甚振る

9月はなかなか、いろいろあった1ヵ月でした。打ち合わせで東京へ2度ほど出かけました。2度目が9月30日(月)だったのですが、この9月30日の打ち合わせがひどかった。悪い意味で(^^;

詳細は書けないのですが、権力者に甚振られる(いたぶられる)というストレスフルな経験をしました。(苦笑)

「いたぶる」って、「甚振る」って書くんだなあ。勉強になった。どんなことにも、ポジティブな一面を見つけて、前向きに考えて行こうと思う。

1時間強の話し合いでしたが、終わった後ヨレヨレになりました。その1時間で私がされたことって、どういう表現が近いのかなあとずっと考えていたのですが、そうだ、「甚振られた」だと気付いて、気に入ってこの言葉を使っています。

というのは、その話し合いには、絶対的な権力者Aさんがいるのですね。本来は自由なはずの結論を出すのに、私はめちゃめちゃAさんの意向に沿うように強要されたのです。終始一貫して。

9月30日の話し合いが、そういうものになるであろうということは、予想していました。でも、私が私なりの考えを述べることは自由ですし、そういう場であったはずなのですが、権力者Aさんの圧がすごかった(^^;

なかなか、あそこまで独善的にはなれないかなーと思いました。

9月30日の打ち合わせの目的は、そもそも私の意志表明(方向性の表示)だったんですよ。私が結論を出す日だったんですね。私とAさん以外に、3人参加して、計5人での話し合いです。

A「で、どうするんですか?」

私「いろいろ考えましたけど、〇〇に決めました。理由は〇〇と○○です。詳しくは~」

で、いろいろ説明したんですけどね。私としては、別に感情的に衝動的に出した結論ではなく、いろんな条件を理解し、検討した上でのことです。それを説明するために、理由も詳しくお話ししました。なぜ私がその結論に至ったのか、納得してもらえると思って。

そもそも、本来は説明をしなくても別にいいし、結論だけで押し通してもいいことだったんです。私が「ともかくこれに決めました」と、押し通してもよかった場でした。けれど、理由や経緯をお話しした方が、Aさんも納得しやすいかなと思って、きちんと説明はしました。

その後が、すごかったのです(^^;

考えをあらためるよう、同じ話で繰り返し説得されました。

A「でも~だから~でも~だから~それに~だし~」

B「全部承知しています。その上で、よく考えて自分で決めました」

おかしいのは、上記会話を5回以上繰り返したんです。5回は異常でしょう?

実はこのケース、最終的な判断を出すのは、Aさんなんですね。だから別に、私の意志がどうであろうと、AさんはAさんで判断すればいいだけの話だったんですけど。このAさん、どうしても私から、自分の思い通りの言葉を引き出したくて、ずっと同じ会話を繰り返すんですよ。

途中でさすがに、その異常性に気付いた私です。

だって、大の大人が、同じ内容を5回繰り返すって、どうかしてますからね。私もさすがに、

「だから何回も同じこと言ってるじゃないですか!」と言ってやりたくなりましたが、なにぶんAさんは権力者なので、私は立場上絶対に逆らえないポジションでして。だから、馬鹿みたいだなと思いながら、ほぼほぼ同じ会話を繰り返しましたね。

たださすがに、5度目には、私も静かに(できるだけ感情を抑えて)言いましたよ。

私「さっきから、同じ会話をずっと繰り返しています」

A「あなたのためを思って、これが最後の忠告なんです」

あなたのためを思って、というのは嘘です(^^; Aさんは自分の言う通りの結論を、私の口から言わせたいだけ。けれど、ここは私が自由意志を表明する場所ですから、屈するわけにはいきません。

結論から言うと、私は最後まで、妥協しなかったです。脅すようなことを言われても、最後まで自分の自由意志を表明しました。それでよかったです。というか、それが目的の場だったはずなんですけど。私の出した結論を、確認する場だったのでね。

権力者のAさんには、権力者のAさんの考え方がありました。それはいいんです。でも、それを私に押し付けて、私の意志としてその言葉をいわせようとする、それは違います。

権力者のAさんは、自分の出したプランαを飲め、と言うのです。私は、「あなたはどう思いますか」と問われて、「私はこのプランαは受け入れられないです」と言いました。普通はそこで終わりです。プランαをどう思うか、私の意志を確認する場が、9月30日だったから。

プランαを飲みこませようとするAさんの態度があまりにあからさますぎて、私はAさんにこう尋ねました。

私「私はこのプランαを受け入れられないんですが、受け入れることは強制ですか?」

A「いえ、強制ではありません。受けるも受けないも、あなたの自由です」

私「では、私は受け入れられないです」

それで終わると思いません? しかしAさんは違う。Aさんはひたすら繰り返すわけです。

A「プランαは~だし~だし~だし、だから受け入れてはどうですか?」

私「おっしゃったデメリットは全部承知していますし、よく考えた上で、私はαの受け入れはしたくないです」

本当に不毛で、苦痛な1時間強の打ち合わせでした。

私に、なんとしてでも「αを受け入れます」と言わせたいAさんの思惑がみえみえで、本当に不愉快でした。でも最後まで、私は自分の意志に反した嘘はつきませんでした。

思ってもないことを言わせる、というのは、嘘をつかせるということですよ。人の思いはそれぞれ自由なのではないでしょうか?「どう思いますか?」と聞くのですから、正直な思いを話してOKだと思いますし、Aさんの思い通りの答えを言わせようとするのは、あまりにも傲慢です。

もしAさんが権力者でなかったら、私も不毛な会話はもっと早く、切り上げていました。時間の無駄ですから。同じ会話を、100回、200回繰り返したら、私の考えが変わる? それは強制や嫌がらせでしかありません。

Aさんは、これまでもこういう行為を繰り返してきたのかな?と思いました。普通の人なら、屈していると思います。あなたのために、とAさんは言うけれど、それはつまり。

「あなたが自分でする判断より、私のアドバイスの方が正しい。だから私の言う通りに言え。あなたの判断は間違いだ」と言っているのと同じこと。

相手が自分に逆らえない、自分の方が立場が上、それを踏まえて相手に言葉を強要するのは、本当にゲスな行為だし、やってはいけないこと。

私の意志を確認するための打ち合わせだったのに、なぜか、Aさんに、Aさんのアドバイスに同意するよう、強制されるという1時間。よく耐えたよ、自分。

自宅に帰ってきたその晩は、悔しさでなかなか眠れなかったし、いったん寝た後も3時頃に目が覚めてしまい、それからまた眠れなくて、外に出て庭で空を見ながら深呼吸をしたり、体操したり。

ずっと頭から消えることはありませんでしたね。Aさんは本来、私がプランαを受け入れるか受け入れられないかを確認するだけだったのに、なぜここまでの強引な行為に出たのか。

感情を沈め、冷静な判断をしなければなりません。まだ終わりではなく、この件は解決までもう少し時間がかかりそうです。

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