政府から配られる布マスクが不要な人は、ぜひ、周囲の必要な人に分けてあげてください。「マスクがないからマスクが使えない」という状況をなくして、みんなで感染予防をすることが、一番の対策だと思います。布マスクを欲しい人、たくさんいるはずです。
人工呼吸器をたくさん用意するとか、ベッドを増やすとか、生活に困った人にお金を配るとか、そうした他の手段よりなにより、一番効果的で効率的なのが、マスクではないかと。まずは、ウイルスを拡散しないということ。それが一番大切ではないかなあ。
他の対策は、マスクの二の次のような気がします。もちろん、ある程度、同時並行で様々な対策をとることは大事ですが、でも、マスクという初期段階での感染拡大防止策をおろそかにしては、この騒動、さらに長期化してしまう・・・。
布マスクの良さは、洗って何度でも再利用できるという点です。これは素晴らしい(^^) 不織布のマスクは使い捨てなので、それを国民全員が毎日使っていたら、いつまでたってもマスク不足が解消されないのは当たり前。日本だけでなく、世界がマスクを必要とし始めたのですから、これからは限られた資源をいかに、必要なところに回していくか、という点を考えていかなくては。
まず一番優先される場所は、政府、警察、自衛隊、消防かと。十分にマスクを供給し、職務に支障がないようにしてほしいです。治安が悪化することが一番困るし、社会の基本の部分だと思っています。そして、国会議員など、国のかじ取りをする人達が倒れたら影響が大きすぎる。中枢で働く人の中で、感染が蔓延すれば、混乱は計り知れない。
2番目に優先されるのが、病院。病院で洗って再利用というのは手間もかかるし、種々の汚染もありうるので、安全性から考えても使い捨てマスクを使ってほしい。
上記の場所に、不織布の使い捨てマスクを優先的に流して、個人は布マスクを使うべきだと思いました。日本の人口1億2千万人。その中には赤ちゃんや寝たきりなど、マスクを使わない人達もいるでしょう。そうした人たちを除き、1億2千万人のうちたとえば半分の6000万人がマスクを使うとしたら。
使い捨てマスク、1日6000万枚必要ということになります。これが、この先毎日供給できるかというと、今の世界の状況をみたらものすごく難しいのがわかります。
だったら、個人は布マスクを使った方がいいと思う。それを繰り返し洗って、何度も再利用すれば、マスクの入手に煩わされることはなくなります。そして、個人が布マスクを使うことが、上に書いたような、国のためにがんばってくれる人たちを応援することになります。
本当にそれを必要としている人たちから、使い捨ての不織布マスクを奪ってはいけないと、そう思います。
私は日本政府、よくやっていると思います。布マスクのことを馬鹿にする人もいますが、マスクは基本中の基本で。どんなに医療設備が整っても、感染拡大がとまらなかったら、際限なく医療設備が求められるし、資材は不足するでしょう。国民に対する経済対策も、感染拡大がとまらなければ、何度でも、いつまでも、莫大な金額が必要になるでしょう。
まずは、このウイルスの拡散を止めなければ。感染してからの対策より、いかに感染させないか、その意識を国民全員が持つことだと思いました。そして、その意識を持つのには、お金は一円もかからない(^^)
人と接するときにはマスクをすること。人との接触は最小限にすること。帰宅したらうがい、手洗いを念入りに。毎日お風呂に入って体を清潔に、かつリラックスして免疫力を高める。
布マスクは、力強い味方です。