『ちょっと話してみました』船井幸雄・浅見帆帆子著

浅見帆帆子さんの対談集ということで、読んでみました。お話のお相手は船井幸雄さん。大手コンサルティング会社のオーナーです。

船井さんは70才。世の中のしくみについてずっと勉強してきたとのことですが、浅見さんとほぼ同じ意見をお持ちでした。

それにしても、浅見さんはなぜそれだけの知識を持ちえたんだろう? 船井さんも驚いていましたが、特に苦労してきたわけでもないのに、二十代の若さで「ただなんとなく」人生のカギとなる法則を発見してしまうなんて。

素直、勉強好き、プラス発想。この3つが人生を成功させる源だそうです。なるほどーと、あらためて思います。以前に読んだ浅見さんの本でも、このうち2つは強調してましたね。素直というのと、プラス発想の部分です。

私がこの3つを知って、「そうかー。そうかもなー」と思ったのは、そのうちの1つが自分には徹底的に欠けていたから。ずばり、プラス発想です。これはもう、本当に真逆のことを今までずっとやってましたね。極端に心配症で、いつも最悪の事態ばかり予想してた。この、心配症という点では、誰にも負けない自信があります。今年に入って浅見さんの本を読んで、「プラス思考」を実践するようになってはきたのですが、それでもちょっとした瞬間に、ふっと絶望的な気分になることもあるし、どうせ・・・という暗い予想をしてしまうこともある。

恐らく、私からツキを遠ざけていたものは、このマイナスの思考だったと思います。自分でもずっと不思議だったのです。なぜ不運にばかりみまわれるのか、ということ。偶然とは思えないようなことが立て続けにおこって、納得いかなかったことがあります。人からも、「どうしてあなたばかり・・・」と同情されたこともあるくらいなので、それは傍からみても、かなり運が悪い状態だったんだと思います。考えても考えても、罰が当たるようなことをした記憶はないし、なるべく一日一善と思いよいことを心がけても、運には見放され続けた。

一方で、不正を重ねたり人を苛める人が順調に人生を生きていくのを目の当たりにして、「絶対おかしい。でもどうして?」と葛藤することが多かったです。

何事も、最悪の結果ばかりを鮮やかに思い描いてました。怖かったのです。どうせうまくいくはずがないという思いがあったし、そうなったときに傷つきたくはなかった。だから、いつも「こうなったらどうしよう。そのためには・・・」とか「最悪の場合、こうすることにしよう」とか、そういうことにばっかり気をとられてました。備えあれば憂いなし。地盤を100パーセント固めなくては動けなくなってました。石橋を叩いて渡るどころか、重機で壊して架け直す勢いです。

ネガティブ思考が癖になっているので、それを改善することはなかなか難しいのですが、少なくとも愚痴は言わなくなりました。こういうブログでは愚痴ってますが、日常生活で愚痴を言うことがほとんどなくなった。そしたら少しずつ、流れは変わってきたような気がしますね。気のせいかもしれないけど。今年、浅見さんの本を読んでからは、今までと運命の流れが違うような感じ。

自分の中で叶えたい願い事がいくつかあって、それが7月中に叶えばなあと思ってます。そのためにも、夢を具体的にイメージしなければ。夢を具体的に描くのは、寝ながらやってます。

一つ、なんの苦労もなく鮮やかに浮かぶ映像があるんですよ。それは、自分がマンションの一室のソファに座り、レースのカーテン越しに風が入ってくるのを見ている映像。窓からは、外の景色が一望できます。たぶん、夜になれば星空がきれいに見えるだろうなあというような見晴らしのよさ。とても気分がいいのです。

その映像は、不思議なくらい具体的で、これを描くのにはなんの苦労もいりません。私は近いうちに、そういう部屋に移るのかな。

今の部屋は、騒音がないという点では完璧で気に入っているし、引越しの予定もないのですが。なぜかこの映像が最近浮かんできて仕方ない。気になってます。

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