになっているんですよ。一般車はだめですけど」
そう話したら、おじさんが反論してきました。
男「だって車止めがあるじゃないか。車は入っちゃ駄目なんでしょ? そのための車止めでしょ」
私「ですから、関係ない一般車両の通行が禁止されているんです。農作業用の車は、入ってもいいことになっています」
男「でも車止めがあるってことは、入るなってことでしょ」
私「(だめだこりゃ、話が通じない)・・・・」
男「この舗装道路はお宅の土地?」
私「これは農道ですよ」
男「この草のとこは?」
私「ここも農道ですよ」
男「なんでこっちだけ舗装して、こっちだけ舗装してないの?」
私「それは道路管理者に聞かないとわかりません。本当は管理者が草刈するところなんですが、一部しか舗装してくれていないし、私が自分で刈っているんです」
男「知ってるよ。あなたが草刈してるとこ、何度も見てるもん」
私「・・・(うわ、気持ち悪すぎる。誰なんだこの人)」
男「俺のこと知ってるよね。」
私「知らないです。どちらの方でしょうか?」
男「そんなはずない。何度も挨拶したじゃん」
いや、たしかに道で出会った人には挨拶するけど、いちいち覚えてないし。喋ったこともない相手のこと、覚えてるわけないよ。
私「挨拶はみなさんにしているので、どなたかはわかりませんが…○○(ここの地名)にお住まいの方ですか?」
男「この近所に住んでる者だけど」
私「〇〇(ここの地名)ですか?」
男「そう。ここは自転車は通っていいんだよね」
私「いいですよ」
男「バイクは駄目だよね」
私「バイクは駄目です」
男「この舗装道路も、こっち側も、あなたが税金を払ってるわけじゃないでしょ?」
私「払ってないですよ。ここは農道なので」
税金っていうか、たぶん固定資産税のことを言いたかったんだと思いますが、もちろん農道の分までうちが払っているわけもなく。でも、なんでこのおじさんに、そこまで言われなきゃいけないのか、だんだん私も腹が立ってきました。でも我慢、我慢。
私「あのう、気になるようでしたら、道路管理者に問い合わせてみたらいかがですか?」
男「いや、ただ聞いてみただけだから」
そう言いながら、男は全然帰ろうとしません。もう明らかに因縁つけてますね(^^;
私とおじさんの会話が気になったのか、畑の奥で作業中の母が道路まで出てきてくれました。
母「こんにちは。おじさんはどこにお住まい?○○さんの旦那さんかと思った」
私「○○さんの旦那さんじゃないよ。全然違うよ」
というか、こんな因縁付けてくる人、近所ではいないと思うのですが…。皆さん、農道に作業用の車が乗り入れてOKなことは知っています。母は特に長く住んでいますので、ご近所さんの顔を一通り知っています。私もご近所さんのことを知っているつもりですが、こんなおじさんのことは知らないです。というか、この地域に昔から住んでいる人は、農道に車止めがあって一般車両が通行できないことも、作業用の車だけは乗り入れが許されていることも、知っています。
母「私たちは〇〇の横の家ですよ」
男「ああ、○○ね。知ってる」
母「おじさんはどちら?」
男「言えない」
私「何隣保ですか?だいたいでいいので」
男「それ言ったら家分かっちゃうから言えない」
母・私「・・・・」
男「別に、因縁付けてるわけじゃないから。気になっただけだから」
そう言って、男はやっと帰っていったのですが、私は思わず小声でつぶやいてしまいました。
因縁以外の何物でもないよ、と。
母が出てきてくれなかったら、まだまだゴネて、車止めが~と、イチャモンつけて帰らなかったでしょうね。たぶんこちらが女性で、しかも一人で作業中だったので、甘く見たんでしょう。奥からもう一人母が出てきて、しかも近所の話をしたので形勢不利で、退散した形です。
もう、本当に気分が悪く、家に帰ってからさっそく道路管理者に電話して確認しました。やはり、農作業用の車なら、乗り入れOKとのこと。というか、そもそもうちは農道にしか接していないので、車は農道に乗り入れるしかないんですけどね。道路管理者がOKと言ってる以上、おじさんに文句を言われる筋合いはありません。
しかも舗装道路は完全にあけて、邪魔な駐車をしているわけでもありません。草刈をしている作業中の車に因縁つけるって、おかしいです。因縁つけてるわけじゃないって、自分でいきなり言い訳始めてたけど、因縁以外の何物でもなく。
私は普段は、畑に行くときは自転車や徒歩です。今日たまたま車で草刈に出かけて、草地にとめ(それも舗装道路にはまったく影響ない場所です)、草刈作業中に、信じられない言いがかりでした。
後から思い返してみると、おじさんはサングラスをかけていて、たしかに過去に何度か、サングラスをかけたおじさんとすれ違って「こんにちは」と挨拶をした記憶がありますが、毎日ならともかく、たまにすれ違うだけのおじさんのことを覚えているわけもなく(もちろん喋ったことなど一度もなく、挨拶のみ)、俺のこと知ってるよね、と食い下がられたのも非常に気持ちが悪く。
知らないって言ってるのに、そんなはずはない、とまで言われて、気持ち悪さは倍増です。
以前に、犬のフンで「俺の犬は高齢でもう長くないから、いいじゃないか。死ぬまでここでフンをさせろ」みたいなことを言ってきた、頭のおかしい飼い主も高齢のおじいさんでしたけど。今度も高齢の、(犬の時よりは若いけど)おじさん。もうこの年齢の人に対して偏見を持ってしまいそうです。たった2人とはいえ、ここまで変なことを言ってくる人、なかなかいないですよ。
嫌な気持ちはなかなか切り替わらず、今後を考えると、またあのおじさんに再会するのかと思っただけで、ゾッとしてしまう。
道路管理者の土地改良区の職員さんは、電話で「もしまた相手が納得しないようであれば、土地改良区の理事長に問い合わせるよう伝えてください」と言ってくださったので、今後はそうするつもりですが。でも、言いがかりをつけられるだけでも、気分のいいものではないです。それに、今日のように、なかなか帰らないのも困るし。
ああいう人って、気に入らない、納得できないなら、自分で道路管理者に問い合わせればいいだけなのに、なんで言いがかりつけてくるんでしょうね(^^;というか、そもそもおじさんには、なんの関係もない話。車で道路が塞がれて通れないわけでもないですし。
車止めがあるから、車が入れないはずだ、との言いがかり。なんだか、日本の農業って、こういうクレーマー対策もしなくちゃならないんですね。農道に農作業用の車が入ることの、何が悪いんだろう。
気になって調べてみたら、車止めがない農道(つまり誰でも通行可)での、一般車と農作業者とのトラブルって、けっこうあるんですね。今回、私の場合は、車止めがある農道でイチャモンつけられたので、多少違ったケースではあるのですが。
でも、農道って、農作業者の車が優先というのは、常識だと思いますけどね。何のための農道?かというのを考えたら、当然だと思います。
ああ、犬のフンに加え、またああいう変な人がうろついてイチャモンつけてくるのかと思うと、畑に出かけるのが憂鬱になってしまいます。かといって、放置すればよくない。所有する土地は、こまめに見回らないと、犬のフン尿やゴミを捨てられたり、不法侵入があったりと、不審者のやりたい放題になってしまいますから。
土地は、こまめに見回ることが大事だと、最近特にそう感じています。放棄地は甘く見られ、荒らされてしまうのです。