映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」感想

映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」を見ました。以下、感想を書いていますが、ネタバレしていますので、未見の方はご注意ください。

もうこの映画、最初のシーンから全力で引き込まれてしまった。

イイ(*^-^*)。主人公の福士蒼汰さん演じる南山高寿(たかとし)が、もっさりしてて、あか抜けない感じでとてもイイ。その純朴な青年が恋に落ちる瞬間が、すごくイイ。一目惚れを映像化した作品の中で、一番だと思う。目が離せなくなっちゃって、戸惑って、困って、ドキドキしたまま彼女をみつめる、心臓の鼓動の音まで聞こえてきそうな演出。

そして高寿の一目惚れの相手、福寿愛美(えみ)役の 小松菜奈さんがこれまたイイ!(^^)! コートを着てるけど、電車の窓から入る陽射しはもう春なのよ。扉の横で立って、本を読む姿がハッとするほど綺麗で、可愛くて、吸いこまれる。もう高寿の気持ちがそのまんま、自分の気持ちになる。愛美ちゃんの姿に、吸いこまれちゃうのよね、魂ごと。

一目惚れです、と初対面の相手に声をかけるなんて、冷静に考えたらできないことだけど、そこが若さ。若さは許される。(^^)高寿の不器用な感じも、いいのよね。もっとシャレた言葉や、上手い言い方はあったかもしれないけどさ。そうじゃない感じがいいのよ。もっさりしてるところがとてもいいのです。

電話番号じゃなくメアドを聞くところも奥ゆかしくて。メアドなら、電話より心理的に遠いもんね。プライベートにずかずか踏み込む感じがない。高寿が、愛美に携帯電話を持ってないと言われて、婉曲に断られたと思ってじわじわと落ち込む感じも微笑ましかった。若い二人の出会いが、可愛いなあ。

初心な高寿に、恋のあれこれを指南する親友役を、東出昌大さんが演じているのも、あまりにピッタリで笑ってしまいました。東出さん、いろいろあった役者さんですけど、実際女性には慣れてるんだろうなあと思いますし。演技というか、素かな?なんて思いながら見てました。

高寿が愛美の秘密を知ったとき、自分達の運命に気付いたとき、その苦しさが一度は二人の関係を壊しかけるけど、すべてを知っている愛美はただ、時間が流れるのを待つしかなくて。逆方向に時間が流れるカップル。いったいどちらがマシなのだろう、楽なのだろう、と考えてしまいました。

結論。やはり、高寿の方が楽だろうな。互いに20歳で会えるのがたった30日間なら。だんだん関係が深まる方が嬉しいし、自然だから。初日がピークで、後はどんどん他人行儀に、遠ざかっていくのはせつなすぎる。

1日が終わるごとに、高寿との思い出が生まれるごとに、泣く愛美の気持ちを思うと気の毒で。どんどん遠ざかるんだもんなあ。まだ高寿の立場の方がましだと思う。途中で真実を知らされたって、まだ先があるもん。一緒に共有できる思いも、時間もさ。愛美は独りで、それを抱えなきゃいけないから。

20歳の30日の、大切さを思いました。25歳と15歳は、男女がどちらであれ、恋人にはなれない。その点、同い年で20歳って、いいですね。夢いっぱい、希望がいっぱい。

福士蒼汰さんと小松菜奈は美男美女ですが、画面から伝わるのは、本当に平凡な、どこにでもいそうな若いカップル。そこがいいんですよ。特別じゃなくて、誰にでもあるはずの、若い日の光景だから。二人の気持ちをまるで自分のことのように感じられる。二人が嬉しそうにしているときはこっちまで嬉しくなるし。悲しんでいるときには自分のことのように心が痛かった。

「ヤバイ、抱きしめたい」

「抱きしめたらいいんじゃないかな。」

この辺の流れも、キュンキュンしますね(*´ω`*)

性的同意書がどうこう言われるこの頃ですけど。性的同意書なんか、意味がない。セクハラや強制がダメなだけで、恋人同士の自然な流れって、古来からあるわけで。セクハラや強制をなくすために性的同意書は全く無意味というか、むしろ害悪では?この頃の若者たち、特に若い男性は、臆病にならざるをえなくて気の毒すぎる。

今の法律では、後で女の子が心変わりをしたら、アウトになってしまうから。「本当は嫌だった」「本当は同意していなかった」女性のその一言だけで、罪を作り上げるのはおかしい。そこにセクハラや強制性があったのかどうかなんて、状況を総合的に、客観的に判断するしかないのにね。

この映画の、二人の初めての一夜を見ながら、そんなことを考えていました。二人の時間が、本当に素敵だなあと思いながら。お互いをとても大切に、拒絶されることを恐れながら、二人がおずおずと近付いていく。

映画のちょうど半分ずつで、「知らない高寿」「知っている高寿」が描かれるのが興味深いです。最後にネタバレして派手に終わり、とかいうのではなく。知ってからの彼が何を考え、どう行動し、最終的にどんな自分を選ぶのか、後半が丁寧に描かれているから。

大好きな人と、どんどん関係が深まっていく。大好きな人と、どんどん関係が離れていく。どっちがつらいのか、それがわかったときに高寿はふっきれて、乗り越えた。不思議なタイトルの意味が、この映画の意味が、わかったときに、ああー、そういうことだたのかと思う。タイトル上手だなあ。

昔、私は映画化されるより前に、原作の小説を読んだ。面白いタイトルだから読んでみただけで、アイデアは面白いと思ったけれど、そんなに感動はなかった。だからこのブログにも、本の感想は書いていない。だけど今日見た映画は、原作の小説を超えてはるかによかった。それは俳優がはまり役だったことと、映画で映像で見る二人のデートが、とっても微笑ましかったから。

伏見稲荷や、鴨川や、もちろん初めてのピザや、事前準備の高寿の緊張っぷりも、笑えた。本人が素で、台本なしで出てるんじゃないかと思える、東出くんの親友っぷりも自然でよかった。

とてもロマンチックな映画だけど、でも人生の半ばを過ぎた私は思った。20歳の30日だから盛り上がるけれど、この先ずっと一緒に暮らせば、もしかしたら別れたかもしれないね(^^;家族になって、最後まで仲良く暮らすのか、それとも長い時間を一緒に過ごしたら、案外相手の嫌な部分が見えて、気が合わない部分に気付いて別れてしまったか。それは誰にもわからない。

高寿にとっての最後の日。愛美を絵に描く高寿が、かつてないほど自信にあふれ、愛美との関係性が逆転していることが面白い。愛美が好きすぎていつも、愛美を気遣っていた高寿が、なぜか上から目線みたいで(笑)愛美は初日だから、すべてを知ってる俺余裕、ということなのかな。

15歳の愛美を演じた、清原 果耶(きよはら かや)さんも、物語に深みを与えてましたね。映画の中で出演時間は短いけれど、15歳の愛美がどれだけ高寿に惹かれたのか、20歳の再会をどれだけ楽しみに待ったのか、わかる映像でした。15歳の愛美が会ういろいろあった末の25歳の高寿は、20歳の時より、ずっと大人で。そんな高寿を好きになってしまう、ちょっと寂しそうな、影のある清原 果耶さんの表情がよかったです。

35歳以降の二人は、どんな人生をたどったのかな? 案外、愛美は高寿のことを大切な思い出としたまま、別の人と別の人生を送っていそう。高寿の方が、愛美を引きずってずっと独身のまま過ごしてそう。エンディングに流れるback numberの「ハッピーエンド」が、映画にぴったりでした。20歳で大好きな人と結ばれて、最高の30日間を過ごし、35歳で別れる運命は、ハッピーエンドでしょうか?

愛くるしい愛美の表情も、優しい高寿の表情も、街の風景も光の加減も、すべてが美しい映画でした。

青いまま枯れていく

あなたを好きなままで消えてゆく

backnumber 「ハッピーエンド」

この曲が流れるラスト、聴き入ってしまいました。

犬フンとの戦いは、2025年も続く

今年度も、相変わらず犬フンとの戦いは続いております。今日も、雨の中畑前の草地に、ゼラニウムの挿し木をしてきました。去年の挿し木の成功率は、3パーセントくらいだけど(^^;

やらないよりはまし。少しでも犬フン尿・マーキングを防ぎたいから。

犬のマナー看板のすぐ横では、今日も歩道に犬のフンが落ちてた。小型犬の小さなフン。だけどこれが、次々と新たなフン被害を呼ぶんだよねえ。隣地の角には、大型犬のフンも落ちていました。犬の散歩をする人は、こういう草地をトイレに使う。自分の家の庭でさせるのは汚いからと、よその草地を自分の家のトイレにする。

犬フン被害が続く中、どんなに成功率が低くても、やらないよりはまし。だから雨の降る中、一生懸命ゼラニウムを挿し木し続けました。

今年に入って、畑前の大きな水仙の球根が1つ盗まれて、その日、うちの畑の入口においてあった移植ゴテも同時に、なくなっていました。大胆にも、畑の入口にあった我が家の移植ゴテを使って、道路(草地)の球根を掘ってもっていったらしい。

せっかく根付いて喜んでいた、犬よけの水仙でしたが。仕方ありません。今回はもっていったのが1つだけ。去年は、ごっそり何度もやられたっけ。

これ、水仙を掘っていくだけならまだしも、穴もそのままにしていくんだよね。去年もそうだったけど。今年は、入口に近い場所に大きな穴がぽっかりあいていました。埋める気すらない。

そのままにはしておけないので、すぐに変わりの球根を植え、土をしっかりかぶせて穴を埋める。移植ゴテがないから、大きなスコップを使います。しかし、移植ゴテに関しては、なにか対策をとらないとなあ。明らかに畑の敷地内に侵入されちゃってますし。入口に置いておいたのがまずかったのか。

次、また盗まれることも覚悟して、すぐに100円ショップの安いものをまた買ってきました。今度の移植ゴテは、畑の入口ではなく奥の方に隠しておきます。それから作業用の物置には、鍵をかけるようにしました。今までは、ただガチャンと押してロックするだけだったけど。移植ゴテを盗んだ犯人はおそらく、畑内に侵入している。

移植ゴテの値段は数百円ですが、今後、被害がどんどんエスカレートしないように気を付けなきゃなあ。物置の中に置いた様々な道具を、持ち出されないように。

おそらく、いつも畑の前で犬にフン尿・マーキングさせている人

=以前、私の設置したマナー看板を何度も持ち去った人

=以前、植えた水仙の球根を、大量に持ち去った人

=今回、移植ゴテを持ち去った人

なんだろうと思ってる。同一人物。

移植ゴテを盗まれたのが分かった数日後、監視カメラを設置しました。監視カメラはこのときの塚本無線「WTW-TRC2932 2400万画素トレイルカメラ」です。

何度か使ってみた感想は、電池の消耗が激しい。継続して使うなら、充電式の電池を買う必要がある。画像はとても鮮明だし、本体価格が1万円程度というのはとてもありがたいんだけど・・・。

結局、畑に侵入されているといっても、毎日ではない。だから、カメラを設置した日にちょうど犯人が侵入してくれれば撮影できるけど、そうでなければカメラは無駄。電源があって、24時間365日設置できればいいんだけどな。犯人の姿は、いまだに撮れていない。

設置→撤去→映像チェック、この繰り返しは結構大変で、カメラは諦めてしまいました。ここぞ、というときにはまた使うかもしれませんが、しばらくはもういいや。

地味ですが、犬がなるべく近付かないよう、ゼラニウムを挿し木すること、草刈をしてきれいな状況を保つこと、物置は常にロックして何も盗られないようにすること、コツコツやっていくしかない。

激しい怒りも通り越して、今はもっと、静かな怒り。犬のフン尿・マーキング問題。今年も、できることを少しずつやっていきます。

フジテレビとか宝塚とかジャニーズとか、ひどすぎ

フジテレビの騒動を見ていて思うのですが、問題が本当に根深い。個人のトラブルとかではないですよね。長く続いてきた伝統があって、反社会的な行為を告発する人たちをもみけす上層部がいて、その上層部にはもっと上の、暗い闇がある。

宝塚の事件では、宙組のトップスター芹香斗亜さんが退団公演をされたそうですね。東京公演はこれからみたいですけど、ニュースを読んでびっくりしたのは、「私は、幸せでーす!」の言葉。

亡くなった方のことを思うと・・・。

それを無邪気に喜ぶファンの人達。本当にそれでいいのか。批判してる方もいたけど、まるで何事もなかったかのように、芹香斗亜さんを応援している人もたしかにいて。人それぞれとはいうものの、応援している人の気持ちが全く理解できません。

トップスターには責任があったと思いますよ。もちろん、彼女だけの問題ではないけれど、「私は、幸せでーす!」はあまりにも無神経な言葉。結局、そういうことだから事件は起きたのだな、と納得しました。

フジテレビもそう。中居正広さんのファンの一部が、被害者を責めているようですが。なんの釈明もせず引退したというのは、よほどの行為があったということで、中居さんをかばう人の気持ちがわからない。なんの釈明もしないから無実とかではなく、むしろ逆で、釈明できない事情があったのだと思いますが。

そういうふうに、ファンだからと盲目的に信奉することが、結果的に加害者を応援し、被害者を傷付けることになるのだと思います。

だから、フジテレビも宝塚も一緒なんだろうな。

許されると思ってるから、被害者の声を封じ込めて、悪しき伝統が続くわけです。結局問題が露わになるまでには、似たようなことが何度も起きていたんじゃないですか?声をあげても、握り潰されてきた被害者が、たくさんいるんじゃないかな。初めてじゃないはず。

大きな問題だからこそ隠しきれず今回明らかになったけど、そうなってなお、加害者をかばう人たちがいるのは理解できないですね。

私だったら大ファンだったとしても、起きた出来事を考えたら、完全に冷めます。人として尊敬できない相手を、好きにはなれない。

フジテレビも、宝塚も、政財界のつながりがあって、善悪ではなく自分達のルールでここまで来たのかもしれませんが。今後は今までと同じとはいかないと思います。いろんなことが暴かれていくはず。

長谷川豊さんが堀江貴文さんと対談した動画を見ると、フジテレビのあの変な記者会見の謎が解けます。トップの日枝さんがなぜ出てこないか、なぜあの記者会見でずっとかばわれていたのかも。

いろいろつながります。ジャニーズもそう。なぜ問題が発覚しないか。握り潰されてきたんです。声を上げた人が、追放されてきた。知ってて、知らんぷりする人たちが業界に残った。そして、ファンと称する一部の人たちが、加害者をかばい、被害者を責めた。

その業界内にいて真実を知っているのに、保身を考えて声を上げない人の気持ちは、わからなくもない。会社をやめれば生活が成り立たない。家族がいれば弱みになる。

でも、まだ黙っているだけなら理解できるけれど、積極的に被害者を追いつめる側にまわるのは違うよなあと思う。

今回長谷川豊さんが発言したのは衝撃的な内容で、これが嘘なら訴訟になる。相当な覚悟で、発言されていると思う。それに対して、長谷川さんに即反論したのは、笠井 信輔さん。

2人の発言を照らし合わせると、どちらかが嘘ということになる。これは勘違いという話でもない。意図的な嘘がある、と思う。いったいどちらが?いろんな状況を重ね合わせて総合的に見た時、私には長谷川さんの話の方が真実に思えるし、いろんな事実とも符合する。

フジテレビの実質トップは日枝さんみたいだけど、そのまた上がいますよね。そしてそのまた上が。巨大なマスメディアの権力。これを利用する政治家がいる。

単なる芸能スキャンダルではなく、日本を揺るがす話です。上のそのまた上を、明らかにしない限り、この問題は終わらない。そして、フジテレビもジャニーズも宝塚も、元をたどっていくとすべてつながっていますよね。

フジテレビもジャニーズも宝塚も、傷つきながら声を上げた方がいたから、いろいろ明らかになりました。そういう方たちの勇気は素晴らしい。現場にいる、真実を知る方たちにしか、語れないことがあるのです。

軒ゼロ住宅と雨漏り

これ、そろそろ大問題になるんじゃないのかなと思うので書きます。これからおうちを新しく建てられる方は、知って置いた方がいいです。

近頃はやりの軒ゼロ物件。雨漏りの危険性高いですよ。屋根に詳しい方なら常識ですけど、これだけ近所で軒ゼロ物件が増えると心配になります。軒ゼロ物件とは、住宅の軒がほどんどないお家です。字、そのまんまですね(^^;

私はデザインとしても軒があるお家の方が好きですが、近頃は軒ゼロの方がモダン、新しくてカッコイイという風潮があるようで、デザインに惹かれて軒ゼロを選ぶ方が増えているそうです。

実際、我が家の近所で新しくお家を建てる方の多くが、軒ゼロです。

でも、軒があることによって、屋根と壁との取り合いから雨が入るのを防げるわけですから、軒がなければダイレクトに雨が当たります。新築から数年はよくても、その先長期間、雨漏りなしでいけるのかどうか…

今後問題になるだろうなということは、屋根業者さんの間では当たり前のように語られているようです。私もある屋根業者さんと雑談したときに軒ゼロの話題になり、その方が言ってましたね。「10年後に大問題になるんじゃないかな」と。

雨漏りって、すぐには発覚しません。室内のクロスに染みができたりして初めて気が付くパターンが多いですよね。最初のうちは雨漏りの量も少なくて、室内に出る前に乾いちゃったりすれば気付きませんし。

でも室内にまで染み出て初めて気付いたときには、もう内部で腐ってたりシロアリが発生したり、かなりの被害に発展してることが多いです。そこまでなって初めて発覚するのが、雨漏りの恐ろしさです。

我が家の近所でも、さっそく問題が発生してました。新築して間もないお宅で、壁を一面撤去して防水シート(ルーフィング)を張り直す作業です。雨漏りがあったんでしょうね。

壁を一面撤去って、かなりのお金がかかります。現場作業の職人さんから、ハウスメーカーの方から、たくさんの方が工事を見に来ていました。新築した住宅の壁を撤去するのは、住んでいる方も本当につらいことだと思います。人の出入りも落ち着かず、騒音もあり、なおかつ雨漏り…新築間もないお宅なので修理は無償でしょうけど、無料だからってこんな工事はない方がいいに決まってます。

こういうの、誰も得しないです。家を建てたお施主さんもつらい、修理するハウスメーカーもつらい、そして恐ろしいことに、これで雨漏りが絶対にとまるという、その保証はどこにもない。

なにしろ、軒ゼロという構造自体が、雨漏りの危険性が高いのですから。防水シートを張りかえて、雨漏りが直る保証はどこにもないです。

ものすごいお金持ちで、建て直しも全然構わないという無尽蔵にお金が使える人ならいいですけど、ほとんどの人にとって、家は一生に一回の高い買い物。軒ゼロの雨漏りリスクを事前に知っていたら、選択しない人も多いのではないでしょうか。

軒ゼロ、住宅業界では今後、いろいろ問題になるだろうなあ。

2025年のお正月

今年のお正月は家にお客様をお迎えしたので、その準備に追われたりなんだりで、気が付けばもう松の内過ぎてしまいました(^^; もう明けましておめでとうございますの言葉も言えないですね。こんなにお正月にブログを書かなかったことって、今までなかったんじゃないかなあ。正月はいつも、初夢の話を書いたり、抱負の話を書いたりしていた記憶があります。

まずは今年も、初夢の話から。1月1日にみた夢です。

お見舞いに行った病院の高層階で、下におりられず困っている夢でした。面会終わって帰ろうとしたら、緊急の患者さんが来て院内が大混乱したんですよ。エレベーターや階段など、もちろんその方が優先なので、私は邪魔にならないよう隅の方でじっとしていたんです。院内が落ち着いたなと思って帰ろうとしたら、なんと面会の時間が終わってエレベーターや階段が使用禁止?のような状態になり、困ってしまうという初夢。

看護師さんに事情を話してエレベーターに乗せてもらおうとしても、みなさん忙しそうで声がかけづらい。やっとの思いで1台のエレベーターに乗り込んで、いざ下の階へと思ったら、左手の親指が痛い。そうなんです。私の夢はいつもフルカラーで、感覚も現実とほぼ同じ。痛みもあります。

夢の中で痛い親指を確認してみると、けっこうな深爪でした。爪切りのときに、ざっくりやってしまったようで。とにかく痛い。そして、上3分の1くらいがなくなってしまっている悲惨な状況。どうしよう、そりゃこれだけ爪がなければ痛いよね、帰ったらちゃんと手当しよう、早く帰りたい、そう思うのにエレベーターがなかなか動かない。

2025年の初夢はこんな感じでした(^^; 夢占いの解説をみてみたら、エレベーターで降りるのも、爪の怪我もあんまりいい夢ではないみたいで、ちょっとがっかり。

でも、大丈夫。初詣もしっかり済ませましたし、なんとなく今年はいいことありそうな予感もしますよ。夢は警告なのかな?油断せず、慎重に謙虚にいきなさいっていう注意喚起なのかもしれませんね。気を引き締めて、今年もいい年にしていきたいと思います。

今年の抱負は、このブログをできるだけたくさん更新していくことです。去年はあまり書かなかったですからね。

そして、ここ数年私を悩ませている犬のフン尿の話ですが、相変わらずポツポツ被害はあります。結局、ゼロという結果にはなりませんでした。どんなにがんばっても、散歩する犬がいる限り、被害はゼロにはならないということです。一定の確率で、無責任な飼い主は存在します。

犬よけに、畑の前の草地にセンテッドゼラニウムを植えた結果ですが、あまり根付きませんでした。何度植えても、もともとやせた土地ですし、石はゴロゴロあるし、雨があんまり降らなくて土は乾いてしまうし。1年間、何度も何度も、数えきれないほど挿し木をしましたが、結局、根付いたのは2~3本?ゼロじゃないですけどね。

そして植えた水仙の球根。一年後の今どうなっているかと言いますと、かろうじて少しだけ葉を伸ばしていますが貧弱。花を咲かせているのは1本もありません。やせた土地ですから仕方ありません。

ドクダミも繁茂はしなかったですし、菊もダメ。ふさふさと繁茂したのはススキだけですが、ススキが伸びるとそこに犬を飛び込ませてトイレにする飼い主がいるので、ススキは短く刈り続けています。非常に手間がかかります。

そんなふうに手で草を刈っているのに、年末には3か所も、ススキを刈って置いたところに犬のフンが・・・。畑前です。畑への通り道です。相変わらず、草地に犬を入れて、犬のトイレにしている飼い主がいるということです。放っておくと汚いので、土をかけて処理し、その周囲にセンテッドゼラニウムを挿し木します。この季節に挿し木してもつくわけがないのはわかっていますが、しばらくの間だけでも犬をよけることができます。

道路への犬フン放置も、去年の下半期はひどかったですね。最初はイエローチョーク作戦をしましたが、同じ場所に何度も犬のフンが重なっていく非常事態で、諦めました。ちょっと普通じゃないですよ。ネットで調べてみましたが、イエローチョーク作戦をした場所にわざわざ、重ねてフンを残していくケースなどありません。そりゃそうです。そんなことする人はよほど、悪意のある人。

刺激しない方がいいと判断し、イエローチョーク作戦は中止しました。以降、毎日ではありませんがときどき、道路上にフンを置かれる被害は続いています。けれどこの道路上のフン、実は意外な効果もありました。

というのは、道路上にフンが重なる不潔な事態をみた他の飼い主さんが、うちの畑前をあまり通らなくなったんです。というのも、犬は他の犬のフンがあると、寄っていくじゃないですか。散歩中の飼い主さんが、自分の犬がフンを嗅ぎにいくのを慌ててとめるんですよね。汚いから。

それで、うちの畑の前を通る犬の数自体が、少し減った、というのはあります。意外な効果があるもんだなあと思いつつ、みていました。うちの畑の前でなく、一本向こうの、川向うを通る散歩の人が多くなった。

結局のところ様子をみながら、気長に対処していくしかない、というのが「犬フン対策の真実」だと思いました。何かをしたからゼロになる、というのは難しいです。やってもやってもきりがないし、完璧な対策なんてないです。

ずっと粘り強く、対策を取り続けていくしかない。我が家に関しては、家の前には不定期に忌避剤の「逃げまんねん」を水で薄めたものをまく、という対策であったり、敷地の際にセンテッドゼラニウムやローズマリー、ミントを植えるということ。畑前の草地に関しては、ススキを定期的に刈り、枯れてもいいからセンテッドゼラニウムを挿し木し続けるということ。

本当は、畑前の草地は道路管理者の責任だと思いますが。予算がないのか全然刈ってくれません。放置すればあっという間に雑草が生い茂りますし、そうすると犬のフン尿だけでなくゴミの不法投棄も始まりますので、放っておくわけにはいかないのです。事実、年末にはなんと、生ゴミも捨てられていました。草の中に隠れるようにビニール袋があり、開けてみると炊いたお米が・・・。

結局、草が茂って死角ができると、そこに不法投棄する人が出てくるんですよ。一度捨てて味をしめると、また捨てられてしまうので、発見したときにはすぐにゴミを拾い、草を刈るようにしています。

綺麗な場所にゴミを捨てるのは、抵抗があるのでしょうね。その一方で、人の手が入らない、草が生えた場所、犬のトイレになった場所などは、どんどん不法投棄され、ますます汚くなります。

今年も、犬のフン尿に関しては「散歩は排泄のためではありません。自宅で済ませましょう」を、唱えていきたいと思います。犬のトイレは、飼い主の責任です。とればいいという話ではなく、フンも尿も、自宅でさせるのが基本です。公園も道路も草地も、あなたの犬のトイレではありません。その場所は、誰かが手入れをしている場所です。

愛犬家なのに、自分の家でトイレをさせないのはおかしいですよ。自分の家でさせると汚いから、処理が面倒だから、外でさせるなんてもってのほかです。犬のトイレを自宅でさせないのなら、最初から飼うべきではないと思います。散歩は、トイレをすませてから連れ出しましょう。散歩まで排泄を我慢する犬も気の毒です。自宅でゆっくり排泄させてあげましょう。

犬のフン尿・マーキング、本当に迷惑しています。犬のフン尿の場所に手をつっこんで草刈せざるをえない現実が、悲しいです。