2019.3.10 ボンビーガールの家探しを見た感想

ボンビーガールの家探し。今日の放送は、なんとハワイでの家探しもあって、なかなか面白かったです。

ハワイって家賃高いのね(^^;
英語できなくても仕事ありますよ~って紹介してたけども、やっぱりその国の言葉をある程度しゃべれるようにしてから移住しないと、なかなか難しいと思う・・。

今日紹介されていたハワイで家探しの女性は28歳。若さでハワイに飛び込んだっていう身軽さはいいけども、いざハワイで就職して「英語を勉強せねば」という気持ちになったらしく、結局、アメリカ人のルームメイトもいるシェアハウスを選んでいたよ。英語の勉強になるかも、という理由で。

でもその理由なら、スクールに通うとか、地元で友達作るとか、その方が喋れるようになると思うけどなあ。今やっている仕事が日本人観光客相手でも、オプショナルツアーの交渉相手は英語をしゃべるんだから、仕事内容をもう少し英語メインのものに変えてもらうとか、そういうのでいくらでも英語の勉強はできるんではないかと思います。

ワイキキの家賃は高く、今回彼女が内見した3軒はすべて、シェアハウス。

1. 一部屋に4人で寝る(二段ベッド×2)他室に一人部屋もあり、合計5人でのシェア。男女で同室もアリ。
2.大家さんが住む一軒家の一部。日本人女性専用で、個室。計4人でのシェア。
3.ルームメイトは外国人男性3人と日本人女性1人。個室。計5人でのシェア。

家賃も職場までのアクセスも同程度なら、この3つの物件の中でどれを選びますか、というお話だったのですが。私なら、2以外の選択肢はあり得ません。当然彼女もそうするかと思っていたら、まさかの3に決定!

ルームメイトと英語を喋れるっていうのは、そんなに魅力なのかなあと。2の物件の方が、個室に鍵もついているし、オーナーさんご夫婦の意向で日本人女性しか入れないし、いざとなれば同じ建物内にオーナーさんいるし、一番安心できる物件なのになあ。

それと、人数的にも、4人で1つのトイレをシェアするのと、5人で1人と、全然違うと思うんですよね。ちょっとしたことだけど、毎日の生活に関わることは少しでもストレスがない方がいい。

2軒目の物件は、オーナーさんが庭や、ホールに置いてある冷蔵庫の飲み物を、どうぞご自由にと言ってくれたのも好印象でした。それだけ、借主に関わりを持ってくれる意志があるということで。貸して後は知らんぷり、とかではなく。大家さんとして、目を配ってくれるということなんだと思います。飲み物だけでなく、ちょっとしたスナックも用意してあったり。

若い人だと、そういうのをうっとおしく思ってしまうのだろうか(^^; 海外で暮らす上で、大家さんがいてくれる安心感っていうのは、何物にも代えがたい価値があると思うんだけどなあ。いざというときには、異国ですから。大家さんご夫婦は、奥様が日本人なので、そういう点でも安心です。

それと、個室の中もきれいに整えられていて、かなり好印象でした。ベッドカバーもハワイらしい柄で明るいし、机やちょっとした家具もあり、いろいろ買わなくても引っ越してすぐに暮らせる感じ。大家さんの気遣いが感じられる、可愛らしいお部屋。

3つめの物件は、たしかに大家さんの目がない分気楽かもしれないけど、鍵のない個室というのは、結構チャレンジャーだと思いますね。男性のルームメイトもいるし、もしなにかトラブル等あっても、仲裁してくれる人もいないし、なにより家全体が少し荒れているようにみえました。誰も手入れする人いないんだろうなあっていう感じがして、私なら躊躇してしまう。

部屋の障子というか、ふすまの破れも、直してくれると言ったけど、結局そのままみたいで。部屋の中も、2軒目に比べたら、備え付けの家具も貧弱で、ガランとした印象。たしかに「ルームメイトと英語でおしゃべり」という点だけは他の物件にない特典ですが、それでも私だったら迷うことなく、2軒目にしますね。

ちなみに1軒目は、なぜ下見に行ったのか謎なくらい、条件が悪いです。個室じゃなくて、二段ベッドですよ。1泊2泊でもあり得ないのに、これから長く住む家で、男女共用の二段ベッドで暮らすとか、実際の部屋を見るまでもなくアウトでしょう。男性が住むならいいと思いますが。というか、これそもそも男性向けのシェアハウスなんだろうなあ。女性は想定してないと思う。

今回の番組は2時間スペシャルで、ハワイの物件探しの他に、TDRに就職したいという女の子の部屋探しもやっていました。これがまた、なかなかつっこみどころ満載の回でして(^^;

まず。東京ディズニーランドで働きたいっていう夢があるのに、なぜ先に就職を決めないの?という疑問がわいてくる・・・。若いときに夢をみることは大切だし、がんばれーと思うけど、まずは雇ってもらえないと話にならないよね。しかも彼女、母子家庭でお母さんに5万円仕送りするという話で、それは親孝行だと思うんですが、だったら尚更なんで先に就職決めないの?っていう。ディズニーランドに就職できなかったら、他の会社を探すのか? だったら最初に舞浜周辺に家を決めちゃったら、会社の勤務地が限定されてしまうよねえっていう。

それと、結局決めたのが駅から18分の物件だったことが引っかかりました。駅から18分は、毎日通勤する人には、結構な距離です。在宅の仕事で外出があんまりないならいいのですが・・・。それと、帰りが夜遅くなったときに、駅から18分は遠いですよ。帰り道にどのくらい人通りがあるのか、街灯は?などなど。チェックしておかないと、真っ暗で誰も通らない道を真夜中に18分歩くのは若い女性にお勧めできないです。

あと、ここなら広くてお母さんを呼べると安心してたみたいですが、高齢者に徒歩18分けっこうきついと思う。お母さんを呼ぶならもう少し駅の近くでないと、厳しいのではないかなあ。

私が彼女にアドバイスするとしたら、東京ではなく千葉に住むということ。駅近物件で、ディズニーランドまで直通バスがあるところを選ぶこと。通勤は毎日のことなので、一番重視するポイントかと。体調の悪いときもありますからね。諦めるポイントは、バストイレ別。これは、こだわらなくてもいいと思うなあ。女子でバストイレ別を譲れないポイントに挙げる人けっこう多いんですけど、私からみて謎です。私は引越多いけど、そこは全然気にしたことなかった。バストイレ別も、一緒のユニットバスも、両方住んだことありますが。別だったからすごくいいっていう感想はないです。湯船があれば、シャワーカーテン引いてお湯ためてのんびり入れるし、一人暮らしならそのとき同時にトイレを使う人がいて困るってこともないですし。

やはり、友達が来た時のことを想定しているのでしょうかね。でも、実際のところ、たまに来る友達より、自分の日々の生活の方を重視した方がいいと思います。

駅から18分の物件。憧れの企業に就職してバリバリ働くぞ、というのなら、もう少しアクセスのよい賃貸物件がお勧めだなあと、そんなことを思った夜でした。

ちなみに不動産業者さんは、1人目の方のほうが良心的だと思いました。2人目の方は、なぜそこでシェアハウスを提案する?っていう。

田舎から初めて就職で上京する若い女性に、シェアハウスを勧めるのは無責任だと思うのですよ(^^; 今回の彼女の場合、明らかにお金に余裕がないわけで、嫌だからってすぐ引越せないのにね。就職して長時間労働して、帰るのがシェアハウスっていうのはかなりの負担だと思います。仕事に慣れてからならまだわかりますが。

シェアハウスって、ある程度権限を持った管理人的な人がいないと、結構きついと思うんですよね。掃除ひとつ、台所の使い方ひとつとってみても、それぞれやり方は違うわけで。非常識な人がひとりいるだけで、秩序は崩壊します。余裕のあるときに、短期で暮らすなら楽しいかもしれないですが、安心して長く住めるところかどうかは、かなりの疑問です。

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