日々、散歩中の犬のフン尿やマーキングに悩んでいる私ですが、猫フン被害はあまり気にならないんです。
でも、ホームセンターで犬の忌避剤を見ていたら、たいてい「犬・猫」とワンセットの表記がされています。猫に関しては、猫専門の忌避剤も複数売ってました。
ということは、猫のフン尿被害で悩んでいるお家も多いのかな、と思います。
私の、猫フン被害が気にならない理由は、次の2点です。
1.猫フン被害があっても、防御策をとれば解消されるから
2.猫は、犬のように毎日人間が連れてきて、同じ場所にさせるということがないから。
この2点について、今日は書きたいと思います。
まずは、1の、防御策について。
我が家も、猫フン尿被害は、あることはあります。でも続かないですね。なぜかというと、防御策をとると、猫が諦めてその場所でしなくなるので。
だから、犬の散歩中のフン尿(これは日課に近く、毎日されます)にくらべると、全く気にならないレベルです。
ではその防御策をご紹介します。基本的に、お金がかからず、あるものを利用するだけで済みます。
それは・・・・猫フンがされた場所に、嫌なものを置くこと、です。
具体的には、うちは田舎で庭木がたくさんあり、それらの剪定の枝がたくさん出るのですが、その小枝をフンの場所に置いておきます。猫は砂場のような場所が好きですので、枝があって安心して座れない(痛い)と、そこにフンはしません。
普段、剪定した枝は、木の根元に敷いて自然に朽ちさせています。腐ればそれがまた、樹木の肥料になりますし、木の根元は土が裸の状態であるより、下草があったり、そうした枯れ枝があったりした方が木のためになります。我が家の猫対策は、その枯れ枝を、必要な分だけ持ってきて、フンの場所周辺に置くだけです。これで、猫はその場所にフンをしなくなります。
また、人間はたいてい柑橘類の匂いが好きですが、猫は嫌いなので、みかんの皮などを置いておいても効果あります。ただし、ゴミを置いているようにみえて、見た目は悪くなるので場所によっては使えない手段かもしれません。
人目につかないような場所なら、堂々とできますね。みかんの皮を並べることで猫避けになります。
また、我が家ではただの小枝でなく、トゲトゲの枝を敷くことでも、猫を防御できています。みかんなど、種類によっては結構なトゲがあります。また、薔薇も鋭いトゲがありますね。でもこれ、人間も怪我しやすいので、取り扱いには注意してください。猫避けで置こうと思って手にしたら、自分の手が傷付いた・・・とならないように。
また、トゲのある枝は、枯れてもトゲの部分だけは丈夫で残りますので、最後まで気遣いが必要だと思います。そこにトゲのある枝を置いたことを、忘れないでください。猫がそこでフンをしなくなった後は、撤去し、土を深く掘って埋めると安全です。そうでないと、うっかり枯草と一緒の扱いで手で触れてしまい、「イタタ!」ということになります(^^;
トゲというと、アロエも有効です。
私は実際に、アロエもちぎって使うことがありますね。ただ、その場所に置くだけで簡単です。アロエは増えますので、増えたものを根ごと、その場所に植えてしまってもいいと思います。
ということで、猫に関しては、お金もかからず簡単に防御策がとれますし、効きますね。実際、小枝やトゲのあるようなものの上で、フンは出来ません。無理です。
それに、猫も「悪い」ということはわかっていますから、畑や庭で悪さをしているときに、人間と出くわすと丸逃げです。その態度を見ただけでも、私は猫に関しては許せます・・・。
今は、飼い猫を外に出しているうちはあまりいなくて、うちの近所を徘徊して悪さしているのは野良猫です。野良猫も、元をただせば人間が悪いです。捨てた人に責任があります。野良猫は野良猫なりに一生懸命生きているのがわかるので、フンをされても、あんまり腹は立たないです・・・。臭いけど(苦笑)
犬に比べれば、全然マシですね。犬は、飼い主が本当にひどすぎますから。人の家の前、人の畑の前で、毎日連れてきてフン尿させて、それが当たり前で。注意されても、「フンはとればいいんでしょ。おしっこは仕方ないでしょ。犬なんだからいいじゃない」という態度で、謝罪はありませんから。
この話は、上記の 2.猫は、犬のように毎日人間が連れてきて、同じ場所にさせるということがないから。 ということにつながってきます。
そう。私が犬に対してだけ本当に腹が立っているのは、その犬を連れてきているのが、分別ある人間だから、というのが大きな理由です。「悪い」とわかっていてやっていることが本当に悪いのです。自分の家の前や、自分の家の庭でフン尿をさせるのが汚いので、わざわざ、毎日散歩でやってきて、よその家の前でフン尿させることは本当にひどい話だと思います。
- 出かけて行って、行った先で排便、排尿させましょう。そこならうちと離れているから平気。
- 自分の家ではさせない。汚いから。
そういう考え方が本当に、許せません。
猫は、猫だから許せますね。防御策で、対策もとれますし。
むしろやっかいなのは、犬です。看板を立てても、直接注意しても、飼い主の感覚が変わらない限り、フン尿やマーキングの被害は収まりません。
犬も、よその家の前をわざわざ選んでフン尿しているわけではないのです。
飼い主がそこに散歩で連れてきて、立ちどまり、むしろそこでするように、犬にフン尿を促していますからね。立ちどまっていますから。犬も当然、飼い主の意向をちゃんとくみ取って、そこでしっかり排便、排尿、マーキングなどしていきますよ。
犬に罪はありません。犬のフン尿、マーキング被害の責任は、飼い主が100%です。
そして犬も、猫と同じように対策をとりたいですが、フン尿やマーキング被害の場所が、道路と敷地の境になることが多いため、猫と同じ対策はとれないのが残念です・・・。
道路際に、小枝なんて置けません。自分の敷地内ならいいかもしれませんが。
それでも、たとえ敷地内でも道路に近いところだと、ゴミに見えて汚いですし、風で飛ばされて道路の真ん中に落ちたりしたら迷惑ですし、ましてそれがトゲのあるものなら、危ないです。この方法は、犬には使えません。
私も、道路から離れた場所の、自分の敷地内での猫フン被害は、「小枝、薔薇の枝、みかんの皮、アロエなど」で防ぐことができていますが、道路際の犬フン、尿、マーキングには、これといった決定打がないのが実情です。
フン尿の現場をおさえて、犬の飼い主に直接注意する、というのが最後の手段だと思っていましたが、それでもなお逆切れして、反省がない飼い主が複数いるのが現実なのです・・・。なんだかもう、私の常識では考えられません。もし私が逆の立場なら、直接注意されたら恥ずかしくて、二度とその場所を通れません。散歩コースも変えます。
でも、そうじゃない人がいるんです。
だから、もう20年以上前から犬のフン尿被害に悩む人が多いし、いまだに解決策がなく、ネット上でも議論されているんでしょうね。
ともかく、犬フンに関しては「これだ!」という決め手をまだ見つけられないのですが、少なくとも猫フンに関しては、我が家では解決できていますので。
もし悩んでいる方がいらっしゃったら、上記のことを試していただけたらと思います。
私が実際にやってみて、効果のあった方法です。