田んぼ道は、犬のトイレではありません

今朝も早起きして、少し離れた場所にある畑に、犬の忌避剤をまきに行く。雨上がりは特に、勝負どころだ。
犬が一匹でも排泄すれば、以後そこは犬のトイレとなる。
雨上がりは、いろんな匂いがいったん洗い流されている。最初にどんな匂いがつくかが、勝負なのだ。


犬の嫌がる匂いをつければ、当分の間は大丈夫。
でも、私が忌避剤をまくより先に犬が、たとえ一匹でも排泄していれば。
そこはもう、後から来た犬が全部、「追いがけ」する場所になってしまう。

うちの畑前の道路は、一時期「犬のトイレ」と化していた。去年から集中的にかなりの努力をして、だいぶ犬が寄り付かなくなったとは思う。イエローチョーク作戦も実行した。

だけどずうずうしい飼い主(1人ではなく複数)は、少し気をゆるせば途端に、犬のマナー看板周辺にフン尿を置いていく。

忌避剤をまいた直後は大丈夫でも、3日経てばかなり匂いが薄れるのだ。そうなると、途端にやられる。そして、一度でも尿やマーキングがあれば、後から来た犬は全部そこに引っ掛けていく。

もうね、本当にイタチごっこよね(^^;

いろいろ試してみたけれど、畑前に関しては、一般に売られている犬の忌避剤を使っている。1本使い終えると、別の会社のものを使う。匂いは、少しずつ違っていた方が効果が上がるらしい。ホームセンターでいろんな忌避剤の説明書を読んでみたけれど、同じ会社から複数の匂いのものが出ていたりして、できるだけ匂いを変えるようにということが書いてあるものがあった。

たとえばフマキラー。

「犬 猫まわれ右」という商品を出している。シトラスの香りと、ローズの香りがホームセンターの棚に並んでいた。私はシトラスの香りをチョイスして購入。

たぶんローズだと、甘ったるい人工的な香りで、私の気持ちが滅入るだろうなあと思って。せめてシトラスの方がまだましかなと。

実際、今日畑の前にその、「フマキラー犬猫まわれ右 シトラス」をまいてみたけれど、そんなに悪い匂いではない。人工的ではあるし、自然のシトラスの香りとは全く違うけども。

本当は、人工的なものをまきたくなどない。

私は自然が好きだし、そこに咲く花の香りや草の香り、木の匂いを楽しみたいのだ。

けれど、犬のフン尿をどうにかしないと。散発的なフンの放置も招くし、畑に行くたびに憂鬱な気持ちになってしまうので。

戦い続けることを決めた

いや、ほんと、これは本当に戦いだ。

たぶん、マナーの悪い飼い主は、深く考えてはいないんだろうけど。やられる側にとっては、本当に深刻な問題で。

自分の家の前が、あるいは手入れして大切にしている畑の前が、よその家の犬の毎日のトイレにされていたら。

平気な人なんているんだろうか。現場を目撃すれば、誰だって腹が立つと思う。

今日、朝早く畑の前で忌避剤をまいているときに、小型犬を連れた飼い主が通りかかった。さすがに気がとがめたらしく、うちの畑前ではなく一本南側の、たんぼ道を通って行った。やはり、忌避剤をまいている人のまん前で、犬を連れて散歩というのは、気まずいんだろうと思う。

フン尿やマーキングをしない人なら通るのは全く構わないけど、でも、小型犬を連れた人の場合、犬の自由にやりたい放題やらせている人が多い。

その人をちらっと見たら、やはり、田んぼ道で犬におしっこをさせていた。

やっぱりなーと、思う。

もちろん、その人はそこの田んぼの持ち主ではない。自分の家でフン尿させると汚いから、毎朝散歩して、よその家の田んぼや畑の前で、フン尿させるのが習慣なのだ。

散歩は、排泄のためではない。運動のためだ。散歩の前に、自分の家で排泄をすませる癖をつけるのが、マナーだと思う。土があるから、草があるからといって、そこはあなたの犬のトイレではありません。

それと、何よりも。

お米を作る場所で犬に排泄させるのは、失礼じゃないのか?と思う。

お米だよ。人の口に入るものだよ?どうしてそこで、犬に排泄させるんだろうか。

今朝見た人は違うけれど、別の人で、いつも田んぼにフンを投げ込む人もいる。その人は、田んぼ道で犬にフンをさせた後、持っている杖で、犬のフンを田んぼの中に投げ込んでいる。

初めて見た時は驚愕したし、腹が立った。お米を育てる田んぼに、犬のフンを投げ入れるなんて信じられない。

けれど、そういう人が確実に存在するし、そういう人からしたら、他人の家の前で犬にフン尿させることに罪悪感はないんだろう。

犬のフン尿マナー、全国で問題になっているけれど、本当にこれは皆で考えなくてはいけないことだと思う。散歩で、フン尿やマーキングは厳禁だということ、常識になってほしい。

道路は、犬のトイレじゃないのです。

犬にトイレをさせるなら、自分の家でさせてください。

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