AmazonのCM。ゴールデンリトリバーが名演技すぎて泣けます。
特に印象的なのが、いそいそ近付いたのに赤ちゃんに泣かれてがっくりその場を去り、離れたところからそっと家族をみつめるその表情。
何ですかあれは。見るたびに泣きそうになってしまいます。なんて寂しそうな佇まいなんだろうと。特別大げさな表情を作ってるわけじゃないのに、目がすべてを語っている。もはや犬というより、人間ですね。
赤ちゃんが泣いたとき、犬が、笑ったように開いていた口を、すっと閉じるのがまた、人間ぽくて。笑顔→真顔になった瞬間。そして誰に促されることなく、自らその場を立ち去る背中。
楽しそうな一家団らんを、少し離れた場所で無言でみつめるその目は、誰を責めているわけでもないのです。ただ、寂しく、哀しいのです。
赤ちゃんがまた可愛いんですよね。若夫婦の初めての子供という設定なのでしょうか? お父さんお母さんが赤ちゃんにデレデレになってしまうのも納得。でも、ぽつんと一人ぼっちになってしまった犬のせつなさも半端ない。
ライオンのたてがみを注文し、犬と赤ちゃんが仲良くなってめでたし、めでたし、というこのCM。短い時間の中でよくここまで物語を表現できたなあと思います。