お花畑

お花畑でほっとする。植物はいいなあ、と思う。ちょっと疲れたなあというときにはいつも、自然の中に行きたくなる。

お気に入りの植物園は、私の癒しスポット。ベンチがたくさん置いてあって、独りになるのにはちょうどいい。
大木の下で瞑想するもよし、花をぼんやりと眺めるもよし。あっという間に時間が過ぎる。

人があまり来ない、というのも大事なポイントで。
人に疲れたときには、ここで休憩するのだ。

広大な園内のどこになにがあるか、通っているうちにだいぶわかってきた。

帰りには、売店で種や苗を買うのも楽しい。今回は、蓮の種を買った。蓮大好きなんだよね~。

初夏、午前中の蓮池はまさに極楽浄土の光景。そんな光景を少しだけ、家でも再現できたら嬉しい。
家の庭に、コンクリートで固めていない池もどきがある。菖蒲を育てているのだが、そこに蓮も並べる予定。

もしかしたら、レンコンもとれたりするだろうか。楽しみだなあ。
まずは、花を咲かせることを目標にがんばろう。

先日は、蓮が好きすぎてこんな夢をみた。
夢の中で誰かに、蓮専門の植物園があることを告げられたのだ。
「行く行く~!」と大喜びで答えたところで目が覚めた。
どれだけ蓮が好きなんだ、自分(^^;

でも、もし本当にそんな蓮専門の植物園があれば、行ってみたいなあ。
見渡す限りの蓮池。想像しただけでうっとりだ。

ゴミ置き場のマナー

我が家は今週、ゴミ置き場の当番である。当番は、ゴミの分別とゴミ置き場の清掃を担当する。

今日はビンや、かん、ペットボトルなど、資源物の回収日だった。当番は、朝6時に5色のコンテナを並べる。ゴミの種類によって、入れるコンテナの色がそれぞれ違う。

ゴミは8時30分までに出すことになっているから、8時30分になったら当番はゴミ置き場へ行き、分別を確認する。それぞれの色のコンテナに、間違いなくゴミが入っているかの確認だ。収集対象でないゴミが入っていると、業者の方はそのゴミを残していってしまう。その場合、当番はそのゴミをいったん持ち帰り、その種類のゴミが収集される日に、自分で出し直さなければならない。

前から思ってたことだけど、ゴミ収集のマナーが悪い人が多くてびっくり。いや、正確には、「多くて」というのは間違いかも。「一定数」のマナーの悪い人が、いつもゴミ置き場を汚すのだ。

私が8時30分にゴミ置き場に到着し、分別していると、立て続けに6人ほどの人がやってきた。時間を過ぎて出すことに対する申し訳なさ、みたいのは一切ない(^^;

そしてそのうちの一人は、すでにいっぱいになっているコンテナに、山盛りに入れようとして四苦八苦している。山盛りになってこぼれれば、道路を汚す。風が吹けば飛んでいってしまう。それ以上入らなければ、伏せておいてある予備のコンテナを出して入れればいいのに、面倒なのか山盛り。

「もう一つコンテナ出しますね」と声をかけて、私は予備のコンテナを出した。そして思った。

この人、当番がいなかったら、自分のゴミを出すだけ出して、コンテナに収まりきらない山盛りの汚い状態でも、構わずそのまま行ってしまうんだろうなあと。

ある男性が私に聞いた。

「割れたビンはいつ、どうやって出せばいいの?」

自分が出そうとしたビンが割れているので、私に聞いたみたい。すぐに、割れたビンの正しい出し方を教えてあげたけど、当番の私がいなかったら、きっと勝手に置いて帰ってしまったのだろう。当番がいるから、一応遠慮して、置くのをやめて聞いたみたいだ。

私は内心、この男性がゴミを捨てにきたときに居合わせてよかった~と胸をなで下ろしていた。知らない間に割れたビンなんか捨てられていたら、分別にどれだけの手間がかかっただろう。危険だしなあ。

その男性は、車でゴミを何種類も持ってきていた。5分以上うろうろゴミ置き場をさまよい、色別コンテナをそれぞれのぞきこんで、どこに何が捨てられているかを見ながら、迷いながらゴミを放り込んでいく。じっと見ているのも失礼かと思って、ずっと見ていることはなかったけれど、私は内心イライラした。さっさと分別して家に戻りたいのに、時間過ぎて捨てにきている人たちのせいで、なかなか帰れない。

結局、6人ほどの人が、決まりの時間を過ぎて入れ替わり立ち代わり捨てていったのだけれど、その後をチェックしたら予想通りというかなんというか、非常に汚い(^^;

やはりルールの時間過ぎて平気で捨てにくる人は、捨て方が間違っていることが多いのだ。きちんとした人は、ちゃんと時間内に捨てるので。

今日は資源ごみの日なので、中身をきれいにすすいだものしか捨ててはいけないのに、食品の汚れがそのまま入ったビンがいくつか捨てられていた。これは回収されないので、仕方なく私が自分で持ってきた袋に入れて、家に持ち帰る。後日、燃えないゴミの日に出さなくてはならない。

うちは一戸建てなので、持ち帰ったゴミを屋外に保管しておけるのでいいけど、マンション住まいの人は、ゴミ当番のときでも違法ゴミを持ち帰らないことが多い。(さすがに部屋やベランダに、人のゴミを置くのは衛生上ためらうもんね)。そうすると、ゴミ置き場にいつまでもゴミが置きっぱなしで、そういうゴミはどんどん増えていく。

不思議なもので、ゴミはゴミを呼ぶんだよね。ゴミ置き場が汚かったり、違法ゴミが置きっぱなしになっていると、どんどん違法ゴミが増えていく。私は自分がゴミ当番のときは小物の違法ゴミは全部引き取って、きれいに片付けて次の当番に引き継ぐけど。

なにも違法ゴミが置かれていないゴミ置き場は、たいてい綺麗なまま次の収集日を迎える。マナーの悪い、ところかまわず捨てる人も、綺麗なところに自分が一番乗りで何かを捨てるのは、気がとがめるらしい(^^;

我が家がいつも使うゴミ置き場は、近所のおよそ70世帯が使う大きなもので、使う人が多い分、当番がまわってくるのはだいたい9ヶ月に1度。当番は1週間を2世帯で担当する。

小さなゴミ置き場だと、当番がまわってくる間隔は頻繁だけど、その分みんな顔見知りで、あまり常識外れな捨て方はないのがいいところ。うちのように、70世帯以上が使う場所の場合、顔がわからないのをいいことに、けっこういい加減な捨て方をする人が一定数いて悲しい。

そして、おそらくある一部の人は、近所の人ではなく、遠くに住んでいる人だ、そこも問題。本当は、ここに捨ててはいけないけれど、車をとめやすい大きな道路沿いだからとか、そういう理由で来ている。そして、そういう人ほどいい加減に捨てていく。

本当は、会社など、事業で出たごみは別の回収で、このゴミ捨て場に捨ててはいけないんだけど、堂々と近所の会社の車で捨てに来てた、若い女の子もいたなあ。それも、8時半までという時間を守らずにやってきて、45リットル2袋ぶんという大量のペットボトルを置いていった。コンテナはまたも足りなくなり、私が予備を出した。45リットルの袋ごと置いていこうとしたので、「私は今日ゴミの当番なんですけど、袋は持ち帰ってくださいね」と声をかけた。今日は資源ごみだから、袋のままだしてはいけないのだ。

会社に言われて、仕方なくやっているんだろうけど、住民からしたらたまったものではない。当番が8時30分の締め切りの時間に来て、しっかり分別した(違法なものは持ち帰り)その後に、続々とそういう、ルール破りの輩がやってきて、勝手な捨て方をする。そしたら、業者の回収後、違法ゴミとしてごみ置き場に残されてしまうものが出てきてしまうではないか。それに、コンテナの中にちゃんと置いたペットボトルは風に飛ばされにくいけど、山盛りで放置されたら少しの風でも飛ばされたり崩れたりしてしまう。

8時30分のゴミ出し時間を絶対に厳守せよとまでは言わないけど、当番はその時間にきちんと分別、整頓をするんだから、その後に出すときはよくよく気を付けて、業者が収集できないような違法な出し方は、してはいけないと思うんだよね。

なんのかんので8時30分の締切時間後、6人ほどの人たちが入れ替わり立ち代わり、マナーの悪い出し方をしたので、私は結局、ごみの収集車がくるまで、1時間近くその場で待機していた。この後もぞくぞくと、そういう輩が来るんじゃないかと思って(^^;

一台、ゴミ置き場近くに停車しようとした車がいて、たぶんゴミを捨てようとしたんだろうけど、私がいるのを見て、去っていった。通りすがりに捨てるには、ちょうどいい場所なんだろうね。いつもやっているんだろうけど、今日は人がいたから、遠慮したのか。まあ、実際のところは別に確かめたわけではなく、わからないけれど。

1時間、収集車を待つ間、ゴミ置き場におけるマナーの悪さを考えていた。なんとかならないかなと思って。きちんとルールを守って捨てている人がほとんどだけど、ある一部の人たちはたぶん毎回、勝手なことをやっている。そしてその後始末は、まじめな誰かの仕事となる。

本当は、当番がずっとゴミ置き場に立って、ゴミ出しをチェックすべきなのではと感じた。管理する人がいれば、変な捨て方はしないから。誰が捨てたのかもわからないゴミを、違法ゴミで収集されなかったからといって、いくら当番だからといって、持ち帰るのは正直、嫌なんだよね。かといって持ち帰らなければ、違法ゴミはどんどん増えるし。

住民が当番でそこまでやるのが負担なら、お金を出して人を雇うのも手だと思う。1世帯当たり月に2000円出せば、70世帯で月に14万円。人が雇える。この金額できれいなゴミ置き場が手に入り、気持ちよく暮らせるなら、安いものだと思うし、そういう話があれば私なら喜んで賛成する。

ただ、まあ、本来はお金で解決とかじゃなくて、自分たちのゴミ置き場くらいは、自分たちの手できれいにすべきだとは思う。自分が捨てるものだもんね。当番で苦労すれば、捨て方にも気を遣うようになるもんだと思うけど、マナーが悪い人はそもそも当番が回ってこない遠くの人(そこに捨ててはいけない人)だったり、当番回ってきてもなにもしない、無視して次に回すだけの人なのかもなあ。

集団回収は効率的だけど、各家ごとの、個別回収というのにも憧れる。それぞれが、それぞれの家の前に出せばこれは自己責任。もし違法な出し方をして回収されなくても、自己責任で自分の家の前に放置されるだけ。

以前、他県に住むいとこAと話したとき、その子の住んでいる地区では戸別収集をしているということを聞いて、うらやましく思った。燃えるごみは、それぞれ自分の家の前に出せばいいらしい。ビンやカンなどは、指定日に指定場所に当番がずっと立っていて、出すのをチェックするとのこと。だから違法に出されたゴミが放っておかれることもないし、当番が残された違法ゴミを持ち帰る、なんてこともないそうだ。

きちんとルール通りにゴミ出しをする、ということ。そんなに難しい話では、ないと思うんだけどなあ。

きれいに暮らす、ということは大切なことで。

自分の家を清潔に、整頓して暮らすのは勿論のこと。近所の、ゴミを出させてもらう不浄になりがちな場所は、汚くなりやすいからこそむしろ、自分の家以上に気を遣うべきだと思う。

自分の家さえきれいならいい、汚いゴミが、自分の家からなくなればそれでいい、ということではなく。

自分が使わせてもらっているゴミ置場は、自分の家以上にきれいにしたいなあと思う。

自分で作った新茶を飲む

この季節、新茶を飲むのが楽しみです。作り方は簡単。

まず、新茶を摘みます。柔らかな新芽を指先でそっとつまみとります。陽射しをたくさん受けて、いままさに伸び盛りという、その緑色がとても美しいです。

量は適当でOK。保存せず、一回で飲みきれる分量にして、毎日作り立てを飲む、なんて贅沢がおすすめ。一回分なら摘むのも楽だし、製茶も楽です。

摘み終わったら、軽く水洗いしてテフロン加工のフライパンへ。弱火でさっと火を通します。水分を飛ばすのです。

コツは、とにかく弱火というところ。温度を上げすぎると焦げます。要は水分が飛べばいいので、できるだけ温度を上げすぎないよう気をつけます。

ある程度水分が飛び、葉っぱがしなしなになったら、火をとめて火傷しない温度にまで冷まし、両手でひたすら揉みます。

その後、またフライパンで水分を飛ばして、また揉んで、それを2~3回繰り返して出来上がりです。

フライパンさえあれば、ホットプレートなしでもできるので簡単です。本当は焦げ防止のために、キッチンペーパーを敷いた方がいいのかもしれませんが、テフロン加工のフライパンでやってみたところ、焦げませんでした。ただし、温度が上がりすぎると簡単に焦げそうなので、それだけは注意が必要です。

作っていると、台所にお茶のいい香りが充満して、それだけで元気になります。そして、作り立てのお茶の味は格別。

庭に、もっとお茶の木を増やしたいなあと思いました。今ある木は、樹齢30年くらい。寿命なのか土地が合わないのか、あまり勢いがありません。背も高くならない。枯れてしまってからでは遅いので、今年はせっせと挿し木に挑戦してみようと思います。

うちで作るお茶なら、完全無農薬。なにより、自分で作る喜びがあります。今度は発酵させて、紅茶も作ってみたいな。

どれが自分の荷物なのかわからないという夢

小さい頃によく見ていた夢は、追いかけられる夢で。足がうまく動かない、というのが定番だった。

今はもう、追いかけられる夢はみない。走る夢はみるけど。そのときはやっぱり、足が動かない。足が動かないことで、「夢なんだな」というのがわかる。

そして飛べない(^^;

飛べないことも、「夢だな」と気付くポイントである。正確には、飛べないというか、低空飛行しかできない。

手を思いっきり動かして、一生懸命集中して、できるできると言い聞かせて、それでも、低空飛行しかできない。ぎりぎり地面につかないくらい。そしてときどき地面に触れながら、進んでいく。これ、歩いた方が早いんじゃないかと思いながら。それが私のよくみる夢。

そしてもうひとつ。このところよくみる夢は、荷物の片付けの夢。自分の荷物を片付けなくてはいけないのに、自分の荷物と他人の荷物の区別がつかず、整理できなくて困ってしまうのだ。

先日見た夢も、まさにそれだった。場所は学校の教室。その日は卒業式。教室にはもう誰もいない。天気のいい日で、穏やかな日差しが窓から降りそそいで、時間は2時くらいかな。

荷物の整理を始めるんだけど、後から後から、どうでもいいような物があふれて、それが自分のものなんだか誰かのものなんだかわからなくなって、途方に暮れる。

人のものを持って帰るわけにはいかないし、かといってこのまま置き去りにすればゴミになるし、綺麗に片付けなきゃという責任もあるし。

完全に他人のものとわかれば、たとえゴミになっても、私の責任じゃないし、と思えるのだけれど。夢の中では、それが私のもののような気もするし、そうでない気もするし、微妙。もし自分のものだとしたら、そんなものを放置したら申し訳ない。

そして、荷物の区分がつかないというのに加えて、自分の持ち物の多さにも困り果てる。到底、歩いて持ち帰れる量ではなく。

これじゃ車持ってこないとなあ。しかも、1回でなく、2往復くらいしないと無理かも。ああ、私、どうして計画的に持ち帰らなかったんだろう。今日が最後だとわかっていたら、それまでに少しずつ持ち帰るべきだったのに。

後悔しながら、教室でひとり。荷物を前に四苦八苦する夢。

そんな夢を、よくみるようになった。

あと何度、桜を見るのだろう

桜は恥ずかしがり屋の花だと、どこかの本で読んだ。そう言われてみると、確かに、うつむいて少し体を傾け、必死にこちらの視線を外しているようにもみえる。まるでどんな賞賛の声も、聞こえないように、見えないようにと。

そして、桜はまた、ネガティブな気を持った花らしい。確かに、陰と陽で言えば陰なんだろうな。

明るい陽射しの下で見る満開の桜は素晴らしい。あまり人が来ない場所でみる桜は、ひときわのびのびと、素直な姿で寛いでいるように見える。人目に触れないから、リラックスしているのかな。今年はまた、素敵な場所をみつけてしまった。

人がほとんど来ない。静かな場所。そこに座って、ぼんやりと桜を眺めていた。ときどき、風が吹くと花弁が舞った。

思い出すのは、もう何年も前の、新宿御苑の光景だ。私はその近くの英会話学校に通い、帰りは新宿御苑で、習ったフレーズをぶつぶつと呟いて、復習に勤しんでいた。

桜が咲き始めるとそわそわして、一度は見ないと落ち着かない。2017年、今年も無事に、花見をすることができてよかった。