ゴミ置き場をカラスに荒らされないための対策

今週の我が家は、ゴミ当番です。1年に1度程度でまわってくるこの当番。なかなか憂鬱です。

春から夏にかけて、カラスがゴミ置き場を荒らします。同じ市内でも対策はそれぞれで、大きな金属製のカゴを用意して、そこにゴミを入れるタイプのものもありますが、これだと初期の設置費用にお金がかかるのと、カゴに入りきれないゴミがあった場合、無防備にカラスにやられてしまうので、メリットばかりではありません。

その点、私がゴミを捨てさせてもらっているゴミ置き場は、黄色い網をかけるタイプで、ゴミが多少増えても網を上手にかければ、ゴミの量には柔軟に対応できます。デメリットは、カラスに網をめくられたり、隙間からつつかれてしまうこと。カゴのように、カラスの襲撃を完璧に防ぐことはできません。

金属製のカゴか、黄色い網か、どっちがいいかという話ですが、私は黄色い網がいいと思っています。大きな金属製のカゴだと、中に小さなゴミが落ちたり散乱したりしたときに、拾いにくい。人が入れるほどの大きなカゴタイプだと、拾うのは簡単かもしれませんが、ぱっと見た目が圧迫感がありますし、掃除もしにくい。

その点、網は単純です。ゴミの回収日だけ広げて使い、改修後は丸めてたたんで収納できます。下が平たいコンクリートになっているので、掃き掃除も楽ちん。細かいゴミまで、掃けばいっぺんに片付きます。

ただ、カラスは悩みの種。私の使うゴミ集積場は、100世帯以上が共同で使っていまして、出されるごみも大量なのです。それを狙ってカラスが来る。春夏のカラスは、子育て中で必死なので、人間が追い払っても追い払っても、人のいない時間を見計らって、ゴミ袋をつつき、荒らします。

でも、ゴミ当番を1度でもやると気付くのですが、荒らされるゴミ袋にはある特徴があるのです。

それは。

ゴミ袋から、食べ物が目視できること

カラスは、命がけでゴミをあさっています。人間に嫌われていることも承知していますので、無駄な動きはなくて。食べ物のある袋を、ピンポイントで狙います。ゴミ袋を無差別につついているわけではないのです。「ここに食べ物がある」というのを、目視して、そこをつついて袋を破ります。

私の住む市では、半透明の指定のゴミ袋を使うことになっているのですが、半透明なので、中になにが入っているかは見えます。ゴミ収集をしてくださる方の安全のためにも、半透明であることは大事です。なにが入っているかまったくわからない黒いゴミ袋では危険だし、不気味。

だから半透明のゴミ袋を使うのは当然のこととして、あまりに不用意にゴミを出す人が多すぎる。食べ物の残り、生ごみなどが見える状態でゴミ置き場に出してあるから、カラスもそこをつつき、袋を破り、ゴミ置き場が汚れるんです。

逆を言えば、そこさえ気を付ければ、カラスの害も大したことないんです…でも現実、食べ物が見える状態でゴミを出す人の多いこと多いこと。どうしてこんな単純なことに気付かないんだろうって、不思議になります。

今日のゴミ当番も悲惨でした_| ̄|○ ゴミを出していい時間帯は6時から8時30分まで。その間、当番は複数回見回りすることになっているのですが、行くたびにカラスに荒らされ、生ごみが引っ張り出されて道路に散乱している。今日は5回見回りました。

  • 6時10分
  • 6時40分
  • 7時05分
  • 8時05分
  • 8時30分

私は見回りのときには、小さなゴミ袋に新聞紙を入れたものを用意してでかけます。水分の多いゴミもある(というか、引っ張り出されて散乱しているのはたいてい生ごみ)なので、ゴミ袋の底に新聞紙を敷いています。拾うゴミの量が少なければ、何度も同じ袋を使って最後にまとめればいいんですけど、今日は行くたびに、小さなゴミ袋が満杯になりました。ゴミのかけらを拾うというより、大量のごみをまとめる感じ。

カラスも子育て中でエサが欲しいので必死です。悪いのは、人間のゴミの出し方。

本当に、ちょっとしたことなんですけどね。生ゴミは、新聞紙や紙袋で包み、見えないようにしてゴミ袋に入れる。ただそれだけ。それを守ってくれたら、カラスはゴミ置き場を荒らしません。

カラスは、見えている生ゴミを、ピンポイントで狙ってきますから。もちろん、生ゴミじゃない部分をつついて袋に穴をあけるケースも皆無じゃありませんが、その場合は、くちばしを突っ込んだ時点で「食べ物じゃない」と気付くので、引っ張り出して道路にぶちあける、ということが少ないんです。引っ張り出しても、生ゴミじゃなく乾いているものだったら、拾って掃除をするのも楽です。

今日は大変でした。一番大変なのは、水分を含んだエノキが、道路にぶちまけてあったこと…

もちろん、やったのはカラスなんですが、私はエノキをゴミに出した人間の方に怒りを覚えましたね。(# ゚Д゚)

ぐちゃぐちゃになったエノキが、舗装道路にくっついているのです。ビニール手袋をしていても、なかなか拾えません。車にひかれたエノキは、見た目えらいことになってますが、ペースト状ですのでほうきで掃くというのも難しいですし、ざらざらしたデコボコ面に入りこんで、デッキブラシで水洗いしながらこすらないと、完全にきれいにすることはできない。

でもゴミ置き場には水道もないですし、回収車はこれから来るので、水をまくのも迷惑になります。仕方ない。地道に、ビニール手袋をはめた指先で、少しずつつまんで、拾い上げます。ぐちゃぐちゃのまま放置するわけにもいけないので、こっちも必死です。

できる範囲で拾い終えたら、後は放置。1時間ほど太陽の光が当たって乾燥したら、ほうきではけるようになるでしょう。それまでは、これ以上できることはないので、拾ったゴミを持っていったん家に帰ります。

生ゴミは、見えないように新聞紙か紙袋にくるみ、小さなビニール袋にいれてしっかり口を縛ったうえで、指定のゴミ袋にいれましょう。

たったこれだけのことで、ゴミ置き場はカラスに荒らされなくなります。生ゴミ以外の乾いたゴミなら、カラスの多少のつっつきがあっても、掃除は格段に楽になるはずです。

カラスがゴミ置き場を荒し、生ゴミが散乱するのは、人間の責任です。生ゴミを見える状態で、袋に入れているからです。

今日はなかったけれど、以前には、焼きそばや、フライドチキンの食べ残しが、ゴミ袋からそのまま引っ張り出されて、散らかっていることもありました。飽食の時代ですね。「古くなったから捨てよう」と人間は思っても、カラスにとっては大ごちそう。見た目腐ってもいない、おいしそうな焼きそばやフライドチキンでした。カラスはさぞや味をしめ、「またこのゴミ置き場を狙うぞ」と心に決めたことでしょう。

ゴミ置き場、カラス対策は「見えない化」がポイントです。簡単なことなので、みんなが少しだけ、気を使ってくれるといいなあと思います。

犬のフン尿よけに菊を試す

畑へ行くと、またあの変なおじさんに会うかもしれない、という気持ち悪さがあり。あの変なおじさんにイチャモンをつけられて以降、畑での農作業が少し重荷になっています。でも、この季節は草との戦いなのです。毎日刈っても追いつかないほど、草の勢いはすごいです。こまめに草刈しないとあっという間に繁茂します。

あの変なおじさんに会った翌日は休みましたが、以降はがんばって畑に出かけています。私は、生涯絶対に除草剤は使わないと決めています。草はすべて、抜いたり刈ったりして処理します。除草剤ほど恐ろしいものはありません。

友人に、変なおじさんにイチャモンをつけられた話をしたら、明るく「そんなのまともに話するからさ~。さっさと逃げればいいのに」とあっさり言われて、それもそうだと思いました。

それと、挨拶もちょっと気を付けないとなあと思いました。これまで畑の近所ですれ違う人には、「こんにちは」と必ず挨拶をしていたんですけど、もうおじさん(男性)には、会釈だけで軽くすますことにしました。女性に対してはちゃんと挨拶しようと思いますが、男性だと、一部にああいう変な人がいて、変に因縁つけられるのも困りますし。

友人からは、「愛想よく挨拶してたから、この人ならしゃべってくれると、気をもたせたんじゃないの?寂しい人なんだよ。そんなんじゃ周りから嫌われててしゃべってくれる人もいないだろうしさ」と言われ、もしかしたらそうかもなあと。

友人曰く「私なら、イチャモンだと分かった時点で相手にしない。正論説いても無駄。さっさとその場を去る」

明確な回答に、笑ってしまいました。真面目に応対していた自分がバカバカしく、気持ちが明るくなりました。次にあのおじさんに会っても、知らん顔して無視です。なにか言われても、いちいち応対せずにその場を去ろうと思います。

当日は腹が立って腹が立って苦しい思いをしましたが、日が経つと、気持ちも切り替えることができ、ずいぶん楽になりました(^^) 世の中いろんな人がいますね。中には、ああいう変な人もいる。初回にきっちり反論したので、以降はもう、華麗にスルーです。

昨日、嫌な気持ちを切り替えて作業していたら、時々来る無礼な夫婦が、小型犬を草地に入れて遊ばせて(トイレさせて)いました。_| ̄|○ 私はこの夫婦を、ノロノロ夫婦、と名付けています。いつも犬を遊ばせて、なかなか立ち去らないからです。散歩ではなく、この周辺に遊ばせに、そしてトイレをさせに来ているんです。

一難去ってまた一難。この夫婦、来た時にはいつも自分の犬を、きれいに刈った草地(農道)に入れるんですよ。あまり奥の方までは入れないですが、マナー看板の周りにも平気で入れているので腹立たしいです。そこを草刈してるの、私なんだけど…。

舗装道路と違って草地だと、犬のフンや尿を現場で注意しにくいのです。排泄しても、草や土にまぎれて排泄物が目立たないから。すぐ近くに立ってその場で見ていなければ、なにも言えないです。まさかすぐ横に立って監視するわけにもいかないので、結局は少し離れたところから監視して、その夫婦が去った後に確認しに行きます。目につくフン尿はありませんが、確実にマーキングはしてると思われます。その夫婦をみかけるときは必ず、わざわざ草地に入らせていますので。うちの畑前は、普通に、すっと舗装道路を通っていく人が大半なんですけど、その夫婦は、マナー看板もお構いなし、なにが悪いの?って感じで、そこを犬の遊び場兼トイレにしちゃっている。

道路管理者に犬のマナー看板を立ててもらって、半年。2本の看板は、今のところ盗まれたり壊されたりすることはありませんが、効かない人には効かない。文面が、「フンは持ち帰りましょう」だからかな?フンを持ち帰りさえすれば、良いと考えているのでしょう。前々から思ってるけど、この「フンは持ち帰りましょう」って、間違ったメッセージだなあと。だって、持ち帰ればそこでさせていいってことですよね? 違うんですよ。そもそも自宅以外で、させちゃいけないんですよ。持ち帰るのは当然だけど、そもそも公道や他人の敷地でさせてはいけない。

この看板を立ててくれたのは道路管理者なので、マナー看板の種類にまでは、口が出せませんでした。まずは、立ててもらうことに、全力を注いだわけです。でも看板が色あせたら、私のほうで、保健所から違う種類のシート「散歩は排泄のためではありません。自宅で済ませましょう」をもらってきて、貼り換えようかと思っています。

ともかくこのマナー看板。立てておくと、一定の効果はあります。だけど、犬のフン尿害は、決してゼロにはならない。マナー看板を全く気にしないタイプの人がいるんです。このノロノロ夫婦もそう。

遊ばせているのはマナー看板の周辺なので、農道です。けれど草地に入れれば、フン尿マーキングはやり放題なので、困るんです。ほとんどの人は、きれいに人の手が入った草刈の跡を見て、マナー看板を見て、そこには入れません。犬の散歩といっても、遊ばせるのではなく、道路をさっさと歩いていきます。マナー看板を見れば、その周辺で、犬のフン尿害が発生して困っているのが一目瞭然ですから。

でもこのノロノロ夫婦。マナー看板の周辺に犬を入れ、ひとしきり遊ばせてから去っていくのが日課なのです。見かけると非常にストレス。

もう草地に入れないでほしいし、遊ばせないでほしい。ここはドッグランではないのだから。そのために整備しているわけではないです。きれいに草刈してあるとそこに犬を入れたくなるのかもしれませんが、1匹が排泄すると、通りがかった他の犬も、臭いにつられて排泄したくなってしまいます。

誰が草刈してると思ってるのか。ちょうどいいドッグラン兼犬用トイレだと思っているのか。ともかく、犬のマナー看板も、この夫婦には意味がない。もし注意しても、「遊ばせてるだけ」と言われたらそれまで。本当にフン尿・マーキングしているかどうかなんて、草や土にまぎれて、小型犬の場合証拠も残らない。

大型犬だと、遠くからみてもフンをする体勢がわかりやすく、また排尿直後は人間でもわかるくらい臭いますので、以前には注意したこともあるのですが…小型犬の場合は、したかしないかがわかりにくい。

2週間ほど前に、農道の歩道部分に大型犬のフンがばっちり残っていましたので(すぐに、チョーク作戦を決行)、やはりこの周辺には、犬の排泄の臭いがしみついているんだと思います。なかなかゼロにはできない。

でも、限りなくゼロに近づける努力は、今後も続けていきたいと思います。犬が草地に入りこまないよう、去年1年かけて、ニオイゼラニウムをせっせと挿し木しましたが、どうしても根付きませんでした。続いて水仙の球根も植えましたが、これもなかなか。今は葉も枯れてしまったようで、他の草に負けてしまっています。球根だから、気象条件が変わったらまた復活して、生き生きと葉をのばしてくるかもしれませんが、今のところ水仙もぱっとしません。

そこで、今度は菊を植えてみることにしました。在来種のノジギクです。根付いて、群生してくれれば、菊の匂いが犬よけになると思います。茎が木質化しますので、短く刈ったら、犬が入り込みにくくなるかと。問題は、根付いてくれるかどうかだけ。

犬のフン尿対策、試行錯誤が続きます。犬の飼い主さえ、フン尿マナーを守ってくれれば済む話なんですけどね。自宅以外で、排泄させてはいけません。公道や、他人の敷地でフン尿・マーキングさせないようにしましょう。あなたがフン尿・マーキングさせているその場所を、誰かがきれいに管理しているのです。そう思えば、犬にフン尿・マーキングなどさせられないですよ。

犬の排泄は、自宅ですませましょう。街路樹だって、草地だって、公園だって、そこはあなたの家のトイレではありません。

農道に車を駐車して因縁つけられる

犬のフン尿で大変な思いをしている、我が家の畑ですが。今日はそれに加えて、知らないおじさんに因縁をつけられるという、大変不快な思いをしました(^^;

畑の横の草地に車をとめて草刈していると、散歩していた知らないおじさんが声をかけてきたのです。

男「すみません。これはおたくの車ですか?」

私「はい、そうです。」

おじさんは、じろじろ見ながら、通り過ぎようとします。

私「あの、何か?」

男「車止めがあるから、ここは入れちゃいけないんだよね」

たしかにここは農道なんですが、畑作業など、農作業をする人の車は、入っていいことになっています。一般車両の通行は禁止です。道路管理者が車止めを設置しています。ただし、その横をすり抜けて通り抜けるだけの幅はあるので、私はそこを通り抜けて畑の横に駐車したわけです。

うちの畑は、公道には接しておらず、農道にしか道がありません。だから、車は農道に乗り入れるしかありません。農作業用の車は入ってもいいことになっていますから、私もなんのためらいもなく、うちの畑の横の草地にとめました。横に舗装された道路(一般車両の通行禁止。農作業者の車だけOK)がありますが、そこにはとめません。あくまでも畑側の草地です。草地も農道の一部なのですが、舗装されておらず、誰も通りません。通る人は、舗装道路(車一台通れるだけの幅、舗装されている)を通るので、草地には誰も入ってこないのです。

私「農作業の車は入ってもいいことになっているんですよ。一般車はだめですけど」

そう話したら、おじさんが反論してきました。

男「だって車止めがあるじゃないか。車は入っちゃ駄目なんでしょ? そのための車止めでしょ」

私「ですから、関係ない一般車両の通行が禁止されているんです。農作業用の車は、入ってもいいことになっています」

男「でも車止めがあるってことは、入るなってことでしょ」

私「(だめだこりゃ、話が通じない)・・・・」

男「この舗装道路はお宅の土地?」

私「これは農道ですよ」

男「この草のとこは?」

私「ここも農道ですよ」

男「なんでこっちだけ舗装して、こっちだけ舗装してないの?」

私「それは道路管理者に聞かないとわかりません。本当は管理者が草刈するところなんですが、一部しか舗装してくれていないし、私が自分で刈っているんです」

男「知ってるよ。あなたが草刈してるとこ、何度も見てるもん」

私「・・・(うわ、気持ち悪すぎる。誰なんだこの人)」

男「俺のこと知ってるよね。」

私「知らないです。どちらの方でしょうか?」

男「そんなはずない。何度も挨拶したじゃん」

いや、たしかに道で出会った人には挨拶するけど、いちいち覚えてないし。喋ったこともない相手のこと、覚えてるわけないよ。

私「挨拶はみなさんにしているので、どなたかはわかりませんが…○○(ここの地名)にお住まいの方ですか?」

男「この近所に住んでる者だけど」

私「〇〇(ここの地名)ですか?」

男「そう。ここは自転車は通っていいんだよね」

私「いいですよ」

男「バイクは駄目だよね」

私「バイクは駄目です」

男「この舗装道路も、こっち側も、あなたが税金を払ってるわけじゃないでしょ?」

私「払ってないですよ。ここは農道なので」

税金っていうか、たぶん固定資産税のことを言いたかったんだと思いますが、もちろん農道の分までうちが払っているわけもなく。でも、なんでこのおじさんに、そこまで言われなきゃいけないのか、だんだん私も腹が立ってきました。でも我慢、我慢。

私「あのう、気になるようでしたら、道路管理者に問い合わせてみたらいかがですか?」

男「いや、ただ聞いてみただけだから」

そう言いながら、男は全然帰ろうとしません。もう明らかに因縁つけてますね(^^;

私とおじさんの会話が気になったのか、畑の奥で作業中の母が道路まで出てきてくれました。

母「こんにちは。おじさんはどこにお住まい?○○さんの旦那さんかと思った」

私「○○さんの旦那さんじゃないよ。全然違うよ」

というか、こんな因縁付けてくる人、近所ではいないと思うのですが…。皆さん、農道に作業用の車が乗り入れてOKなことは知っています。母は特に長く住んでいますので、ご近所さんの顔を一通り知っています。私もご近所さんのことを知っているつもりですが、こんなおじさんのことは知らないです。というか、この地域に昔から住んでいる人は、農道に車止めがあって一般車両が通行できないことも、作業用の車だけは乗り入れが許されていることも、知っています。

母「私たちは〇〇の横の家ですよ」

男「ああ、○○ね。知ってる」

母「おじさんはどちら?」

男「言えない」

私「何隣保ですか?だいたいでいいので」

男「それ言ったら家分かっちゃうから言えない」

母・私「・・・・」

男「別に、因縁付けてるわけじゃないから。気になっただけだから」

そう言って、男はやっと帰っていったのですが、私は思わず小声でつぶやいてしまいました。

因縁以外の何物でもないよ、と

母が出てきてくれなかったら、まだまだゴネて、車止めが~と、イチャモンつけて帰らなかったでしょうね。たぶんこちらが女性で、しかも一人で作業中だったので、甘く見たんでしょう。奥からもう一人母が出てきて、しかも近所の話をしたので形勢不利で、退散した形です。

もう、本当に気分が悪く、家に帰ってからさっそく道路管理者に電話して確認しました。やはり、農作業用の車なら、乗り入れOKとのこと。というか、そもそもうちは農道にしか接していないので、車は農道に乗り入れるしかないんですけどね。道路管理者がOKと言ってる以上、おじさんに文句を言われる筋合いはありません。

しかも舗装道路は完全にあけて、邪魔な駐車をしているわけでもありません。草刈をしている作業中の車に因縁つけるって、おかしいです。因縁つけてるわけじゃないって、自分でいきなり言い訳始めてたけど、因縁以外の何物でもなく。

私は普段は、畑に行くときは自転車や徒歩です。今日たまたま車で草刈に出かけて、草地にとめ(それも舗装道路にはまったく影響ない場所です)、草刈作業中に、信じられない言いがかりでした。

後から思い返してみると、おじさんはサングラスをかけていて、たしかに過去に何度か、サングラスをかけたおじさんとすれ違って「こんにちは」と挨拶をした記憶がありますが、毎日ならともかく、たまにすれ違うだけのおじさんのことを覚えているわけもなく(もちろん喋ったことなど一度もなく、挨拶のみ)、俺のこと知ってるよね、と食い下がられたのも非常に気持ちが悪く。

知らないって言ってるのに、そんなはずはない、とまで言われて、気持ち悪さは倍増です。

以前に、犬のフンで「俺の犬は高齢でもう長くないから、いいじゃないか。死ぬまでここでフンをさせろ」みたいなことを言ってきた、頭のおかしい飼い主も高齢のおじいさんでしたけど。今度も高齢の、(犬の時よりは若いけど)おじさん。もうこの年齢の人に対して偏見を持ってしまいそうです。たった2人とはいえ、ここまで変なことを言ってくる人、なかなかいないですよ。

嫌な気持ちはなかなか切り替わらず、今後を考えると、またあのおじさんに再会するのかと思っただけで、ゾッとしてしまう。

道路管理者の土地改良区の職員さんは、電話で「もしまた相手が納得しないようであれば、土地改良区の理事長に問い合わせるよう伝えてください」と言ってくださったので、今後はそうするつもりですが。でも、言いがかりをつけられるだけでも、気分のいいものではないです。それに、今日のように、なかなか帰らないのも困るし。

ああいう人って、気に入らない、納得できないなら、自分で道路管理者に問い合わせればいいだけなのに、なんで言いがかりつけてくるんでしょうね(^^;というか、そもそもおじさんには、なんの関係もない話。車で道路が塞がれて通れないわけでもないですし。

車止めがあるから、車が入れないはずだ、との言いがかり。なんだか、日本の農業って、こういうクレーマー対策もしなくちゃならないんですね。農道に農作業用の車が入ることの、何が悪いんだろう。

気になって調べてみたら、車止めがない農道(つまり誰でも通行可)での、一般車と農作業者とのトラブルって、けっこうあるんですね。今回、私の場合は、車止めがある農道でイチャモンつけられたので、多少違ったケースではあるのですが。

でも、農道って、農作業者の車が優先というのは、常識だと思いますけどね。何のための農道?かというのを考えたら、当然だと思います。

ああ、犬のフンに加え、またああいう変な人がうろついてイチャモンつけてくるのかと思うと、畑に出かけるのが憂鬱になってしまいます。かといって、放置すればよくない。所有する土地は、こまめに見回らないと、犬のフン尿やゴミを捨てられたり、不法侵入があったりと、不審者のやりたい放題になってしまいますから。

土地は、こまめに見回ることが大事だと、最近特にそう感じています。放棄地は甘く見られ、荒らされてしまうのです。

浅草で同志と巡り合う

お世話になった先生の日本舞踊の会があり、浅草へ行ってきました。浅草の仲通りがとてもにぎわっていてびっくり。

インバウンドというだけでなくて、意外なほど日本人の、それも若者たちがいっぱいいました。少子化?それどこの話?というくらい、若者の姿が目立って活気がありました。レンタルの着物のお店があちこちにあって、観光客のカップルや若い女性たちが、着物を着て散策しているのが目の保養。着物は、見ているだけでも綺麗だし、浅草のレトロな雰囲気とあいまって、とても素敵です。

私の住む街の駅前の繁華街とも似ているんだけど、とにかく活気があっていいですね。人出がある、ということはそのもの。人が人を呼ぶ、ということでしょうか。
我が町の繁華街の衰退ぶりに比べて、浅草の活況がまぶしく見えました。我が町も、人口はそれなりにあるし、観光にも力をいれているようですが、ここまでの賑わいはなかなか生み出せない。我が町には浅草寺に似たお寺があって、私が子供の頃は、この浅草のように縁日にはまっすぐ歩けないほどの人出があったのですが、今は縁日でも人出がなくなり、寂しい限り。

浅草寺周辺は、仲通りに限らず、とにかくすべての通りがにぎわっていましたね。人がいるところにはお店があり、お店があればまた、お店が人を呼ぶ。

これは浅草の観音様のご利益がすごいということなのか。嬉しくなって人力車にも乗りました。車上からの景色もよく、歩かずに観光できて楽ちんです。あちらこちらで人力車に乗っている方がたくさんいるので、妙な恥ずかしさもなく、気軽に乗れました。車を引く若者の、若さが眩しい(^^)なかなかの力仕事ですし、車を引くだけでなくガイドもしつつ、お客さんと話も合わせつつ、撮影スポットで良い写真も撮る、というのは体力・知力・コミュニケーション能力、全部そろわないといけない大変な仕事ですね。汗を流して笑顔でがんばる若者の姿に、日本の将来もきっと大丈夫、という嬉しい気持ちになりました。

おいしいお店もたくさんあって、目を奪われます。公演の帰りに、お店をいろいろ眺めながら歩いていたら、同志のお店を発見!

犬のフン尿被害に悩む私には、そのお店の苦悩が、痛いほど伝わってきました。そのお店はもう遅い時間で閉店していたのですが、シャッターを下ろした店前にはロープが張られ、犬や飼い主の侵入を防ぐ工夫がしてあり、そこにはこんな張り紙があったのです。

一言一句は覚えていませんが、「公道や他人の敷地で排泄させず、自宅敷地内で排泄させてください」というようなことが書いてあったんです。私はこれを読んだとき、店主のそれまでの苦労や怒りがストレートに伝わってきて、心から同情しました。おそらく、閉店後の犬のフン尿被害が常習化しており、悩まされたあげくの張り紙だったと思います。

閉店後、誰もいないのをいいことに散歩中の飼い主が、犬にやらせたい放題。シャッターぎりぎりのところを犬がクンクンにおいをかいで、おしっこをひっかける。ときには、フンを放置。朝方、店を開けるときにそれがあったからこその、この言葉。

いや、本当に私はこの店主の気持ちがわかるし、「大変でしたね・・・」と、握手を求めたい気分でした。同志発見です。犬のフン尿の問題って、決して私の住む地方だけの問題じゃない。全国で発生している。この浅草の、にぎわう通りでさえ、こんなに苦労している方がいらっしゃるんだ。

一度臭いがついてしまうと、毎日やられますからね。またやられた・・・と、朝気付いたときの絶望感、清掃を強いられる怒り。

お店が、こういう強い口調の警告文を出すまでには、ものすごい葛藤があったと思います。お客さん商売なので、相当まで我慢されたと思いますよ。でも、我慢して我慢して、清掃して清掃して、我慢の限界。いくらなんでもひどい、ということになったのでしょう。

防犯カメラも設置してありました。当然だと思います。ずうずうしい飼い主に、警告文がどこまで効くのかはわかりません。防犯カメラを設置し、撮れた映像を貼りだすくらいのことをやらないと、こういう飼い主は行動を改めないでしょうね。

私がしげしげと警告文を眺め、まったくだ、その通りだなあと連れと話していると、通りかかったおばちゃんが話しかけてきました。

「ほんと、犬には困っちゃうんだよねえ。マナーが悪い」

全然知らない方でしたが、そのおばちゃんも、犬のやりたい放題が目に余ると話していました。俄然、盛り上がる私たち(^^)

ひとしきり、犬のフン害について話しました。

店主が書いた警告文は、本当に的確だと思います。

・公道にフン尿させない

・他人の敷地内にフン尿させない

どちらも当然のことです。やられる側が、忌避剤を買ったり防犯カメラを取り付けたり、お金をかけて対策するようなものではないはずです。犬を散歩させる人が、マナーを守れば何の問題も起きないのです。

じゃあ犬はどこで排泄すればいいのでしょうか?

・犬は自宅敷地内で排泄させる

室内でも室外でも構いません。それは自由でしょう。とにかく飼い主が、飼い主の敷地内でさせればいいだけの話。こんなに簡単で当然の話を、なぜ全国で守れないのかなあ。犬が外で排泄するのが、当然みたいになっているのかなあ。尿は水をかければいいとか、フンは回収すればいいとか、そういう話ではないです。だって回収しきれないから。残りますよ。ニオイがつきますよ。他の犬が、必ずそこでまたやりますよ。

最初から、自宅敷地内で排泄すればいいだけの話です。

おばちゃんとは、ひとしきり犬談義をして、「飼い主のマナーが悪い」ということで意見が一致しました。まるで古くからの知り合いのように盛り上がってしまった(^^)

お店の前が犬のトイレになるのが常態化すると、不衛生ですからね。ロープをはって、ぎりぎりの境まで入れないようにして、マナー看板を張って、防犯カメラをつけて。お店の方の苦労と怒り。わかりますよ~。だって、私も、日々同じ思いをしていますから。

私の場合は、今は自宅前ではなく、畑の前が一番問題になっていて、そこは公道で草地なので、なかなか解決が難しいな~と思っていたのですが。こういうお店の、舗装された歩道沿いでも、犬のフン尿被害は深刻なのですね。

草地、土、舗装、状況は変われど、公道や他人の敷地内にフン尿させてはだめです。浅草で、その思いを強くした私でした。犬が、飼い主の敷地内で排泄することが当たり前の世の中になりますように。公道も、他人の敷地内も、犬のトイレではありません。

犬のことで悩んでいると、こういう警告文やマナー看板に、すごく敏感になるんですよね。みつけると、その設置にいたるまでの苦労を思って「どんな人がどんな思いでこれを作ったのかな」と、しばし思いをめぐらせます。

まさか浅草で、大通りのお店でこのような強い意志の警告文に出会うとは思わなかったし、通りがかりのおばちゃんと親しく話すことになるとも思わなかった。浅草で、忘れられない思い出となりました。

犬のフン尿との戦いは、継続することが大事

継続は力なり、です。毎日見回ること、怪しい犬(遊ばせながら散歩させている)が来たら、犬の忌避剤をまくこと、を繰り返すうちに、犬のフン尿・マーキング被害は減っていきます。

とにかく、継続が大事ですね。一度犬の被害を撲滅しても、そのあと放置すれば、またあっという間に犬の公衆トイレ化してしまうので、気は抜けません。というか、日本はいつから、こんな状態になったんだろう・・・。

みんな気が付いてないだけ、のような気がします。我が家の前の犬の被害は激減しましたが、その分、うちのはす向かいのお宅の擁壁が狙われるようになりました。そのお宅は、被害に全く気付いていないと思います。

でも、私がみている限り、今はそこの擁壁で、散歩中の犬がマーキングする確率は99%です。かつての我が家のよう。ほぼ、すべての犬が尿をひっかけていきますね。たぶん臭いがついているんでしょう。素通りはできないようです。

私も、自分の家の前ではないので、注意はできないのですが。でも、ひどいなあと思いながら見てます。自分の家の擁壁が、犬のフン尿スポットになって嬉しい人なんて、誰もいないはずです。先日は、孫と犬と一緒に散歩しているおじいさんが、平気な顔で、そこの擁壁でオシッコさせてましたね。当たり前のような顔をして。

まだ3歳くらいの小さなお孫さんは、それが当たり前ということで育ってしまうのでしょう。その子が大人になったら、同じ行動を繰り返すわけです。いい年のおじいさんが、見本を示しているのですから。

犬が、自宅外で排泄(マーキング)するのはマナー違反だということが、常識になってほしいです。自分の家でトイレはさせるべきです。フンは持ち帰ればいい、というのが間違いで、そもそも、フン尿・マーキングを自由にさせていい場所など、自宅以外にないのが基本ではないですか?

毎日のように散歩の犬が通りかかるたびに、嫌な気持ちになってしまいます。

嫌すぎて、一昨日は悪夢をみました。家の前で堂々と犬に排泄させているおじいさんに注意したら、逆切れされる、という夢でした。実際逆切れされたことがあるので、そのときの体験がフラッシュバックしたのと、家のはす向かいの擁壁のオシッコ目撃が引き金だったんでしょうね。

悔しさと腹立たしさで、目が覚めました。その後は一日中、気分がすぐれませんでした。

道路に沿ったところに犬よけのために植えたニオイゼラニウムが、今、ピンクの可愛い花を咲かせています。香水のような芳香は犬にはキツイらしく、好奇心で匂いをかいだ大型犬が、そのまま(排泄せずに)立ち去るのを、先日目撃しました。ニオイゼラニウム(ローズゼラニウム)は、犬よけに有効みたいです。

一方、清涼な香りのハッカは、増えずにいつのまにかなくなってしまいました。この辺の気候に合わなかったのかな。北海道の北見がハッカの産地であることを考えると、本州の気候はハッカには暑すぎるのかもしれません。ハッカの葉をちぎったときの匂い、すっとして大好きだったんですけれども残念です。

その分、ペパーミントとスペアミントは、繁殖力がすごい。順調に増えてます。もともとうちにあった雑種のミントと、全部入れ替わればいいなあと思ってますが、どうなることか。

犬が入りこみがちな場所には、今が旬のドクダミを置くのも、効果的みたいです。ニオイが残りますからね。私も、庭の日陰の一角はドクダミ畑にして、そこで育ったドクダミを干してドクダミ茶にしたり、土の上に置いて犬よけにしたりしています。安心安全、無料の犬よけです。

今ならではの犬よけとしては、みかんの花も有効かなと思い、試しています。無数に咲いたみかんの白い花をちぎって、地面にまいておきます。いまのところ、まいた場所に排泄された形跡はないので、これも有効かな。でも、花の時期だけにしか使えない手ですが。

犬よけに使う労力と時間は大変なものです。被害者が対策をとるのではなく、犬のフン尿・マーキングの加害者が、自分で過ちに気付いて改めてほしいなあと思っています。自宅以外で、フン尿・マーキングさせてはいけないです。

これ、明確に法律を作ってほしいなあ。「フンは持ち帰ろう」じゃないですよ。「自宅外でフンさせてはいけない」ですよ。散歩は、排泄のためではありません。排泄は自宅でするのが当然。

散歩は、犬の運動と、飼い主とのコミュニケーションが目的。排泄目的の散歩は、マナー違反です。