マグネシウムでお洗濯

私は今でも、マグネシウムを使った洗濯、続けております。

2021年4月27日、消費者庁が宮本製作所の「洗たくマグちゃん」などに対して景品表示法に基づく措置命令を出し、大きなニュースになりました。

私もびっくりしました。だって3年以上ずーっと、宮本製作所のマグちゃんシリーズを愛用していたので。「どういうこと?」と思い、詳しくニュースを見ましたが。結局のところ、 要するに「消費者庁は、当該表示の裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出を求めたが、提出された当該資料はいずれも、当該表示の裏付けとなる合理的な根拠を示すものであるとは認められなかった」ということらしいです。

となると、見解の相違ということになるのかな。

宮本製作所は、外部機関に実験を依頼し、その結果から「効果あり」と判断し宣伝していたけど、消費者庁は、そのやり方なり、数値なりでは、駄目だと判断したということで。だからといって、消費者庁が具体的に「こういうやり方でこういう数値がでたらOK」と指示を出すわけでもないので、結局は会社が、宣伝文句を削除するということで決着するのでしょう。

本当に洗浄効果がないのかどうか。うーん、私はPHを測るリトマス試験紙も機械も持ってないので、実感でしか言えませんが、ちゃんと洗えてると思います。水だけで洗うのとは、全然違いますね。

以前に一度、洗濯物を水だけで洗ってみたことあるのです。水だけで汚れがとれるなら、エコだし。でもそうすると、ちゃんと干しても少し臭う。部屋干しみたいな臭いで、やっぱり洗えてない感じで。雑菌が繁殖したのだと思います。水だけだと、駄目だというのがわかりました。

マグちゃんを入れて洗うと、まず匂いが違うのです。人工の香料ではなく、もっと自然ないい匂いで。私はお日さまで干したときの匂いだなーといつも感じるのですが、とにかく匂いが気にならない。洗えてるんだと思います。そしてマグちゃんで洗うことに慣れると、市販の洗剤の匂いが鼻につくようになってきます。強烈すぎるのです。

今は、香料にこだわった洗剤がたくさん出ていて。外国製のになると、香りの主張がまた一段とすごい(^^; すれ違っただけで、香水つけてる?というレベルの製品もありますね。

洗浄能力もそうですが、私は匂いの点からも、マグネシウムの洗濯を評価しています。本当に自然なのです。

マグネシムに本当に洗浄効果があるのか、については、ネット上で検証されている方が何人かいらっしゃるので、その動画なども見ました。少なくとも、マグネシウムでアルカリ性の水、PH10に近い水を作ることは可能なのだと知りました。

ただし、単に水につけておいただけだと、なかなかそのPHにはならないです。大量のマグネシウムを、一定時間洗濯機で攪拌して初めて、強いアルカリ性になるようです。

なるほどー、と思いました。確かに、マグネシウムの量はたくさんあった方が効果が上がる感じがします。

普段、私が洗濯に使っていたのは、3年前から使っている宮本製作所のランドリーマグちゃん1つ、バスマグ2つ、新品のベビーマグちゃん1つです。これを全部洗濯機に入れて使っていました。

たしか3年前に最初にランドリーマグちゃんを買ったときには、使用期限が1年程度と書いてあったように思います。(今宮本製作所のHPを確認したら、毎日1回洗濯で、300回が交換時期の目安とのこと)使っているうちに、粒も小さくなり、酸化被膜ができたのか効果も薄くなってきたので、本当はもう捨てる(土に還す)べきなのでしょうが、もったいないのでそのまま洗濯に使っていました。縫製もしっかりしていたので、自己責任で。

バスマグは、最初の数回お風呂で使いましたが、その後はずっと洗濯専門にしてしまっていましたね。でもそれももう、本当は使用期限切れていて、でももったいないから。他のと一緒に使えば、メインとしての機能は足りないかもしれないけど、メインの補助にはなるかなあという思いで。

新品のベビーマグちゃんは、古いマグネシウムだけだと洗浄力が不安だったので、去年買い足しました。

ということで、このところ4つのマグちゃんを使って洗濯していたのですが、新品のベビーマグちゃんを足してしばらく経ったときに、部屋干ししたときに臭いが気になったことがありました。マグネシウムの表面に酸化被膜ができて、洗浄効果が薄れた、ということなのでしょうか。

クエン酸や酢で、酸化被膜をとる方法もあるようですが、私はもっと原始的な方法を使いました。

自分でガシガシと、マグネシウムをこすり合わせるようにして、ベビーマグちゃんや、バスマグ、ランドリーマグちゃんを揉みました。最初に、洗濯機に水をためるときに、出てくる水のところでひたすら揉むのです。そうすると、指先が不思議な感覚(油が抜けたような感触)になるので、「おお〜、これがアルカリ性か~」と感動します。できた水は、少し白濁しています。水素の気泡のせいなのか、なんなのかわかりませんが、とにかく、「ただの水」ではなくなっていることが見た目でわかります。

私が実践しているマグネシウムの洗濯のデメリット、はこれくらいかもしれません。手間といえば、手間です。毎回、洗濯のたびに、数分間「揉む」作業が入るので。でも、洗剤なしで洗える安心感は、デメリットをはるかに上回ります。

洗濯機の攪拌で、マグネシウムを反応させてアルカリ水を作るのではなく。最初から、人の手でマグネシウムを揉んでアルカリ水を作れば、より効果的にお洗濯ができるのではないでしょうか。

実は私、宮本製作所のザ・マグネシウムを去年買いまして、入浴のときにいつも使っています。その前に買ったバスマグよりもマグネシウムの量は多く、なんと1キロ。新品を初めてお湯に入れたときには、お湯がとても柔らかくなって、効果を実感しました。

でもこれも、洗濯と同じで、使っていくうちに効果がだんだん薄れてきます。やっぱり酸化被膜の問題なんでしょうね。

だから、お風呂に入っているときは、ザ・マグネシウムをずっと揉んでいます。30分は揉んでます(^^)するとお湯が少しだけ白く濁って、肌触りが全然違う。温泉は好きだけど、市販の入浴剤に抵抗がある、という方にはお勧めです。使った後は、金属のざるを逆さにしたものの上に置いて、しっかり乾かしています。晴れた日には、そのまま縁側に出しておきます。濡れたままにしておくと酸化被膜が形成されやすいようなので。

本当は吊るして干したいところですが、1キロを吊るすのはちょっと難しい。

洗濯にも、お風呂にも使えるマグネシウム。これからも愛用していきたいと思います(^^)

私、先日初めて、自分で洗濯用のマグネシウム袋を2つ作りました。通販で600グラムのマグネシウム粒を買って、メッシュの袋を3枚重ねて、洗濯で使ってみました。自作だと、材料費だけだから相当安かったです。新品のマグネシウム粒は、揉まなくても水との反応が早い~。ただ、今後袋からマグネシウムの粒が飛び出さないか、それだけは毎回、注意しながら使わないといけません。

600グラムの新品のマグネシウムがデビュー、ということで、一番古い、3年前に買ったランドリーマグちゃんは、さすがに廃棄することにしました。縫製は、3年経ってもとてもしっかりしていて、ほつれなどはありません。ハサミで切ってマグネシウムを取り出してみると、粒がずいぶん小さくなっていました。これは肥料として使います。

今年、私は5つのバケツを使って稲を作っているのですが、その中の1つの土にこの古いマグネシウム粒をまいてみました。マグネシウムが入ることにより、稲の生長に影響があるのかどうか、比べるのが楽しみです。

いろいろ試した結果、私の個人的な感想。マグネシウムのお洗濯。コツは、

1.マグネシウムの量は多い方がいい(最低600グラムは欲しい)

2.手でガシガシ擦り合わせて、洗濯前にアルカリ性の水を作る。マグネシウムを洗濯機に放り込んだだけだと、攪拌してアルカリ水ができた頃には、洗濯が終わってしまう。

3.マグネシムの表面に酸化被膜ができるとなかなか水と反応しないから、酸化被膜を落とすべくひたすら、使うたびに揉む。こすり合わせる。洗濯後はマグネシウムを干して、乾燥させる。

この3つを守れば、快適にお洗濯できるのではないかと思いました。これからもこのマグネシウム洗濯、続けていきたいです。