初夏のバラ園

いつもの植物園へ出かけて癒されてきました。薔薇は定期的に植え替えられるので、気に入ったバラも数年でいつの間にかなくなったり。寂しいけど、そうやっていつも目新しい品種を入れることで、たくさんの新しい出会いがあったり。

今回お気に入りのバラはこれ。

カインダブルーというんだそうです。2015年ドイツで作出。

青っぽいバラはたいてい樹勢が弱いものですが、このカインダブルーはとても元気。群れて咲き誇る姿は壮観です。晴れた空より、少し曇った空が似合う。

この植物園で年々弱っていった「青龍」という品種は、とうとう撤去されてしまったようで、姿をみることはできませんでした。代わりに、この「カインダブルー」が堂々の入場。

見惚れていて、ちゃんと匂いを嗅ぐのを忘れてしまった。次回は香りも楽しみたい。

写真を撮っているときには匂いにむせるということもなかったので、そんなに強い香りではないと思います。もう1枚どうぞ。

美しいバラ。そして紫だから、少し寂し気。でも誇りをもって咲いてる感じ。

紫のバラといえばガラスの仮面ですけど、このバラは紫織さんのイメージではない。かといってマヤちゃんでもないな。

人間ならば、たおやかで、でも凜とした美人さんです。

次は、白いバラ。こちらも曇り空がよく似合うなあと思って撮りました。白って地味な色ですが、でも個性がある。

明るい太陽の元より、これぐらいの雲の下の方がより、美しく映える気がします。

この品種は「チャイコフスキー」です。フランスで2004年作出。

チャイコフスキーと言えばロシアの作曲家。すぐに思い出すのは「白鳥の湖」。うんうん。この白いバラは、いかにもロシアって感じがする。白鳥の湖がぴったりくる。

バラの品種名って、本当にぴったりくるものが多いなあと思います。それだけ、作り出した人が魂を込めて命名しているのかな。

この白には、雪の清純さと、冷たさを感じます。遠い異国の、静かな白です。

この植物園が大好きで、とうとう年間パスポートを買ってしまいました。園内を散策していると、春夏秋冬癒されます。薔薇も素晴らしいけど、年中いろんな花を楽しむことができて、心が癒されるのを感じます。

植物のパワーってすごいですね。花も。そして山の木も。広い園内を歩いていると、ざわざわしていた心が空っぽになって、優しい気持ちになれるのです。また行こう。

農道に車を駐車して因縁つけられる

犬のフン尿で大変な思いをしている、我が家の畑ですが。今日はそれに加えて、知らないおじさんに因縁をつけられるという、大変不快な思いをしました(^^;

畑の横の草地に車をとめて草刈していると、散歩していた知らないおじさんが声をかけてきたのです。

男「すみません。これはおたくの車ですか?」

私「はい、そうです。」

おじさんは、じろじろ見ながら、通り過ぎようとします。

私「あの、何か?」

男「車止めがあるから、ここは入れちゃいけないんだよね」

たしかにここは農道なんですが、畑作業など、農作業をする人の車は、入っていいことになっています。一般車両の通行は禁止です。道路管理者が車止めを設置しています。ただし、その横をすり抜けて通り抜けるだけの幅はあるので、私はそこを通り抜けて畑の横に駐車したわけです。

うちの畑は、公道には接しておらず、農道にしか道がありません。だから、車は農道に乗り入れるしかありません。農作業用の車は入ってもいいことになっていますから、私もなんのためらいもなく、うちの畑の横の草地にとめました。横に舗装された道路(一般車両の通行禁止。農作業者の車だけOK)がありますが、そこにはとめません。あくまでも畑側の草地です。草地も農道の一部なのですが、舗装されておらず、誰も通りません。通る人は、舗装道路(車一台通れるだけの幅、舗装されている)を通るので、草地には誰も入ってこないのです。

私「農作業の車は入ってもいいことになっているんですよ。一般車はだめですけど」

そう話したら、おじさんが反論してきました。

男「だって車止めがあるじゃないか。車は入っちゃ駄目なんでしょ? そのための車止めでしょ」

私「ですから、関係ない一般車両の通行が禁止されているんです。農作業用の車は、入ってもいいことになっています」

男「でも車止めがあるってことは、入るなってことでしょ」

私「(だめだこりゃ、話が通じない)・・・・」

男「この舗装道路はお宅の土地?」

私「これは農道ですよ」

男「この草のとこは?」

私「ここも農道ですよ」

男「なんでこっちだけ舗装して、こっちだけ舗装してないの?」

私「それは道路管理者に聞かないとわかりません。本当は管理者が草刈するところなんですが、一部しか舗装してくれていないし、私が自分で刈っているんです」

男「知ってるよ。あなたが草刈してるとこ、何度も見てるもん」

私「・・・(うわ、気持ち悪すぎる。誰なんだこの人)」

男「俺のこと知ってるよね。」

私「知らないです。どちらの方でしょうか?」

男「そんなはずない。何度も挨拶したじゃん」

いや、たしかに道で出会った人には挨拶するけど、いちいち覚えてないし。喋ったこともない相手のこと、覚えてるわけないよ。

私「挨拶はみなさんにしているので、どなたかはわかりませんが…○○(ここの地名)にお住まいの方ですか?」

男「この近所に住んでる者だけど」

私「〇〇(ここの地名)ですか?」

男「そう。ここは自転車は通っていいんだよね」

私「いいですよ」

男「バイクは駄目だよね」

私「バイクは駄目です」

男「この舗装道路も、こっち側も、あなたが税金を払ってるわけじゃないでしょ?」

私「払ってないですよ。ここは農道なので」

税金っていうか、たぶん固定資産税のことを言いたかったんだと思いますが、もちろん農道の分までうちが払っているわけもなく。でも、なんでこのおじさんに、そこまで言われなきゃいけないのか、だんだん私も腹が立ってきました。でも我慢、我慢。

私「あのう、気になるようでしたら、道路管理者に問い合わせてみたらいかがですか?」

男「いや、ただ聞いてみただけだから」

そう言いながら、男は全然帰ろうとしません。もう明らかに因縁つけてますね(^^;

私とおじさんの会話が気になったのか、畑の奥で作業中の母が道路まで出てきてくれました。

母「こんにちは。おじさんはどこにお住まい?○○さんの旦那さんかと思った」

私「○○さんの旦那さんじゃないよ。全然違うよ」

というか、こんな因縁付けてくる人、近所ではいないと思うのですが…。皆さん、農道に作業用の車が乗り入れてOKなことは知っています。母は特に長く住んでいますので、ご近所さんの顔を一通り知っています。私もご近所さんのことを知っているつもりですが、こんなおじさんのことは知らないです。というか、この地域に昔から住んでいる人は、農道に車止めがあって一般車両が通行できないことも、作業用の車だけは乗り入れが許されていることも、知っています。

母「私たちは〇〇の横の家ですよ」

男「ああ、○○ね。知ってる」

母「おじさんはどちら?」

男「言えない」

私「何隣保ですか?だいたいでいいので」

男「それ言ったら家分かっちゃうから言えない」

母・私「・・・・」

男「別に、因縁付けてるわけじゃないから。気になっただけだから」

そう言って、男はやっと帰っていったのですが、私は思わず小声でつぶやいてしまいました。

因縁以外の何物でもないよ、と

母が出てきてくれなかったら、まだまだゴネて、車止めが~と、イチャモンつけて帰らなかったでしょうね。たぶんこちらが女性で、しかも一人で作業中だったので、甘く見たんでしょう。奥からもう一人母が出てきて、しかも近所の話をしたので形勢不利で、退散した形です。

もう、本当に気分が悪く、家に帰ってからさっそく道路管理者に電話して確認しました。やはり、農作業用の車なら、乗り入れOKとのこと。というか、そもそもうちは農道にしか接していないので、車は農道に乗り入れるしかないんですけどね。道路管理者がOKと言ってる以上、おじさんに文句を言われる筋合いはありません。

しかも舗装道路は完全にあけて、邪魔な駐車をしているわけでもありません。草刈をしている作業中の車に因縁つけるって、おかしいです。因縁つけてるわけじゃないって、自分でいきなり言い訳始めてたけど、因縁以外の何物でもなく。

私は普段は、畑に行くときは自転車や徒歩です。今日たまたま車で草刈に出かけて、草地にとめ(それも舗装道路にはまったく影響ない場所です)、草刈作業中に、信じられない言いがかりでした。

後から思い返してみると、おじさんはサングラスをかけていて、たしかに過去に何度か、サングラスをかけたおじさんとすれ違って「こんにちは」と挨拶をした記憶がありますが、毎日ならともかく、たまにすれ違うだけのおじさんのことを覚えているわけもなく(もちろん喋ったことなど一度もなく、挨拶のみ)、俺のこと知ってるよね、と食い下がられたのも非常に気持ちが悪く。

知らないって言ってるのに、そんなはずはない、とまで言われて、気持ち悪さは倍増です。

以前に、犬のフンで「俺の犬は高齢でもう長くないから、いいじゃないか。死ぬまでここでフンをさせろ」みたいなことを言ってきた、頭のおかしい飼い主も高齢のおじいさんでしたけど。今度も高齢の、(犬の時よりは若いけど)おじさん。もうこの年齢の人に対して偏見を持ってしまいそうです。たった2人とはいえ、ここまで変なことを言ってくる人、なかなかいないですよ。

嫌な気持ちはなかなか切り替わらず、今後を考えると、またあのおじさんに再会するのかと思っただけで、ゾッとしてしまう。

道路管理者の土地改良区の職員さんは、電話で「もしまた相手が納得しないようであれば、土地改良区の理事長に問い合わせるよう伝えてください」と言ってくださったので、今後はそうするつもりですが。でも、言いがかりをつけられるだけでも、気分のいいものではないです。それに、今日のように、なかなか帰らないのも困るし。

ああいう人って、気に入らない、納得できないなら、自分で道路管理者に問い合わせればいいだけなのに、なんで言いがかりつけてくるんでしょうね(^^;というか、そもそもおじさんには、なんの関係もない話。車で道路が塞がれて通れないわけでもないですし。

車止めがあるから、車が入れないはずだ、との言いがかり。なんだか、日本の農業って、こういうクレーマー対策もしなくちゃならないんですね。農道に農作業用の車が入ることの、何が悪いんだろう。

気になって調べてみたら、車止めがない農道(つまり誰でも通行可)での、一般車と農作業者とのトラブルって、けっこうあるんですね。今回、私の場合は、車止めがある農道でイチャモンつけられたので、多少違ったケースではあるのですが。

でも、農道って、農作業者の車が優先というのは、常識だと思いますけどね。何のための農道?かというのを考えたら、当然だと思います。

ああ、犬のフンに加え、またああいう変な人がうろついてイチャモンつけてくるのかと思うと、畑に出かけるのが憂鬱になってしまいます。かといって、放置すればよくない。所有する土地は、こまめに見回らないと、犬のフン尿やゴミを捨てられたり、不法侵入があったりと、不審者のやりたい放題になってしまいますから。

土地は、こまめに見回ることが大事だと、最近特にそう感じています。放棄地は甘く見られ、荒らされてしまうのです。

花見の公園で、犬の尿に思うこと

週末は、お花見日和でした。あったかくて、天気もよくて、桜が満開!

土曜日も日曜日も、違う場所で桜を楽しみました。けど今年は、犬がとても気になる…

土曜日に行った場所は犬の立ち入りが禁止だったので、何の問題もなかったんですけど。日曜日に行った公園がひどかった。たくさんの犬が、きれいな芝生の上を自由に歩き、そしてあちこちで・・・尿(^^;

中には、ペットボトルの水を、目立つように持っている人もいたんですよ。その人は、自分の犬がクンクンかぎまわっておしっこした後、しっかりペットボトルの水をまいてました。でも、そもそも公園で犬のおしっこは、させるべきではないと思う。

「犬のおしっこ禁止」と看板に書いてないから、させてもいいというわけではなく。常識として、ペットの排泄はNGではないでしょうか? おしっこは液体だから、させてもいいの?フンは、持ち帰ればいいの?

私はどちらも、駄目だと思います。自宅以外で排泄させること自体、駄目だと思う。散歩は、排泄のためじゃないよ。

その公園は広い芝生があって、小さな子供達も遊んでいたけれど、可哀想になってしまいました。どこで犬がおしっこしたともわからない、そんなところで遊ばなきゃいけないんですよ。

公園は、犬のトイレじゃないのに。

犬の数は、ここ数年でとても増えました。私は3年ほど前から、自宅や畑で犬のフン尿・マーキングに悩まされています。悩まされたことで、犬のフン尿・マーキングには敏感になりました。つい、犬の動きを目で追ってしまいます。

公園での犬のフン尿。当たり前ではないと思うし、自分の家でなぜさせないのか、本当に不思議です。排泄は汚いものですし、毎日のことです。散歩は排泄のためじゃない。散歩のときにしか排泄できなかったら、犬も散歩のときまで我慢するようになってしまう。

本当の愛犬家なら、自宅で排泄ができるよう、しつけをするべきだと思います。公園も道路も、犬のトイレではありません。

公園に、次から次へとやってくる犬を見て、思いました。あまりにも傍若無人で。何度も言いますが、公園は犬のトイレではないです。

リードを長く伸ばし、犬に嗅ぎたい放題させている飼い主が目立ちました。そういう犬は、クンクン嗅ぎまわって、自分が気に入ったところでマーキングや糞尿をします。

一方、少数ですがリーダーウォークがしっかりできている飼い主さんもいて、そういう犬は、勝手に排泄もマーキングもしませんね。リーダーウォークができる飼い主さんの犬は、飼い主に歩調を合わせて、楽しそうです。そしてそういう犬は、他の犬に吠え掛かったり、人間にむやみに近寄っていったりしません。犬もしっかり人間をみているし、飼い主も犬を見ている。そういう飼い主さんは、スマホをいじりながら歩いたりしていないです。

この頃、犬を散歩させながらスマホ見ている人、よく見かけるんですよ・・・。

この、犬を取り巻く状況。私は本当におかしいと思っています。みんなこれでいいのかな?公園が、犬のトイレになってますよ。そしてそれは、道路や、他人の家の前も、同じこと。

犬が自宅外で排泄するのが、当たり前になっている世の中。おかしくないですか?散歩で外に連れ出し、公園や、道路や、土や草のあるところで、こそこそっと(あるいは堂々と)排泄させるの、変ですよ。今や外飼いの犬は激減し、皆さん家の中で飼ってます。洋服も着せてます。人間並みの、手作りご飯食べさせたりもしてます。病気になれば、犬だって病院に行く時代です。

だけど排泄だけは、昔から変わらず、自宅外で・・・。この現状、絶対おかしいですよ。犬が家族だというなら、どうして家族に、自宅のトイレを使わせないの?

清潔志向で、やたらとアルコール消毒する時代、お店や施設など、どこにでも消毒薬があふれている時代、犬のフン尿だけは別、というのもおかしな話で。毎日、排泄のために散歩に連れ出し、自宅外でフン尿マーキングさせるのは、不衛生で汚いことだと思いますけどね。

みんながやっているから、感覚がマヒしてしまっているのでしょうか?それくらい、公園で排泄・マーキングしている犬は多かったです。うんざりしました。あまりにも当然のように、多くの犬が、日常的に公園で排泄していてびっくり。

みんながやっているから、よけいに安心して、それを当たり前だと思っているのかな。これなら、うちの自宅前や、畑の前が犬のトイレにされたのも、無理もないなと思ってしまいました。感覚がもう、違うんですね。可愛い可愛いうちの犬。犬なんだから、散歩中どこでトイレしても別にいいでしょ?仕方ないでしょ?っていう感覚。

桜は本当にきれいだったけど、犬のことが気になりすぎて、気分が落ち込んでしまいました。日本はこれからもずっとこうなのかな。それで当たり前?

だったらこれからも、うちの自宅前や畑前は、汚され続けるのだろうか? 

土曜日に、とあるペット大歓迎のホテルの前を通りかかったんですけど。そのとき、ホテルの前には小さな公園というか緑地がありまして、公衆トイレがあったんです。そのトイレの扉に、注意書きが書かれてました。「トイレに、犬のフンを流さないでください」って。

散歩中犬がフンをしたとき、それを拾って、人間の公衆トイレに流す、不届きものがいるんでしょうね。

今や、小さな子供の数より、犬の数の方が多いのでは?そして現状、その犬の排泄の始末は、あまりにもお粗末すぎる。犬の排泄のこと、飼い主はもう少し真剣に考えるべき。自宅や、ドッグランなどの排泄コーナー以外で、犬の排泄が許される場所は基本的にはないと思います。

犬の排泄を自宅ですませられない飼い主に、犬を飼う資格なんてありません。

五ノ井さん、よくがんばったよ

陸上自衛隊の隊員だった五ノ井里奈さん(24)に無理やりわいせつな行為をしたとして有罪判決を言い渡された上司だった元隊員3人は、控訴期限の26日までに控訴せず執行猶予の付いた懲役2年の判決が確定しました。

引用:NHKニュース 2023年12月27日 12時03分 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231227/k10014301161000.html

五ノ井さんよくがんばったよ~。本当にお疲れ様でした。長く苦しい戦いでしたが、勝ってよかった。応援してました。

これ、五ノ井さんが声を上げなかったら、被害者は増え続けていたと思う。だって、加害者はわいせつ行為だという自覚も悪気もなく、暴力行為をしていたわけだから。軍隊で宴会だからとこんなわいせつ行為が許されるなら、軍に入る人なんていなくなっちゃうよ。有罪判決を受けた3人が反省する日は来ないのかもしれないけど、でも事実が明らかになったこと、そして有罪判決が出たことは、本当によかったと思います。自衛隊で働く真面目な隊員たちにとっても、こういう不届きな人達が、しかるべき処罰を受けることになったのは、ほっとしたのではないでしょうか。同様の犯罪の抑止力になると思う。

五ノ井さんが立ち上がった勇気、尊敬します。

泣き寝入りして自衛隊を黙って辞めていった人たちも、いたんじゃないかと思うんです。もちろんそれが悪いことじゃなくて、裁判にもちこめる精神力と体力がある人なんて限られてるから。裁判の間ずっと嫌な思い出と向き合い続ける苦しさは、想像を絶するものがあります。逃げて忘れた方が楽だったかもしれないけど、でも五ノ井さんは、次の被害者を出さない道を選んだ。自衛隊が、もっと良くなる方向を選んだ。

今回判決が確定したのは刑事事件の方なので、民事で元隊員5人と国に損害賠償を求めている裁判の方はまだ、これからです。この刑事事件の判決確定が、追い風になると思います。

速やかに、でも事実確認はていねいに、残りの民事裁判も進むといいなあと思っています。真実が明らかになれば、その事実は裁判の記録としてずっと残っていく。五ノ井さんにとって苦しい時間はまだ終わらないけれど、今このときでなければ、30年後に裁判というわけにはいかないですからね。今立ち上がる必要があったし、刑事事件ではきちんと結果が出た。

五ノ井さん、よかったね(^^) 民事裁判もあと少し、頑張ってください。

チョコレートを受け付けなくなる

私は現在アラフィフなのだが、二十代の頃はチョコレートが大好きだった。特にナッツの入ったチョコレートね。アーモンドでも落花生でも、ポリポリ食べるのが大好きで。

ハワイ土産の定番でもある、マカダミアナッツの入ったチョコレートなども、大好物だった。どれくらい好きだったかというと、まず袋ごと食べちゃう。残さない。缶なら缶ごと。

ところが先週、某所でチョコレートのワークショップがあり、参加してみて驚いた。自分の味覚、嗜好が変化している。チョコレートを美味しく感じないのだ。

たしかにこの頃チョコレートを食べたい欲がなくなり、買う機会はめったになかったけれど。このワークショップでは選りすぐりのチョコレートを試食できるので楽しみにしていた。普段口にしない、厳選されたクラフトチョコレートの数々。

しかし、思いがけず、それらをおいしいと感じない自分にびっくりした。

味覚って、年をとると変わるのね(^^;

しかも、おいしいと感じないだけではなく、帰る頃には軽い頭痛が・・・。なんだコレ。

頭痛は帰宅するとますますひどくなり、夜には寝込んだ。一晩寝てようやく回復。

チョコレートだけが原因ではないと思うけど、でもチョコレートに当たった感覚があった。

もうチョコレートを食べるのはやめよう、そう思った。自分の体質が変わったのを感じる。

昔のように、ギラギラした油ものも受け付けなくなったし、食事も自然と、ベジタリアン的なものになっていく。

もちろん、食材を厳密にタブー化しているわけではなく。なんでも食べるけれど。

基本の食が変わっていく。

白米を炊飯器で炊いていたものが、今は土鍋で、半分は玄米を混ぜるようになった。もちろんそのまま炊くと固いので、玄米だけは先に煎って、茹でて下ごしらえ。

自家製のぬか漬け、味噌汁、豆乳ヨーグルト、納豆。豆乳ヨーグルトには、日本ミツバチのハチミツを使う。

土鍋の中、最後に少し残ったご飯は、お湯をさしておかゆをつくり、寝る前に麹を混ぜて、保温のためタオルと毛布にくるんで一晩。翌朝には、砂糖を一切使わないおいしい甘酒の出来上がり。

庭の渋柿を剥き、寒風にさらして干し柿をつくる。今の季節なら大根も、野菜も、なんでも網の干し機に入れ太陽に当てる。

家でみかんを育てているが、一切農薬も肥料も使わない。家で出た生ごみはすべてコンポスターで土に還しているので、そのコンポスターの土を、果樹に使う。

色づいたみかんを、食べる分だけもいで食べる。甘みと酸味のバランスがよく、なによりも、もぎたての新鮮さは買ってきたものでは味わえない。みかんは、熟成したものも甘みが濃厚でおいしいけど、採りたてのおいしさは格別、贅沢なものだ。

香料の入ったものは、一切買わなくなった。洗剤も使っていない。マグネシウムで洗濯している。すっきり洗いあがってタオルもふかふか。

香料といえば、トイレットペーパーを買うときに苦労する。私が欲しいのはパルプ100%で無香料のダブルなのだが、香りがついているものが、多いこと多いこと。

トイレットペーパーに、そんなに香りって必要かな?毎日こまめに掃除してたら、大丈夫だと思うけど。それに臭いは匂いで誤魔化すのではなく、もし臭うなら掃除して元をきれいにしないと駄目でしょ?トイレットペーパーには柄も、香料もいらないなあと思う。

家から化学香料が消えると、匂いには敏感になる。すれ違う人や、ついさっきまでそこに居た人の残り香の強さに、びっくりすることがある。今の柔軟剤などは、香水並みに香りが強烈。

香りが嗅ぎたいなら、5月のバラ園に行けばいいのになと思う。自然の、本当に濃厚な香りのシャワーに包まれる。私はもう、人工的な香りはかぎたくないな。

思い返してみると、そんな私も昔、このブログで買いたい香水の話を書いていたっけ。あれからずいぶん時間が経った。チョコレートも香りも、年を重ねると嗜好は変わっていくことを、しみじみと思う今日この頃である。