先日、挨拶もなく夜逃げのように引っ越していった近所のHさん。昨日、ご近所のSさんと話しているとき、Hさんの話になった。
Hさんは、自治会の集金をなかなか出さず、居留守を使う困った人。電話をかけると「うちは夜しかいない!」と逆切れするおかしい人です。集金の日時は回覧板に書いてあるので、その日に都合の悪い人はみなさん係の家に届けにきてくれるんですが。Hさんだけは持って来ないし、取りに行っても不在。
あげくに夜、明かりがついた(帰ってきたと思われる)頃を見計らって訪ねても、出てきません。仕方なく電話すると、「うちは夜しかいない!」と怒鳴る。こちらは何一つ責めず、集金の話をしただけなのに、いきなり電話口で怒鳴られてびっくり。Hさん一人のために、こちらは集金が完了できずに困って何度も訪ねているというのに・・・。
こっちが責めて逆切れするなら、まだわからなくもないですが。電話で、集金があると告げただけで大声をあげて威嚇するのは、あまりにも理不尽かと。怒鳴りたいのはこっちの方ですよ。何度も無駄足を踏んだあげくなので。それでも我慢して、一切責めずに丁寧に集金の話をしているのに、「ごめんなさい、忘れてた」とかではなく、「うちは夜しかいない!」って、なんだそれ(苦笑)
私「引っ越しの挨拶とか全くなく、突然そのままいなくなりましたよ」
Sさん「えー?Hさんて立派な方なのにねえ。なにがあったのかしら。お子さんもとても優秀な方だったのに」
私「そうなんですか?」
Sさん「お子さんは2人ともいい大学を出て、今は〇〇という仕事をしているらしいわよ」
私はすぐ、Hさんの嘘に気付いた。どう考えても、あのHさんのお子さんが優秀だとは思えなかったので。
私「お子さんは、どこの大学を出たんですか?」
Sさん「それは言ってなかったけど、でもSさんがいい大学だと言ってたわよ」
まあ、嘘ですね(笑)
引っ越した今、どうでもいいことなので私はそれ以上Sさんに言いませんでしたが、Hさんは嘘で身を固め、生きてきた人なのでしょう。その嘘がばれたり、通用しない人にはくってかかるタイプの人であり、嘘を信じ込むお人よしの方には、「優秀な人」「素晴らしい人」として認識されている人なのです。
つくづく思うのは、自分が嘘をつかない人って、人の嘘に気付かなかったりするんですよね。自分だったら嘘をつかないから、想定外というか。
でも世の中に一定数、本当に平気な顔で嘘をつく人というのは存在しています。ものすごい悪人とかではなく、平気な顔で罪悪感なく嘘をつく人です。勘違いとか、ちょっとした嘘ではなく、堂々と結構な規模の嘘をつきます。
嘘も、大きかったり堂々としていたりすると、案外見抜けない人もいるかもしれないですね。私も若い頃は、そういう嘘が見抜けず、信じ込んで失敗したりしました。でも年をとって経験を重ねると、対処法が身に付きます。
嘘の見抜き方は、証拠だったり具体性です。
たとえばHさんの場合、嘘を塗り固めて「立派な方」という虚像を作り上げていますが、その根拠は?となると、ないんですよ。
その一方で、集金を提出しない、自治会の役を勝手に飛ばす、ポストの裏が壊れていて郵便物が風に飛ぶ(直さずに放置)、などなど、逆の状況証拠はいっぱい出てくる。
Hさん宅にある箱型のポスト。差し入れ口の反対側が、ぽっかりと空いてるんです。部品の板がなくなってるんですよ。だから、そっとポストの中に郵便物を入れても、風が吹けば飛んでいく状態。あきらかにおかしいです。というか、Hさんは自営業なので、仕事関係の大事な郵便も来ると思うんですが、雨に濡れるし風に飛ぶし、よくこの状態で10年以上過ごしたなあと。
子供2人は家を出ていますが、帰省したときに気付かないというのも変な話です。優秀だというなら尚更、実家のポストの重大な不具合を、すぐに直すはずです。
私がHさんのおかしな点を多々指摘したら、Sさんも「そういえば・・・」と思い当たる節があるようで。
売り出したHさんの家はリフォームの後売りに出されましたが、相場より1000万円高いので全く売れる気配がないです。内覧に来る人も見たことがない。そりゃそうでしょう。築古で相場より1000万円も高い住宅。買う人にメリットがない。
私はHさんが、お金に困って引っ越したのだと思っています。でも相場より1000万円高く売るところが、Hさんらしいなあと。
家を売るときに、相場より1000万円も高く値付けするのは、とんでもない悪手なんですけどね。結局、需要と供給の問題なので、いずれ値下げすることになり、そうすると買い手は、「もっと値下げするんじゃないか」と様子見に入ります。結果、なかなか売れない。
Hさんは、夫婦ともに高級車に乗っていましたが、おそらくお金に窮したんだろうなあと想像しています。自動車は維持にお金がかかりますからね。でも、田舎で車がないと不便なので、手放したくはなかったのでしょう。今さら軽自動車に乗り換えることもできず。見栄っ張りだから。
旦那さんは、働いていない様子でした。24時間たばこが手放せない人で、ゴミ捨ての時に会うと、ゴミ捨てのときにも煙草を手放せず歩きながら吸っているので、遠くからでも存在がわかります。臭うのです。
今どき、あれだけ煙草の臭いが染みついている人を、他に見たことがありません。たとえば同じ事務所で隣の席で働いていたら、臭いで気分が悪くなるレベルです。24時間タバコを手放せず、あれだけのニコチン中毒だと、働けないと思う。
Hさんの旦那さん、よく玄関前でタバコを吸ってたなあ。おそらく引っ越し先は賃貸マンションだろうけど、これからは玄関前では吸わず、ベランダで吸うんだろうな。トラブルになるのは目に見えてます。ベランダのタバコの煙って、ものすごく迷惑ですよ。
嘘で嘘を塗り固めた人生。
ともあれ、引っ越してくれてよかった。また集金のときに、Hさんの家に何度も行くのは嫌なので、本当にほっとしています。
嘘を見抜くコツは、その人の「言うこと」ではなく、「やること」に注目することです。嘘つきは口がうまいですが、その人が実際にやったことを1つ1つ検証すれば、実態が見えてきます。口で言っていることと、行動が一致しない人は、要注意です。