ゴミ置き場をカラスに荒らされないための対策

今週の我が家は、ゴミ当番です。1年に1度程度でまわってくるこの当番。なかなか憂鬱です。

春から夏にかけて、カラスがゴミ置き場を荒らします。同じ市内でも対策はそれぞれで、大きな金属製のカゴを用意して、そこにゴミを入れるタイプのものもありますが、これだと初期の設置費用にお金がかかるのと、カゴに入りきれないゴミがあった場合、無防備にカラスにやられてしまうので、メリットばかりではありません。

その点、私がゴミを捨てさせてもらっているゴミ置き場は、黄色い網をかけるタイプで、ゴミが多少増えても網を上手にかければ、ゴミの量には柔軟に対応できます。デメリットは、カラスに網をめくられたり、隙間からつつかれてしまうこと。カゴのように、カラスの襲撃を完璧に防ぐことはできません。

金属製のカゴか、黄色い網か、どっちがいいかという話ですが、私は黄色い網がいいと思っています。大きな金属製のカゴだと、中に小さなゴミが落ちたり散乱したりしたときに、拾いにくい。人が入れるほどの大きなカゴタイプだと、拾うのは簡単かもしれませんが、ぱっと見た目が圧迫感がありますし、掃除もしにくい。

その点、網は単純です。ゴミの回収日だけ広げて使い、改修後は丸めてたたんで収納できます。下が平たいコンクリートになっているので、掃き掃除も楽ちん。細かいゴミまで、掃けばいっぺんに片付きます。

ただ、カラスは悩みの種。私の使うゴミ集積場は、100世帯以上が共同で使っていまして、出されるごみも大量なのです。それを狙ってカラスが来る。春夏のカラスは、子育て中で必死なので、人間が追い払っても追い払っても、人のいない時間を見計らって、ゴミ袋をつつき、荒らします。

でも、ゴミ当番を1度でもやると気付くのですが、荒らされるゴミ袋にはある特徴があるのです。

それは。

ゴミ袋から、食べ物が目視できること

カラスは、命がけでゴミをあさっています。人間に嫌われていることも承知していますので、無駄な動きはなくて。食べ物のある袋を、ピンポイントで狙います。ゴミ袋を無差別につついているわけではないのです。「ここに食べ物がある」というのを、目視して、そこをつついて袋を破ります。

私の住む市では、半透明の指定のゴミ袋を使うことになっているのですが、半透明なので、中になにが入っているかは見えます。ゴミ収集をしてくださる方の安全のためにも、半透明であることは大事です。なにが入っているかまったくわからない黒いゴミ袋では危険だし、不気味。

だから半透明のゴミ袋を使うのは当然のこととして、あまりに不用意にゴミを出す人が多すぎる。食べ物の残り、生ごみなどが見える状態でゴミ置き場に出してあるから、カラスもそこをつつき、袋を破り、ゴミ置き場が汚れるんです。

逆を言えば、そこさえ気を付ければ、カラスの害も大したことないんです…でも現実、食べ物が見える状態でゴミを出す人の多いこと多いこと。どうしてこんな単純なことに気付かないんだろうって、不思議になります。

今日のゴミ当番も悲惨でした_| ̄|○ ゴミを出していい時間帯は6時から8時30分まで。その間、当番は複数回見回りすることになっているのですが、行くたびにカラスに荒らされ、生ごみが引っ張り出されて道路に散乱している。今日は5回見回りました。

  • 6時10分
  • 6時40分
  • 7時05分
  • 8時05分
  • 8時30分

私は見回りのときには、小さなゴミ袋に新聞紙を入れたものを用意してでかけます。水分の多いゴミもある(というか、引っ張り出されて散乱しているのはたいてい生ごみ)なので、ゴミ袋の底に新聞紙を敷いています。拾うゴミの量が少なければ、何度も同じ袋を使って最後にまとめればいいんですけど、今日は行くたびに、小さなゴミ袋が満杯になりました。ゴミのかけらを拾うというより、大量のごみをまとめる感じ。

カラスも子育て中でエサが欲しいので必死です。悪いのは、人間のゴミの出し方。

本当に、ちょっとしたことなんですけどね。生ゴミは、新聞紙や紙袋で包み、見えないようにしてゴミ袋に入れる。ただそれだけ。それを守ってくれたら、カラスはゴミ置き場を荒らしません。

カラスは、見えている生ゴミを、ピンポイントで狙ってきますから。もちろん、生ゴミじゃない部分をつついて袋に穴をあけるケースも皆無じゃありませんが、その場合は、くちばしを突っ込んだ時点で「食べ物じゃない」と気付くので、引っ張り出して道路にぶちあける、ということが少ないんです。引っ張り出しても、生ゴミじゃなく乾いているものだったら、拾って掃除をするのも楽です。

今日は大変でした。一番大変なのは、水分を含んだエノキが、道路にぶちまけてあったこと…

もちろん、やったのはカラスなんですが、私はエノキをゴミに出した人間の方に怒りを覚えましたね。(# ゚Д゚)

ぐちゃぐちゃになったエノキが、舗装道路にくっついているのです。ビニール手袋をしていても、なかなか拾えません。車にひかれたエノキは、見た目えらいことになってますが、ペースト状ですのでほうきで掃くというのも難しいですし、ざらざらしたデコボコ面に入りこんで、デッキブラシで水洗いしながらこすらないと、完全にきれいにすることはできない。

でもゴミ置き場には水道もないですし、回収車はこれから来るので、水をまくのも迷惑になります。仕方ない。地道に、ビニール手袋をはめた指先で、少しずつつまんで、拾い上げます。ぐちゃぐちゃのまま放置するわけにもいけないので、こっちも必死です。

できる範囲で拾い終えたら、後は放置。1時間ほど太陽の光が当たって乾燥したら、ほうきではけるようになるでしょう。それまでは、これ以上できることはないので、拾ったゴミを持っていったん家に帰ります。

生ゴミは、見えないように新聞紙か紙袋にくるみ、小さなビニール袋にいれてしっかり口を縛ったうえで、指定のゴミ袋にいれましょう。

たったこれだけのことで、ゴミ置き場はカラスに荒らされなくなります。生ゴミ以外の乾いたゴミなら、カラスの多少のつっつきがあっても、掃除は格段に楽になるはずです。

カラスがゴミ置き場を荒し、生ゴミが散乱するのは、人間の責任です。生ゴミを見える状態で、袋に入れているからです。

今日はなかったけれど、以前には、焼きそばや、フライドチキンの食べ残しが、ゴミ袋からそのまま引っ張り出されて、散らかっていることもありました。飽食の時代ですね。「古くなったから捨てよう」と人間は思っても、カラスにとっては大ごちそう。見た目腐ってもいない、おいしそうな焼きそばやフライドチキンでした。カラスはさぞや味をしめ、「またこのゴミ置き場を狙うぞ」と心に決めたことでしょう。

ゴミ置き場、カラス対策は「見えない化」がポイントです。簡単なことなので、みんなが少しだけ、気を使ってくれるといいなあと思います。

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