楽しみにしていた白洲次郎のドラマ、その第3回でさえ、見ている途中で眠ってしまうほど、慌ただしい9月、10月でありました。
白洲次郎。ラスプーチンの涙。
ラスプーチンと呼ばれた男は、信念を持っていたからこそ怯まなかったし、その生き方に魅せられる人が多いのでしょうね。
横になってテレビを見ていたら、いつしか意識がなくなり。第3回のドラマの内容は、ところどころしか覚えていません。たまたまふっと目が覚めたとき、年老いた次郎さんがなにかを燃やしているシーンだったような。
そのとき、知人から聞いた話を、すぐに思い浮かべました。戦後に大活躍した次郎さんですが、回顧録のようなものは一切残さなかったと。すべての秘密を自分の胸におさめたまま、静かに余生を送り、そして静かにこの世を去ったと。晩年、庭で手紙や書類の類など、燃やしていたとか、そんなことを昔、聞いたような気がします。
ドラマを見ながら眠ってしまい、ふっと目が覚めたときに、そのシーンを見たような記憶があります。あれ、夢じゃないと思うんだけどなあ。たぶん、現実だと思います。
すごく、胸を打たれたのです。
そのシーンが、一番心に残ってます。
5年前にもやっぱり9月、10月は忙しかったのですが。
今年もいろいろあり、それがまた、9月10月で。私にとって、9月10月は、なんだか特別な月なのかもしれません。
数日前、真夜中に玄関の扉を開けて空を見た瞬間、流れ星を見ました。
突然の光にびっくりでしたが、オリオン座流星群の季節だったんですね~。
本当に一瞬の出来事で、願い事を言う暇もないくらいでした。25日までは見やすいそうなので、今日もこれから空を少し眺めて、それから寝ます。
星を見ていると、人の意識とはなんだろうという気分になりますね。今ここに、こうして存在することの意味を、自分自身に何度も問いかけてしまいます。宇宙とは、世界とは、自分とは、なんだろう?という尽きない疑問。
星を眺めるのが、大好きです。