布マスク手作りしてみた

緊急事態宣言の対象地域が、全国に拡大されることが正式決定しました。皆で一丸となって、ウイルスの封じ込めをがんばりたいです。

ということで、布マスクを手作りしてみました。作り方はYoutubeの動画を3本くらい見ると、要領がわかります。写真は載せませんが、初めて作った私でも、満足の出来栄えでした。ミシンを使わず手縫いだったので、縫い目がきれいにできるかな、というのが心配だったのですが、基本、表布とガーゼをなみ縫いして表裏をひっくり返して作るので、縫い目が表に出ないので大丈夫でした。(作ったことない方は、動画を何本か見ればわかると思います)

ゴム紐をつけるところはまつり縫いですが、表布に響かないように、ほんの少しだけ布地をすくっていくと、表布にはほとんど糸が見えず綺麗に仕上がります。

マスクは、プリーツ型と立体型と両方作りました。立体型の方が作るのに時間がかかりますが、着け心地はよかったです。口の前に少し空間があると、息をするのがかなり楽だと感じました。

私、今回自分が作るまでは、あんまり立体型の見た目が好きじゃなかったんですけども(^^; カラス天狗っぽいなあと思ってしまって。でも、実際つけてみると呼吸が楽。長くつけるなら、こっちの方がいいなあと思いました。

まあ、これはそれぞれ、お好みですね。見た目をとるか。着け心地をとるか。

型紙も、動画の中で紹介されていますので、自分で作れます。曲線はコンパス必要なのかと思っていましたが、フリーハンドで大丈夫だと思います。私は、曲線はフリーハンドで、お手本を真似て書きました。一つ型紙を作れば、何度でも再利用できてうれしい。

人それぞれ、いろんな作り方があると思いますが、動画を何本か見ると基本がわかります。その上で、自分なりの作り方をすると楽しいです。私の場合、ガーゼはハンカチを使うのではなく、医療用の薄いガーゼを何重にも重ねて使ったので、型紙通りに切るとガーゼの端がかなりボロボロになってしまうのが問題点でした。プリーツ型はまだいいのですが、立体型をつくるときには、縫うのが大変で。

そこで、立体型のマスクをつくるときには、表側の生地にガーゼを切ってぴったり沿わせるのではなく、ガーゼを切らずにダーツを寄せて形を合わせて縫ってみたところ、うまくいきました。(これ、文章にすると意味不明だと思いますが、切り口がボロボロになるガーゼを使った人にはわかるはず)

ガーゼ、切らなければ、端はあらかじめ処理してあるので、扱いやすいんですよね。

手作りマスク、案外簡単に作れますのでお勧めです。可愛い生地、自分好みの生地で作ると着けるのが楽しくなります。表地は、少しハリのあるタイプがかっこよく仕上がると思います。

私はゴム紐がなかったので、新品のストッキングを切って使いました。ふくらはぎとか、腿にあたる部分を幅2センチくらい、切ればそのまま輪になって使えます。切り口が汚くなる心配はいりません。切ってみるとわかりますが、引っ張るとストッキングの性質でくるくるっと丸まるので、切り口は見えなくなります。そして、ストッキングの生地だと耳が痛くないし、何本もたくさんとれるし、とにかく軽くていいですよ~。

女子は普段、お裁縫する人も多いですし、手作りマスクもそんなに苦労せず作れると思いますが。男性は針と糸に縁がない方も多いかと思うので、大変ですね。このところ、買い物にいったときに他の人のマスクを見ると、お子さん連れのお母さんが、手作りマスク率高いです。たぶん、幼稚園や小学校で、道具入れとか給食袋とか、バッグを手作りして慣れているのでは?と思います。

そして、マスクをしてない方、男性が多いです。多いです、というのも言い過ぎかもしれませんが。そもそも、スーパーでマスクしてない方がほとんどいない状況ですが、その中でもマスク無しの方は、男性の確率が高くて。たぶん、マスクがなくて困っているんだと思います。

なぜなら今、マスクはどこにも売ってないから。私も、スーパーでは必ずマスクの棚をみるのですが、一度もあったのを見たことがありません。常に空です。別にマスクを買うつもりはありませんが(布マスクを使うので)、状況確認でなるべくチェックするようにしています。観察を続けていますが、今、本当にマスクはないのです。買いたい人がいても、買えない状況なのです。

仕入れがゼロではないのでしょうが、本当に少数なんでしょうね。だから、出てもすぐ売れてしまうのかなと思います。欲しい人が買えないという状況が、現実です。私の住む街は、そんなに都会ではないですが、そんな田舎でもこの状況です。だから、マスクがなくて困っている人、実は結構な数、いるんじゃないかと思うんですよね。

手作りできればいいけど、それができない人は。使い捨てマスクを使い回すといっても、限度があるから。手持ちのマスクがなくなれば、本当に困ってしまうでしょう。

だからこそ、私は政府が配るマスク、本当にありがたいなあと思うんです。たった2枚かもしれないけど、でもその2枚は、再利用できる2枚です。洗って、何度でも使えるじゃないですか。要らないという人は、ぜひ、周囲の欲しい人に譲ってあげてほしいです。欲しい人はたくさんいると思います。譲り合いで、皆がマスクを手に入れられたらいいですね。

このマスク不足は、たぶん長期間続くと思います。日本企業が中国の工場で生産する日本のマスクは、中国の規制が入ってその一部しか日本に輸入できないのだとか。その一方で、世界のマスク需要はますます高まっている。日本では長期間、市販のマスクが買えないことを覚悟した方がいいのではと思います。だからこそ、布マスクがお勧めです。安心して、何度でも使えるし、ガーゼを使ったものは着け心地が抜群ですよ。

マスクの消毒については、そっと手洗いした後、外干しすれば天気のいい日なら紫外線がばっちり仕事してくれます。あのお日さまの強烈な光は、無限の恵みです。ありがたいです。

日本は水に恵まれているのも、幸せなことだと思いました。水がなければ、布マスクを洗うこともできない。きれいな水がなければ、どうしても使い捨てマスクが必要になる。
昨日、CNNJのニュース映像で、発展途上国の現実を見ました。感染症対策でスラムに配られた使い捨てのマスク。でも、膨大な住民の数に、全然足りていない。しかも、使い捨てマスクなので継続的に補充することが必要なのに、実質それが不可能。せめて布マスクならばと思うけれど、それを洗うきれいな水がない。今後、こうした国で感染はどう拡大していくのだろう…。

ともかく、今は日本中の人が心を合わせて、感染拡大防止をがんばる時なのだと思います。たった一人の油断が、皆を苦しめることになってしまう。だから皆で、心を合わせてがんばりたいです。感染しない、感染させない、みんなでウイルスを封じ込めましょう!

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