不法侵入とフン尿被害

またやられてしまったよ、犬のフン尿被害。

前回、「この頃、家の前の犬のマーキングはだいぶ減ってきた、ように思う。」だなんて書いたばかりだったのに。本当にこの犬問題、イタチごっこです。

対策しても対策しても、完全にゼロにはならない。

今日は、18時30分頃、家の前ではっきり現場を目撃したので直接注意しました。それがまたひどい状況で。

犬の侵入を防ぐためにわざわざロープを張ったのに、なんと飼い主はそのロープの下を犬にくぐらせて、芝生の上でおしっこさせているという・・・・。

窓から見ていて、目の前の光景が信じられなかったです。しかも、今日の犬(若い柴犬です)は、臭いを嗅ぐ素振りも一切なく、ためらいなくロープをくぐり、我が家の敷地で即座に排尿。これは慣れてますね。毎日やっていることなのでしょう。

私は18時前後には家にいないことが多かったので、これまで気が付かなかったのだと思います。他の時間帯には、注意して見ていたのですが、今日この時間帯にたまたま注意深く外を見ていて、犬におしっこさせている現場をおさえました。

犬がおしっこした場所は道路際ではなく、はっきり、犬の体全体がロープをくぐった位置の場所です。不法侵入・・・。飼い主は敷地に入らず、犬だけを我が家の敷地に入れて、排尿させてました。もしかしたら排便もしようとしたのかも。でも即座に私が大声で、「すみません、そこに入れないでください」と叫んだので、飼い主は慌ててロープの外に犬を引っ張り出しました。

今日の飼い主は3人組です。

おばあさんと孫2人。おばあさんは70才前後。孫は小3と小4くらいの女の子です。犬のリードを持っていたのは、女の子。当たり前のように、犬にロープをくぐらせて、うちの敷地に入れて芝生の上で排尿させてました。そしてそれをみているおばあさんと、もう一人の女の子。

私が大声で「そこに入れないでください」と叫んだら、おばあさんは「すみません」と言って、ささっと歩き出しながら、わざと私に聞かせるように女の子たちに説教を始めました。

「よそのおうちに犬を入れちゃだめよ」と。

いや、それ今さら言う?というか、かなりわざとらしい。逃げながら説教するのではなく、まずは私に謝罪するべきじゃない?現場を見られたのだから。

そして、リードを持っている女の子にも、謝らせなきゃいけないことだと思う。幼児ではない。十分、善悪の区別がつく年齢だ。

私は怒りに震えながら外に出て、3人が立ち去るのを見送りました。女の子たちは結局謝罪なし。おばあさんは、孫に説教するポーズ(まさに、私に見せつけるためだけに説教のフリをした、と言う感じ)。

さて、どうしましょうか。ただ怒ってるだけでは解決しません。このまま放っておけば、臭いにつられて、後から来た犬たちが尿の追いがけをするでしょう。

落ち着け―、落ち着け―と、自分に言い聞かせながら、バケツに水を汲み、何度も水をまきました。道路際までたっぷりと。本当は消毒薬も撒きたいくらいですが、うちは雑草もすべて手作業で取っていますし、農薬や肥料を一切使わないやり方で植物を育てているので、ハイター等は使えません。水を大量にまくしかありません。

ひとしきり水をまいた後で、考えました。

今回侵入された場所。ロープも張ったし、道路際の部分は芝生を取り除いてハーブのタイムとドクダミを植えて、臭い対策はやっていたつもりだったんですよね。それでも、なんのためらいもなく犬に侵入されてしまった。これからどうしようか。

でも、もう忌避剤や木酢液を大量に買い込むのは、嫌です。去年から、何万円という単位でお金を使っているから。よその犬のために、どうしてそんなお金をかけなければいけないのか。ロープまで張って。入れないように対策して、また毎日毎日、忌避剤をまくような生活はもう嫌です。

犬の忌避剤も、木酢液も、正露丸も。臭いで犬をよせつけないものは、雨が降るととたんに効果が薄まってしまう。だから、雨のたびにまかなければいけなくて、負担が大きいのです。金銭的にも、労力的にも。

ひとまず、犬が座り込んでいた場所。水をまいてびしょびしょになっている場所の、芝生を一部掘り返しました。しっかり根を張っているから、スコップもなかなか入らず大変です。

そしてそこに、新たにタイムを植え付ける。

これ、ちょこちょこ植えてあったんだけども。今回の侵入には効かなかったんだけども。でも、ひとまずピンポイントでこの場所の臭いを、犬の嫌いなものに変える必要がある。あの犬は慣れてた。おそらくここで排泄するのが習慣になってる。だったら座る場所に臭いのする植物を植えた方がいい。

その後、道路際の芝生も掘り返し、そこにはドクダミを植えました。冬になると枯れてしまいますが、ひとまず今の季節は生育旺盛です。独特の臭いは人間の鼻にも届くくらいなので、犬よけの効果があることを期待します。

あーそれにしても。

私はいつまでこの、犬対策をやらなければならないんだろうか。どうして人の家に、勝手に侵入して犬におしっこさせるのか。考えられないほど失礼な話です。侵入させまいと設置したロープ。そのロープの下を犬にくぐらせて、わざわざ人の家で汚い排泄をさせるだなんて。信じられません。

芝生を掘り返すのは結構な力作業で、でもそれをやりながら、私の怒りはおさまりませんでした。書いてる今も、腹立ちはおさまりません。

ところが、30分後の19時頃、信じられない出来事がおきます。

なんと、さっきの3人組が戻ってきたのです!

いやいやいやいや・・・・・・・(^^;

まさかでしょう。普通恥ずかしくて、2度と来られませんよね。人の家に犬を侵入させて、おしっこされてるの目撃されて、抗議されたあげくですよ?

3人組は一切悪びれず、にこにこしながら戻ってきました。散歩が終わった~ということのようです。私には、ここを通る神経が、全く理解できませんでしたが。

恥ずかしいことをしたとか、申し訳ないとか、顔向けできないとか、ないのかなあ・・・。というか、私としては二度と、ここを通らないでほしいです。だって、見てなかったらまた何度でもやるでしょ?

帰っていく3人を、そのまま見逃すことはできません。そのままニコニコ見送ったら、3人は何度でも同じことをするでしょう。私が見ていないときには、やりたい放題だと思う。それくらい、まったく罪悪感がない行動です。現に「犬を入れるな」と抗議された家の前を、再び堂々と通って帰ろうとしているのだから。

「一匹犬におしっこされると、後から来た犬がみんなしていくんですよ。フンの被害も何度もあったし、本当に困るんです」

私は、家の前に来たおばあさんに話しかけました。さっき注意されたばかりなのに、本当に同じ人物なのだろうか、と思いながら。でもやはり、さっきのおばあさん。そして小学生の姉妹。首に赤いスカーフを巻いた若い柴犬。

おばあさんは、答えました。

「すみません。でも私はフンは拾ってますよ」

いやいやいやいや、フンを拾ってればそれでいいのか? 確かに今日目撃したのはおしっこだけだったけど。あの慣れた様子だと、毎日のようにうちの芝生の上で排泄させてるよね。フンは拾えばいいってもんじゃないよ。そもそも人の家の前で排泄させちゃだめだし、まして、人の家の敷地内に犬を侵入させるなんて、うちは犬の公衆トイレじゃないよ!!!

言いたいことは心の中を駆け巡りましたが、私はぐっとこらえました。感情的にならないように、かつ、一番効果的な言葉はなにかと考え、こう答えました。

「おしっこはさせてましたよね。私、見てましたから

ぐぐっと、言葉につまるおばあさん。フンは残っていなかったのでそこを追及しても証拠がありませんが、おしっこに関しては私が現場を目撃していますから、言い逃れはできません。

私は、おばあさんに何かいうよりも、女の子の方に注意した方がいいな、と判断しました。おばあさんはこれまでの人生で、この年になるまで、人の家の敷地で犬に排泄させるという常識ハズレを、何とも思わず生きてきた人です。これまでの人生で貫いてきた生き方は、今さら直らないでしょう。
それよりは、この小学生の女の子の方が、まだ更生の可能性がある。今後の人生は長いですし、今回のことをきっかけに「よその家の前や、ましてよその家に犬を入れて、排泄させるのはいけないこと」だと理解させなければならないと思いました。

といっても、長々と、くどくど説教しても仕方ありません。

私は、2人の女の子のうち、年長の子の方をじっと見つめてこう言いました。

「あなたのお家の玄関に、よそのおうちの犬がやってきて、おしっこしたら嫌でしょう?

自分が嫌なことは、人にやったら絶対に駄目だよ」

精一杯の気持ちをこめました。

女の子は、何も言いませんでした。もう1人の子も、黙っていました。おばあさんは「すみませんでした」と言って、3人はそのまま立ち去っていきました。

女の子が、これをきっかけに考えを改めてくれたらいいのですが。でも、また明日も明後日も、うちの前を犬連れで通るのか? そう考えると非常に腹が立ちますし、憂鬱です。こんなの、注意する方だってものすごく嫌な気分です。人の家で犬にフン尿させるような人たちとは、一切関わりたくないです。

最初に注意されても、平気で30分後に同じ家の前を通る人達だから、なにが悪いのかと罪悪感は一切ないのかもしれません。本当に悪いとか、恥ずかしいと思うなら、1度でも注意された時点で、2度とそこの場所に近付かないだろうから。

私が逆の立場なら、そうします。
もちろん最初から、人の家で犬にフン尿させませんけど。でももしそういうことがあって注意を受けたら、もう平謝りですし、「二度としません」と言って、そこの家の前は二度と通らないでしょうね。そこの家の人に、合わせる顔がないです。恥ずかしいです。犬の散歩道を別ルートに変えます。

でもたった30分後に戻ってきて平気な顔をしていた。私はその後ものすごく腹を立てて、嫌な思いをしていたのに。なんなら、今これを書きながらも思い出して、非常に不愉快です。でも、あの3人は今頃そんなこと一切忘れて、また明日には平気な顔でここを通りかかるんだろうか。

私がいれば、遠慮してそのまま通り過ぎて。

もし私がいなければ、見られていなければまた犬を敷地内に入らせて、芝生の上で排尿させるんだろうか。
考えただけで腹が立つ(*`Д´)ノ

あれだけのことをやらかして、また平気で人の家の前を散歩で通るっていうのが、すでに失礼なんだけど。こっちは毎回、見張ってないといけないということか。でも24時間365日見てるのは無理だし、でも放っておくわけにはいかないし。何らかの対策をまたとらないとな。

少なくとも、明日は必ず、また同じ時間帯に見張っているつもりです。あんな人達のために時間をとられるのは悔しいけど、でも被害をこれ以上拡大させたくない。あれを許せば、後から来た他の犬もまた、臭いにつられて排泄やマーキングしたくなってしまうだろう。そうなれば、やっと犬の公衆トイレ状態から脱出した我が家が、また元通りになってしまう。今までの努力が元の木阿弥。

そんなこと、絶対にさせない。私は固く決意している。我が家を、犬の公衆トイレには絶対にさせないと!!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。