犬フン尿よけに竹酢液は効果が弱いかも

1月7日の朝。自宅前の犬フン尿対策として、竹酢液を原液でまいてみました。

カインズで買ってきた竹酢液は、1.5リットルのものです。商品説明には、犬よけに使う場合は原液もしくは10倍程度に薄めるよう書いてありました。

今、我が家は犬の公衆トイレ状態でして、うちの前にフン尿させていく犬が複数います。この習慣をやめさせるにはかなりの努力が必要になります。10倍程度に薄めるより、ここは原液で勝負です。原液を500ミリリットルほど使います。

朝7時の明るくなったときに、うちの敷地と道路の境の部分にジョウロで、少しずつまいていきました。

竹酢液は、竹炭をつくるときに発生する煙から作られます。どんな匂いがするのかなあ、と興味がありましたが、物を燃やしたときの匂いと、酢の匂いが少し混ざったような感じでした。

物を燃やしたときの匂いは、けっこう強力だと思います。以前犬よけでハイターを薄めたものをまいたときには、人間の鼻にはほとんど感じられませんでしたが、この竹酢液は人間の鼻でもはっきり感じ取れました。

でも、嫌な匂いじゃないですね。私はこの匂い好きです。香ばしい匂い。もちろん人によって好き嫌いはあると思いますが、私はこの匂い、田舎の懐かしい感じがして好きです。うちの近所では、昔はあちこちの田んぼで、刈り入れの後、籾(もみ)ガラを燃やす風景がありました。そのときの煙の匂い。

竹酢液には、期待が高まりました。この、人間にさえ感じられるほどの強い匂いなら、犬には強烈でしょう。かなり嫌がるんじゃないかと。

結果は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・駄目でした_| ̄|○

うーん。残念です。効かないわけではないのですが、すぐに効力が弱まってしまうことがわかりました。匂いがなくなるのです。

朝たっぷりまいたのに、朝は大丈夫でしたが、夕方はもう駄目でした。

夕方、散歩ラッシュの時間になり家の前を見張っていたら、散歩中の犬にフンをされそうになりました。

竹酢液をまいた、まさにその場所です。

犬は平気な顔をして、当たり前のように座り込んでフンの体勢になったので、慌てて私がとめました。それにしても飼い主・・・・なんで人の家の前で、犬にフンさせるんだろう。

取っていけばいいというのは大間違いです。取りきれないものが残りますし、臭いが残るので後から来た犬がまた、フン尿、マーキングなどをしたくなってしまうのです。というか、1度フン尿、マーキングをした場所に他の犬が通りがかった場合、飼い主がとめない限りほぼ100%、その犬もフン尿していきます。それが犬の本能だから。他の犬が臭い付けした場所は、素通りしないです。なにかしら、臭いをつけていこうとします。

今回、家の前で堂々とフンをさせようとした飼い主は、携帯電話でしゃべりながら散歩をしていました。私は警戒しながら、庭に立って様子をみていたのですが、うちの敷地前で犬を促し(敷地内ではなく、道路との境ですが、まさに家の入口です)、犬にフンをさせようとしたので、駆け寄ってとめました。

「ここで犬にフンをさせないでください。後からきた犬がみんなしていくので困っています」

飼い主は、驚いたように私を見て、小さく「すみません」と言って、犬を引っ張っていきました。そして、隣地の空き地(温室の跡地)に犬を入れ、そこでフンをさせていました・・・・。

隣地に関しては、もう敷地内にはっきり入れていましたね。道路ではないです。どうして他人の土地に犬を入れてそこで排泄させるのか、本当に非常識だあなと思います。そこは土と草があるので、自然なところで排便させたいのでしょうか。だったら自分の家でやればいいのに・・・。せめて敷物をして、フンはすべて持ち帰ってほしいです。こぼさないで。

うちに怒られたから、じゃあ隣地でさせる・・・とかいう感覚は、私には到底理解できません。どこの家であっても、自分の家や土地の前で、犬にフンをされる(しかもそういうのは習慣なので、毎日のように)というのは、嫌なものでしょう。

ともかく、竹酢液が、たった12時間程度で犬よけの効力をなくす、ということがわかり、ショックでした。朝まいたものが、夕方には効かないのですから。

もしかしたら、犬の個性にもよるのかもしれませんが。今回の犬は、小型犬だったので嗅覚は大型犬より鈍いのかも? そして老犬だとしたら、嗅覚が衰えている可能性もあります。

ただ、竹酢液が犬よけにあまり有効でなかったというのは、なんとなく納得してしまうところもありました。というのは、だって「いい匂い」だったから。私はこの匂い、好きです。自然の、懐かしい匂い。犬も本能的に、危険でない、安全だというのを察知したのでしょう。

強い匂いではあるけれども、それは、あくまで自然の匂い。本能的に危険を訴えてくるようなものではないからです。私も、まくときは手袋しませんし、マスクもなしです。体に害があるものではないですからね。

今回、私が注意した飼い主、犬はパピヨンでした。

そういえば今回フンをしようとしていた場所のすぐ近くに、お正月そうそう、犬のフン跡がありました。フンが丸々残っていたわけではなく、回収はしたのでしょうが軟便のため、アスファルト上に取りきれないフンの跡(かけら)が残っていました。

以前の逆切れおじいさんがまたやったとは考えづらく、またどこか、別の飼い主がここ周辺をトイレにしているんだなあと思っていましたが。

今回のパピヨンが、おそらく犯人だと思います。フン跡が残ってからわずか数日ですし、現場が50cmくらいしか離れていないですし、このパピヨンはいつも、その場所をトイレにしていたのでしょう。

今後はまた重点的に、この場所で犬よけをする必要があります。犬のトイレの習慣がついている場所を変えるのは、本当に大変なことです。ただ、いったんその習慣をなくしてしまえば、後は楽になるとおもうので。

ともかく、今のトイレ習慣が付いている犬に、習慣をなくさせることを目指します。

試してみた竹酢液は、体にはいいんだろうけど、犬よけには今ひとつ効果が薄いということが、わかりました。

次回記事では、100円ショップの犬の忌避剤を試した結果を書きたいと思います。

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