犬のフン害とトウガラシ

マナーの悪い飼い主との戦いはまだまだ続いていますが、希望が見えてきました。今日は、トウガラシの粉が効いているのを、目の前で確認しました。

白い小型犬を2匹連れた人が、うちの前で犬に匂いをかがせていました。これは、匂いをクンクン嗅いだ後、マーキングするパターンです(^^;

私はちょうど外出先から戻ったところで、家に入らずに立ちどまってそれを見ていたんですね。犬の飼い主は私に気付かず、犬に自由に匂いをかがせています。

今日はトウガラシの粉をまいたので、犬の反応が気になります。見ていたら、意外なことに犬は全く嫌な顔をしていない。くしゃみもなし。むしろ、興味津々といったふうに、執拗に匂いを嗅いでいるではありませんか。

こりゃ駄目かなあ。嫌がってないもんなあ。そう思って見ていたら、犬はさんざん匂いを嗅いだあと、マーキングをせずに歩き始めました。

これだけ時間をかけて匂いを嗅いだ後、マーキングをしない犬、というのを見たのは初めてでした。匂いを嗅いだらたいてい、マーキングはしますから。マーキングは量は多くないですが、これをやられてしまうと、次に来た犬も必ずその上にマーキングするようになり、その場は確実に犬の公衆トイレの場所になってしまいます。

でも、トウガラシをまいた場所で、その犬はマーキングをしなかったのです。しかし喜んだのもつかの間、少し歩いてまた、匂いを嗅ぎ始めました。そこもまだ、うちの家の前です。

やっぱりクンクンと、丁寧に匂いを嗅いでいます。でも、そこでも結局、マーキングをしなかったのです!

ちょっと感激しました。トウガラシ、確実に効いてます。たくさんの量をいっぺんにまくのではなく、朝晩、気が付いたときに、ササッと少量まくようにしています。時間がたつと香りが飛ぶように思うので。量よりも、頻繁にまいたほうが効く感じです。家の周囲に全部まくと、大量のトウガラシが必要になってさすがにそこまで毎日お金をかけられないので、気になる場所だけをピンポイントでまいています。

家の前で犬にフンやおしっこをされたとき、いちいち注意するのは嫌ですよね。それにずっと見張っているわけにもいかないし。その点、トウガラシをまくのは犬や人の健康にも影響がないし、少量で目立たず、しかも効果抜群。これは即効性のあるお勧めの方法です。雨で流れたとしても、環境を汚す心配もありません。なにしろ、食べられるものなので。

「フンをしないで」の看板をつけることも考えましたが、マナーを守っている人まで嫌な気分にさせてしまうのは、申し訳ないし。それにこの看板は、ネットで評判をみたら、あまり効果がないみたいです。確かに、マナーの悪い人は看板とか気にしないでしょうね。

ネットでフン害に悩む人の話をいろいろ読んでいたら、看板をつけたのにそれでも、被害を受け続けている人もいて、同情しました。お金も手間もかけて、それを平気で無視されたら、怒りは倍増するでしょう。

フンを持ち帰らないのももちろん駄目ですが、持ち帰れば人の家の前でフンをさせてもいいかといえば、それは違うと思うし、おしっこだって蒸発するからいいという問題ではないですし。やはり、排泄は自分の家でさせるべきだと思います。うちは田舎なので、昔は荒れた草むらなども近所にありましたが、このところどんどん家が建ちますし、田んぼや畑は、いくら自然のものとはいえ人が管理しているところなので、そういうところを犬のトイレにするべきではないと思うんです。

やりたいなら、自分の家の前か、自分の家の中でどうぞ、ですよね。他人の家ではなく。

トウガラシのおかげで、家の前が犬のトイレにならなくてよかったです。犬の様子を見守った後で、飼い主にも挨拶をしました。飼い主は、まさか私がここの家の人と思わなかったみたいで、少し慌てていました。たまたま今日はトウガラシのおかげでトイレはさせていなかったですが、トウガラシがなければ確実にマーキングしてたでしょうからねえ、あの様子だと。

そして、私はその飼い主の前でわざわざ、落ちていた小さなゴミを拾い上げました。「きれいにしてますよ」アピールです。

別にこの飼い主がいなくても家の前なのでゴミは拾いますが、人が手でゴミ拾いをしているのを、飼い主にみせるのは効果的だと思ったのです。そこの住人がゴミ拾いをしたり花の手入れをしている場所で、犬におしっこをさせることは普通の人なら申し訳なく思いますから。

犬の飼い主は、そのまま去っていきました。とりあえず今日のところは、トウガラシ作戦、そして、ゴミ拾いを見せる作戦は大成功だったと思います。挨拶もしたし、きちんと監視の目があるぞ、というアピールにもなったのではないかと。やはりそこの住人の目の前では、さすがに犬にフンはさせないでしょう。人の目、というのも大事です。

うちは少し離れたところに畑があって、その畑の前も犬のトイレにされてしまうときがあるので、このところ、畑にも頻繁に通うようにしています。畑で作業していると、その姿を見て、犬に匂いをかがせずさっさと歩かせる人が多いです。畑に人影がないと、「誰もいないからいいだろう」という感じで、犬に排泄を刺せる人、けっこういるんですよねえ。

畑の前の草は、私が定期的に手刈りしています。今の季節だと、刈られて丈が低くそろった草が、青々と芝生のように広がって、まるでドッグランのようなのです。いかにも気持ちのよい風景で、犬をそこで遊ばせたい、という気持ちもわからなくもないですが、トイレにされると困るんですよね。不潔だし。ゴミを拾うのも、こまめに草刈をしているのも、畑周りをきれいに保っているのは私なわけで。よその犬のトイレにするためにやっていることではないのです。犬のトイレは、自分の家でさせてほしいです。

頻繁に見回ること。管理している人間がいると、犬の飼い主に認識させること。顔を合わせたら挨拶すること。ゴミを拾い、草を刈り、場を綺麗に保つこと。ときどきトウガラシやコショウをまくこと。

トウガラシとコショウなら、今すぐできて簡単です。

今後は、1年かけてハーブを植える予定なので、どんなハーブが犬に効いたか、また様子をみて書きたいと思います。

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