2016年初夏、厳島神社と伏見稲荷大社にも、初めて参拝することができました。出雲大社だけでなく、こちらの神社にも行きたいとずっと思っていたのです。でも出雲大社からだとアクセスがちょっと。乗り換えが多かったので、出雲大社参拝とはまた別の日程で、出かけました。
厳島神社に行きたかった理由。
昔、夢で、海に浮かぶ朱塗りの神社に参拝したことがあるのです。そこは船でしか行けない場所でした。夢から覚めた後も妙に気になって、あれはもしかして厳島神社なのかなあと。行ってみればわかるだろうと思い、実際に行ってみました。そしてわかりました。
夢でみた神社ではありませんでした(^^;
ちなみに、私が出かけた日は、ちょうどブラタモリの撮影があったみたいで、修学旅行生が「タモリさんいた!」とかなり興奮してしゃべりながら歩いていました。
厳島神社参拝の前には、宮島錦水館に立ち寄り、温泉に入りました。桟橋から神社に行く途中にあるお宿です。私が行ったときはちょうど空いていて、貸切状態。お湯の質もよく、雰囲気もあってとてもリラックスできました。参拝前に身を清める意味でも、こちらの温泉はお奨めです。
あと、宮島口もみじ本陣の中にある、広島ヤマダというお店の焼きがきがおいしいです。厳島神社で参拝した日、島内でカキを食べ損ねたので、フェリーで戻ってきた後に食べました。最初一皿だけ頼んだのですが、あまりにも美味でもう一皿追加しました。大満足です。
その日は宮島コーラルホテルに泊まったのですが、翌朝ミラクルが。朝食のバイキングでお味噌汁を飲んだところ、体中にエネルギーが満ち溢れて、ものすごく元気になったのです(^^) これには驚きました。ごく普通の、バイキングのお味噌汁なんですけど、飲んでしばらくしたら、ちょっと疲れていたのにもりもりと気力と体力がみなぎって、自分でもびっくりするくらい元気に、次の目的地である京都へ出発することができたのです。
あれは特別なお味噌汁だったのでしょうか。今でも謎です。それ以来、私はホテルのバイキングでは必ず意識して、お味噌汁を飲むようになりました。
お味噌汁で元気百倍になった私は、いそいそと京都へ。その日は京都駅近くのホテルにチェックイン、まずは鞍馬寺へ。参拝後、山中を通って貴船神社へ行くつもりでした。しかし、土砂降りの雨と、夕暮れという時間帯もあり、その日は貴船神社を断念。
翌朝は、ホテルのバイキング朝食で、ある意味貴重な体験をしました。オレンジジュースから怪しい匂いが(^^;
なにかの間違いかと思って、何度も嗅ぎましたが、微かな、でも確かに腐臭がするのです。バイキングでとったものを残すのはまずいと思いましたが、どうしても口を通りませんでした。それに、このままでは他の人に被害が出てしまうかも。
そこのバイキングは食器を自分で返却するタイプではなく、テーブルに残しておいてスタッフの方が片付けるシステムでした。なので私は、食事後にそっと近くにいたスタッフの方に近寄り、他の人に聞こえないように小さな声でオレンジジュースの異常を伝えました。片付けるときに、現物を確認してもらえばわかるはずです。
それにしても、オレンジジュースって腐るんですね・・・って、食品なんだから当たり前か。きちんと冷蔵保存していなかったのか、使い切りでなく何日も継ぎ足して使っていたのか、原因はわかりませんが。ホテルが忙しいというのもあるのかな。駅前のホテルはどこも観光客でいっぱいで、宿をとるのが大変でした。満室のところばかりで。
その日はまず、晴明神社へ。式神の像があって、可愛かった。こんな式神欲しい(^^)
それから鞍馬寺へ。参拝後、山中を通って貴船神社へ。
鞍馬寺は、とにかく山中にパワーを感じました。鞍馬寺の本殿、そして貴船神社へ続く山道は、途中かなりの登山です。甘くみると挫折するレベル。この山中で義経が天狗に剣術を習っていた、というのもうなずけます。この山なら、天狗が出てもおかしくない。
あと、鞍馬寺のすぐそばにくらま温泉という温泉があるのですが、ここおすすめです。いいお湯でした~。露天風呂もあって、ワイルド。山の空気がおいしい。鞍馬駅から、無料の小型送迎バスが出てるので便利です。バスだと鞍馬駅から温泉まで3分くらいですぐ着きます。歩いてもいける距離ですが、歩道がある道ではないので、安全のためにも送迎バスを利用するのがベストかと思われます。予約なしで乗れるから気楽ですよ。駅を出たすぐのところに車が待機しているので、すぐわかります。鞍馬寺参拝前のお清めに、また、参拝後の疲れをとるのにも、いい温泉なのです。
貴船神社は。う~ん、ちょっと観光化されすぎてるかなと感じてしまった。奥宮まで行く道、細くて、でも車も通る道で。厳かに歩くというより、車に注意しながら歩かなきゃいけなくて、違和感が。でも車を規制してしまうと、沿道のお店が困ってしまうのだろうか。
その後は、アーバンホテル京都へ移動してチェックイン。翌日の伏見稲荷大社参拝に備えて、体を休めました。本当は、伏見稲荷大社の境内にある参集殿に泊まりたかったのですが、前日に予約の電話をしたところ、満室とのことで残念ながら。
アーバンホテル京都は、朝、早めにチェックアウトしました。観光客で混む前に伏見稲荷大社を参拝したかったのです。このところ、外国人観光客の人気ナンバーワン神社になっているそうですね。
私は本殿をお参りした後、伏見神宝神社に行き、そのさらに奥の、竹林を貫く小道をたどっていきました。すると、道はどんどん、山の中へ。かなりの登山となりました(^^; でも、道が険しい分、ほとんど誰にも会うことなく、空いていたのはよかったです。
伏見稲荷大社に行ってみたかったのは、お稲荷様が好きだったからです。特に理由はなく、なんとなく昔から好きでした。よく、お稲荷さんは怖い、という話も聞きますが、失礼なことをしなければ全然恐れることはないと思います。罰の当たるようなことをすれば別ですが、真摯に参拝するのに、怒る神様なんていないと思うのです。
ただ、私は千本鳥居のイメージしか持っていなかったので、次々と現れる「お塚」に驚きました。それは、今まで見たことがない光景でした。伏見稲荷大社は、とにかく広いのですね。稲荷山全体が神域であるということを、実感した旅となりました。