坂口杏里さんが、3度目の逮捕だそうです。ヤフーニュースなどでは、誰かなんとかしてあげてという声が上がっていましたが、そんなに簡単な話ではないと思います。
坂口さんが、独りで暮らしていくのはきっと、とても難しいことだとこれまでの経過を見て思いますが、じゃあ今誰かに何かができるかというと、誰もなんにもできないのではないでしょうか。
こういう特性の方をなんとかしようと思うなら、本当にその方が人生を終えるまで、誰かがずっと見守らなければならないけれど。身内のお兄さんや継父でさえ無理なら、他人にはなおさら無理。
自立できない一人の人間を、最後まで面倒みるというのは、やれるとしたら親くらいしかないのでは?兄弟だって難しいし、そこまでの責任を負ったらその人の人生がつぶれます。
私は坂口さんに似た状況の方を何人か知っていますが、皆さんとてもプライドは高いです。コンプレックスの裏返しかもしれませんが、「私はできる」という主張は揺らぎませんし、助けの手を差し伸べても払いのけられます。
福祉に頼るべき、というのは簡単ですが、本人が助けを拒否し、「自分でできる」と言い張れば、強制的にというのはできないと思うのです。その「助け」というのが、お金だけであれば、喜んで受け取るのかもしれませんが。ただ、杏里さんが望むままにお金を渡しても、ここまででOKという際限がない。また、お金を渡すだけでは何の解決にもならないばかりか、むしろお金の援助を受けることで、よくない輩が接近したり、新たなトラブルに発展したりという未来が容易に想像できます。
お金をきちんと管理できない人がお金をたくさん持ったら、悲劇しかありません。
杏里さんがどうしたら普通に暮らせたのか。
今となってはどうしようもないことですが、まずは、お母さんの坂口良子さんが杏里さんの特性を理解し、杏里さんに合った学校(特別支援学校)や、特別支援学級に入れることが第一歩だったと思います。
バラエティに出ていた杏里さんは、成績の悪さを笑いに変えていましたが、通信簿の内容を聞く限り、ちょっと成績が悪いというレベルではなく、授業に全くついていけないレベルでした。本人も相当つらかったと思います。わけのわからない授業を、座って聞き続ける生活が毎日続くわけです。苦行です。
特別支援学校や、特別支援学級で、杏里さんに合った授業を受けることが必要だったのでは?と思いました。学校側が支援級だと判断しても、親が「嫌だ。この子は普通級に行く」と言えば、それが通ってしまうのでしょうか。
杏里さんは、自分の学力状況にあった支援の学校や学級で学ぶことが大事だったでしょう。その上でお母さんの坂口良子さんが、親戚の中で信頼できる人に、お金を託して杏里さんの今後を託すことが、ベストな方法だったと思います。そして杏里さんに、その人の言うことを聞くよう、言い聞かせることも大事です。
お母さん亡き後、誰の言うことも聞かない、聞けない状態になってしまったのが、不幸だなと思います。