不自由はあって当たり前

中国武漢から世界中に広がったウイルス。武漢熱クライシス。

私も、どうしても必要な仕事以外は不要不急の外出を避ける、ということを続けてます。本当は外出予定だったことも取りやめたり。親戚の老健も、面会禁止になりました。

でも、私はこれ、当たり前だと思ってます。だって緊急事態だから。誰も経験したことのない未知のウイルスが、今後どうなるのか。今は、感染を広げないことがなによりも大事。

安倍首相が小中学校に休校要請をしたこと、そして、韓国と中国からの入国に9日から規制をかけること、これは本当に必要な措置だったと思いますし、大賛成です。

特に、韓国と中国からの入国を規制しないことには、いくら国内でウイルスの撲滅作戦をやっても無理だと思う。それぐらい、両国の感染の現状はひどいことになっていて。日本としては遅すぎるくらいの措置ですが、それでも反対や批判の声があって。安倍首相の決断を批判する人は、きっと日本を貶めたいひとなんでしょう。むしろ、日本がひどいことになるように誘導したいんだろうな。

マスクやトイレットペーパーの不足騒ぎも、今後の教訓だなあと思うのです。マスクに関しては、転売を厳しく取り締まる法の整備を進めたり、非常時には自治体が住民に配る配給制を取り入れたりする必要があるのかなと。
そして、生産を中国に頼り過ぎれば、中国になにかあったとき、不足の状況は長期間に及ぶから、本当に大事なものは国内で一定量生産する体制がないと困りますね。

特にマスクは、病院。ここは最優先で配ってほしいです。医療従事者、政府関係者、自衛隊、警察、消防。この方たちが倒れたら、社会がまわっていかない。

私はトイレットペーパー、普段から3か月分は備蓄しているので、今回の騒動があっても全く困りませんでした。むしろこういうときこそ、買わないようにしようと気を引き締めました。本当に困っている人の手に、渡るようにしなければ。うちの近所では、もうトイレットペーパーは山積みになっていますが、私はしばらくは買い足しをやりません。困ったり不安に思っている人、どうぞ買ってください、という気持ちです(^^)とにかく、品薄のときこそ、むしろ買わないようにしようと思ってます。備蓄するのは、まったく世間が騒いでいない、困っていないときの話です。

マスクに関しては、近所のお店でそーっとレジ横で目立たないように売っているのを発見しましたが(たぶん客が殺到するのを避けるためでしょうね)、もちろんこちらもスルー。買いません。必要ないので。
私は布のマスクを、熱湯消毒して日光に干して何度も再利用してます。マスクも、本当にそれを必要とする人が買えばいいのです。

ただ、転売は厳しく取り締まらないといけません。いくら一定量供給されても、片っ端から買い占められてしまっては、本当に必要な人の手に届かないから。悪いことをする人に、正論を説いてもやめてはくれない。罰則を作って罪に問うことでしか、抑止力にならない。

なんだか、今回の武漢熱の拡大で、いろいろと考えさせられることが多いです。議員さんの考え方も、よくわかってくる。誰が本当に日本のことを考えてくれているのか。批判しかしないで代案を出さない人などは、どんなにきれいごとをいっても、しょせん日本を貶めたいだけの人です。他国のスパイなんだろうなと思って、生暖かく見てます(^^;
こういうときって、その人の本音が出る。危機に接したとき、どの人が本当に国のことを考えてくれているのか、見えてくる。

クルーズ船、ダイアモンド・プリンセス号の騒動も、その後の経過も含めて、なにが正解であったのか、今になっていろんなことがわかってきましたね。日本は外国の一部のメディアに酷評され、それを盾にして安倍首相や政権批判する人がいましたが、今アメリカでグランド・プリンセス号が、ほぼ同じ状況になっていて。アメリカがどういう措置をとったかというと、まずなによりも、着岸を拒否しました(^^;

3533人もの人数を、一気に隔離収容できる施設はないし、検査だって一度には無理だし(その検査自体、100パーセントの精度じゃないですしね)、下船や隔離作業時に、他の人に感染する危険性や、新たな施設にかかる経費、人員などなど、総合的に考えたらまず、船に留め置くというのが現実的な策なんだと思います。もちろん、他にもっと良い人道的な方法があれば、それをやればいいですが、ない以上はどうしようもないし、だから着岸拒否、なんだと思います。

むしろ日本は、ものすごく人道に配慮した措置をしたのだと。
隔離して観察期間が過ぎれば乗客を下船させ、後で「危ない」と非難されましたが、でもあの時点では、一度陰性になった人が再び陽性になる危険は指摘されていなかったし、14日間という隔離期間が妥当と思われていたのだから仕方ない。強硬に隔離措置をとれば、それこそ、「人権ガー」という人たちが黙ってはいなかったでしょう。日本は、あの時点でできる限りのことを、精一杯やったんだと思います。その凄さが、時間を置いてみえてきた。今後、グランド・プリンセスのやり方を見たら、さらにいろいろ、わかってくるものがあると思います。

未知のウイルス。武漢熱。いろいろ大変な事態ではありますが、私は希望を持っています。生活習慣とか国民性とか、医療体制、栄養状態、どれをとってみても、日本は他の国より武漢熱が広がりにくいだろうなあと。

挨拶としてのハグやキスなど、肉体的な接触は日常あまりないですよね。そして宗教行事としての定期的な集まりも、あまりない。(あっても、しばらくは自粛で開催されませんね)
トイレの清潔さは世界一といってもいいし。今度の騒動があってから、手洗いうがいを、よりたくさんの人が当たり前にするようになりました。
実は私も、以前はあまりうがいをしなかったのです(^^; あ、手洗いはしてましたけども。今は帰宅したら、念入りにうがいしてます。
そして、より多くの人が、マスクをするようになった。私も、毎年ほとんど(老健の面会以外は)マスクをしなかったのですが、今年はどこにいくのにも、人がいるところに行くときはマスクをしてます。

とにかく、個人にできることは、広げないこと、ですね。感染しないこと、広げないこと、これに尽きます。屋内で大勢が集まるところを避ける、そういうところに長時間滞在しない、症状がなくてもマスクで唾液が飛ぶのを防ぐ、などなど。地道ですが、がんばっていきましょう。熱があったら、体調不良を感じたら、無理せず休むことも大切です。

経済も、とても大切なので。すべての動きを止めるわけにはいかなくて。だから、できる範囲で、できるだけのことをしたいなあと思います。

これからの生活は、たぶん今までとは違うことがたくさん出てきて、大変なことも多いかもしれないけど。隣近所、地域全体で。そして日本全土で、乗りきりたいです。不自由は、あって当たり前かなと思います。

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