犬のフン置き去り犯人再び

この頃、畑にしばしば不審な足跡が残っているのです。毎日というわけではないのですが、柔らかい土に刻まれた人間の靴跡は、明らかに私のものとは違います。気になって、自分を含め家族の靴を全部調べてみましたが、一致するものはありませんでした。

誰か、畑に入ってきている人がいる・・・。用心しないといけません。

そして、さらに決定的なのは犬の足跡です。畑の入口を入ってすぐのところに、犬の足跡がありました。

これを見た時、私の脳裏に嫌~な記憶が蘇りました(^^;

そう。去年のGWに、犬のフン置き去り犯人をつきとめたときのこと。あれ以来、基本的にはフンの置き去りはなくなっていましたし、畑に大きなゴミが捨てられるようなこともありませんでしたが、このはっきりとした侵入の跡を見ると、もしかしたらあの高齢の男がまた、うろついているのかもしれません。

当時の記事はこれ→犬のフン置き去り犯人をつきとめる

そして昨日のこと。

昼間に畑に出かけることは最近めったになくなっていたのですが、久しぶりに平日の昼間、作業に出かけました。その途中、前方に不審な男が見えました。

犬を連れています。ん? なんだか去年の、あのフン害コンビに似ている・・・。でも、決めつけてはまずい。犬種もよくあるタイプだし、似たような風体の人はたくさんいるし、まさかね。あのフン害男だって、もう恥ずかしくてうちの畑のそばを通れないだろうし。

その男は、犬を散歩させるというより、犬を遊ばせながら歩いています。犬は、道路ではない私有地の敷地の匂いを嗅いだり、草の上で転がったり、マーキングもしています。

さすがに、そこの地主でもないのによそのお宅の土地のことで注意するわけにはいかないですが、もしうちの畑に入るようなことがあれば、そこはきちんと抗議しなければと思い、その男の後ろを、距離をとってゆっくり歩きました。すると、その男が振り向いたのです。それから、何度も、何度も。ちょっと歩いては、またチラチラとこちらを見ます。

ああ、この感じは・・・あの男です。もう本当に不審者です。こっちが気になって仕方ないという様子で何度も何度も振り返ります。

うちの畑のところまでくると、さすがに畑の中まで侵入することはありませんでしたが、うちと隣地との境界のところに犬を入れて、犬は匂い嗅ぎとマーキングをしていました。道路沿いならともかく、そこから2メートル入った場所です。こんな風に犬を入れるのは、もうあの去年のフン害男とみて、ほぼ間違いないでしょう。

私はゆっくり、畑の入口から中に入って、男をじっと観察しました。男は、私が畑にいるのを見ましたが、慌てて逃げる様子もなく、犬を遊ばせては振り返り、また少し歩いては振り返り、相変わらずこちらをじっと見ています。

私は猛烈に腹が立ってきました。もう、なんなんでしょう、この人。まだコソコソ逃げるならわかる。でも、こんな風に私がじろじろ見られる筋合いはない。

この1年、基本的にはフンの置き去りはないとはいっても、連続ではなく、単発的なフン害はあったし(連続ではないから、突発的なものだと思い我慢しましたが)、あれももしかしたらこの男だったのかも。

とにかく、後ろを何度も振り返り、こっちをじろじろ見るのが不審すぎます。普通の散歩の人なら、さっさと行ってしまいますから。こちらを気にしつつ、でも逃げるわけでもない、そのずうずうしさが、私の怒りに火をつけます。

でも、確実に去年のフン害男と同一人物であるかどうか、まだわかりません。あんまり思いこみすぎてもいけないしなあ。そう思いながら、畑の入口付近で作業をしていると。

10分ほどたって、あの男がまた、さっき去っていったのとは別の方角に立っていて、こちらをじっと見ているではありませんか!

もうこの時点で、これは放っておけないと思いました。その男は、相変わらずこちらをチラチラ見て、気にしています。そして、少しずつ少しずつ、犬を遊ばせながら移動して去っていきました。

それからまた10分経ち、男の姿が見えなくなったのを確認してから、私は、男が本当に去年のフン害犯人と同一人物なのか、確かめてみようと思いました。どこに住んでいるのかはわかっています。

たんぼ道を歩いていて、ふと右手を見て、ぎょっとしました。田んぼの中に男が、座っていたから。気持ち悪いです。その田んぼだって、よその家の土地ですよ。子供が遊びで入るならともかく、大人が田んぼの中に座り込んでるって、やっぱり変。

私は、まっすぐに男の自宅へ向かいました。犬小屋を確認。犬はいません。やっぱりさっきの男が、去年のフン害犯人です。そりゃそうです、あんな変な人はそんなに何人もいません(^^;

怒りに燃えていましたが、まずは今後のことを考えないと・・・。普通なら、フン害の現行犯で注意された時点で、その場所には2度と来ないでしょう。恥ずかしいから。でも1年も経たずに、ずうずうしくまたやってきたということは、今後なにもしなければ、さらにエスカレートする可能性も。

このところ、畑の中に謎の男の足跡(大きいので、たぶん男だと思う)や、犬の足跡があるのを見ると、知らないうちに不法侵入されているのは確かで。この不法侵入がこの男であるかどうかは、そりゃあ100%ではないですが、ほぼ間違いはないかと。

とりあえず、畑の周囲にコショウをまきました。道路から2メートル入ったところなので、あえて侵入しない限り、他の犬や、子供などには無害です。それに、もし触ったとしてもコショウなら、安全。

この方法なら、2メートル侵入し、マーキングのために匂いを嗅ぐような犬だけをピンポイントで、遠ざけることができます。

しばらくは、畑の周囲に数日おきに、コショウをまきます。それと、監視カメラを設置することにしました。

もしエスカレートしたら、警察に相談するつもりですが、まずは証拠を集めないといけません。誰が侵入しているのか。いつ、どんな頻度で、何をしているのか、動画を撮るのが一番です。

少し調べてみましたが、今のカメラって性能いいんですねえ。動くものに反応して撮ってくれたり、夜間も赤外線で撮ってくれたり。スマホに通知してくれるタイプもあるから、すぐに畑に駆けつけることもできるなあ。夜間はさすがに、危険を考えて行かないけども。

畑で、電源がないからどうかなと思っていたけど、ソーラーパネルや乾電池タイプでなんとかなりそうです。

これからどんなタイプを買うか検討して、侵入者に備えたいと思います。何かあったときのために、防犯カメラは強い味方です。

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