犬のマナー看板効果

前回の記事で、犬のマナー看板のことを書いたのですが。

実行しましたよ~(^^)

さっそく市役所で看板をもらってきました。私の住む街では、この犬のマナー看板は無料でくれます。A4の紙を横にしたのより、一回り(ふたまわりか?)大きいくらいのものでした。

ただ、ラミネート加工したペラペラの状態ですので、このままでは設置できません。

ホームセンターで、短い杭を半分に割ったもの(半割杭)と、薄い板を買ってきました。

まずは杭に、釘で看板を打ち付けます。

これが結構大変でした。釘を打とうとするとずれるし。

ヒノキの半割杭は、硬いのでなかなか釘が入っていきません。釘を打つ音が響くので、平日の昼間を選んで作業しました。

看板を半割杭に固定したら、釘の頭の部分を、ヒノキの薄い板で覆って隠し、またその上から2か所だけ、釘を打ちました。

これは必須の作業ではありませんが、釘の頭がたくさん見えない方がきれいな仕上がりになるし、半割杭と薄い板で看板を挟む状態になるので、より丈夫になるかと思って。

そのように、3枚の看板を仕上げるのに、1時間強の時間がかかりました。慣れた人なら、もっと短い時間で仕上げることができるかもしれませんが、私には無理でした。

釘打ちに失敗して、手がすべって手を金づちで打ち付けてしまったり(痛かった・・・)、かなり悪戦苦闘しましたが、これを設置するのもなかなかの重労働でした。

設置する場所は、イネ科の雑草がびっしり生えているところなのです。

30センチ程度に刈りそろえてはありますが、根っこはびっしり、しっかり張っています。

まず、看板を設置する場所を、60cm四方、草刈りしました。

その上で、杭を埋めるために、土を掘り返しますが、全然進まない・・(^^;土にスコップが入らないのです。土の中は、網の目のように根っこが張っています。スコップを差し入れても、なかなか根が切れません。

土自体も、固く締まっています。畑の土のように柔らかくはなく、石もゴロゴロ埋まっています。

スコップの先が石に当たるたびに、石を掘り起こす作業です。小さい石ならいいのですが、大きいものはその周囲を相当掘らないと取れないので、時間もかかります。

スコップに力をこめてもなかなか、土の中にささっていきません。手のひらをスコップのお尻?の部分にあて、ぐいぐいと力を込めていましたら、手のひらの皮が破れ、血が滲みました・・・(^^;

四苦八苦しながら、3枚の看板を設置しました。なかなか目立つ、良い仕上がりになったと思います。道路に接した両角と、畑の入口の、計3か所です。

この看板に書いてあるイラストと、言葉が、素晴らしいのですよ。

「散歩は、排泄のためではありません」というようなことが、可愛らしい犬のイラストと一緒に書いてあるのです。

命令調でもないし、なにより、単に「ここに排泄しないで」ではないことが、素晴らしいと思いました。

「ここにフンやおしっこをしないでね」だと、じゃあ、他の場所ならいいのか、という話になってしまうし、それは困ります。

要は、人の手が入っているところ、人がきれいに管理しているところで、犬に排泄させないでほしいのです。看板周辺だけがきれいになれば、それでいいという話ではなく。

我が家の前がきれいになっても、その分、他の場所でするようになったら、そこの場所の人に申し訳ないです・・・。

人がほとんど立ち入らないような山の中とか、自然いっぱいのところならまた別かもしれませんが。住宅街とか、人が管理している畑では、犬の排泄は本当に困るんですよね。

普通の排尿ではなくマーキング程度なら、少量だしいいじゃないか、と思われる方もいるかもしれないですが、マーキングを1度すると、尿を回収するのは不可能ですし、後からきた犬がどうしても、そこでまたマーキングしちゃうんですよ。それは犬の習性で、仕方ない。

だから、マーキングはさせないでほしいです。その場所が、公衆トイレのようになってしまうんです。次から次へと、後から来た犬が、そこに臭いをつけたくなってしまうから。犬の問題ではなく、そこでマーキングをさせる、人間の問題なのです。

我が家の畑の前は、きれいに管理しているのでちょうど、犬のトイレにはちょうどいいと思われてしまうのでしょう。今まで排泄をさせる人、マーキングをさせる人が、後をたちませんでした。犬のトイレ状態です。

でもこの看板をつけたら、今のところは、犬のフン被害はありません。私が見る限りで、フンや尿をさせる人もいないです。今後のことはわかりませんが、ひとまず効果はあったと思います。

私がこの看板を設置したのは、最終手段。もうこれ以上、犬のフン害について、新しくやれることはありません。

(今後、適宜、ハーブを植えることは続けるつもりです。ハーブの香りで犬の排泄を防ごうとは思っています)

なぜ看板が最終手段で、もっと早く設置しなかったかというと、やっぱり見かけの問題ですよね。普通に通りがかった人や、きちんとマナーを守っている人が、看板をみて嫌な気分になったら申し訳ないという気持ちがありまして。

実際、看板を設置してから、なんとなくですが、犬の散歩の人が減ったような気がします。たぶん、きちんとマナーを守っている人でも、この看板を見たら、「疑われたら嫌だな」と思って、散歩コースを変えてしまったのかも。たしかに、私がもし犬の散歩をしていたとしても、こういう看板をみたら、疑われたくないので近付かないと思います・・・。

そういう、マナーを守っている人に対しては、申し訳ない気持ちもありますが。ひとまず看板に、一定の効果があることは実感しました。

最初は、看板なんて効かないのじゃないか?と、思う気持ちもあったんですけどね。

この犬のマナー看板には、保健所の名前も入っています。公的機関のお墨付きです。なんてったって、市役所でもらってきたものですからね。個人で用意するものより、やはり公的機関の名前入りの看板が、効き目があると思います。

時代は変わりました。

もう、犬の散歩で、道路でフン尿させるのが当たり前の時代では、ないです。「散歩は、排泄のためではない」ということが、みんなの常識になればいいなと思いました。

犬の排泄くらい、いいじゃないか、と思う人もいるかもしれませんが。そういう人には言いたいです。

毎日、そこを公衆トイレのように使われる人の気持ちになって考えてください。フンだって、片付ければいいという問題ではないです。完全に回収は無理ですし、取りこぼしもあるし、臭いも多少は残りますよ。尿だって、回収はできませんし、水分は蒸発しても臭いはのこってしまう。水をかけるのは、かけないよりはましですが、でも、かけるからそこの場所でいつもしていいのかというと、それは違うと思う。

もしも、「それくらい」と思われるのだったら、試しに、自分の家、自宅の前で毎日排泄をさせてみてください。それが嫌で、不潔だから、わざわざ自宅から離れた散歩先で排泄させるのですよね。そこが、自分の家ではない、よその土地だから・・・。

犬が自然の草むらや土の上で排泄できないのは気の毒だ、というのなら、犬の飼い主が何人か集まって、土地を買って排泄専門の場所にしたらどうかな、とも思います。草を生やして、犬の好む排泄場所をつくるのです。そして、当番制でそこの草刈りや、整備などをするといいいと思います。それなら、誰も文句は言わないと思います。

結局、マナーの悪い犬の飼い主も、犬の排泄が不潔だという感覚はしっかりあるのでしょう。だから自宅の庭や、自宅の前ではさせない。散歩に行って、自宅から離れた場所でさせるわけです。

この犬のフン尿問題に悩まされるようになってから、犬に注目するようになりまして。

そうすると、フンを置きっぱなしにする以外に、マーキングに関しては、思った以上に被害がたくさんあります。近所の塀、壁など、住人の知らないところで、結構、当たり前のようにされてます・・・。

フンの置き去りは誰が見ても汚いものですが、マーキングなどは時間が経つと被害がわかりにくいので、住んでいる人も気付いていないことが多いです。

でも、わかったらきっと怒ると思います。

誰だって、自分の家の壁に、犬の尿をかけられたくはないですよね。それに、1度かけられると、後からきた犬が、どうしても臭いに魅かれて、また重ねてマーキングしてしまうんですよ。心ある飼い主さんは、それを防ぐためにも、住宅街などでは犬に臭いをかがせていません。臭いをかげば、自然とマーキングしたくなってしまうのが、犬の本能だから。

考え方が変わってほしいなと思います。

散歩は、排泄のためではないです。排泄は基本的に自宅ですませ、どうしても散歩中にしてしまうようなら、きちんと処理をすること。フンは回収(排便の体勢になった時点で事前に紙を敷くと、取りこぼしなくきれいにとれる)、マーキングや尿などは、水をかけて少しでも薄める。

毎日同じ場所を公衆トイレ状態で使うのでなければ、たまの粗相ならまだ、仕方ないです。

でも私が怒っているのは、毎日、そこで公衆トイレ状態で、犬に排泄やマーキングをさせるのが当たり前になっていること。

これはもう、犬を飼う人の品性が問われますね。

フンだって、片付ければいいと言う話ではないです。そもそも、人の家や畑の前を、公衆トイレにしてほしくないのです。犬を飼う以上、最低限、マナーを守ってほしいです。自分がされたら嫌なことを、他人にしてはいけないです。

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