『猫ヘルパー』がすごい

最近、アニマルプラネットで『猫ヘルパー』というアメリカの番組を見ているのだが、これが面白い!
暴れん坊だったり、粗相をしたり、様々な問題行動をおこす猫ちゃんたちの飼い主を、猫の行動専門家のジャクソンが、指導し助けていくという内容だ。
ちなみに番組に応募してくる飼い主は、99パーセントの確率で、彼ら自身が困ったちゃんである(^^;

たいていの場合、猫の問題行動の原因は、飼い主の誤った飼い方にあり。それを毎回確認する番組でもあるのだ。

ジャクソンは、スキンヘッドの刺青男。街で見かけたら絶対に近付きたくないタイプのおじさんだ。でも、いかつい見かけとは正反対に、心優しく、辛抱強い人。クライアントの失礼な態度にも、顔色を変えず、嫌な素振りもみせず、まずはじっくり相手の話を聞く。

この番組を見ていて思うのは、依頼者が妙に偉そうで、しかも無責任だということ。生き物飼うのって、ひとつの大きな責任を持つということだと思うのだが、結構簡単に、「問題が解消できなければ手放すしかない」とか言うんだよなあ。もっともっといろんなこと試して、全力で立ち向かって、その上での発言ならわかるけど。ジャクソンに依頼する前に、あなたたちはいったいどれだけの努力をしてきたのか、と聞きたくなってしまう。
そして、ジャクソンの出す宿題を、まじめに一生懸命やる人の少なさよ(^^;

まあ、仕方ないか。だからこそ番組は成り立つわけで。そもそも、ちゃんとした人はちゃんと飼っているから、そうそう猫が問題行動起こすことはないし、あっても解決策を必死に求めるから、番組に応募する前に、解決策はみつかるだろう。

毎回、依頼者の横暴さ、怠惰さ、無責任さに腹を立てつつ、でも夢中になって見てしまう、そんな番組です。

私は昔は猫はあまり好きではなかったのですが、この番組を見ていたら猫が愛しくなってきました。猫にしつけはできない、というのも間違いだとわかりました。猫は、犬に負けないくらい知能もあって、感情も豊かな動物なのです。

新築を好む傾向

最近うちの近所に、これでもかとばかりに大東建託だのレオパレスだのが建設されているのだが、新築はとりあえず満室になるのがすごい(^^;
明らかに供給過剰だろう、というアパート群の中で、新築は確実に埋まるのだ。

確かに新築は魅力的ではある。まだ誰も済んでいない、ピカピカのおうち。私もかつていろんなところの賃貸住宅に住んだが、1度だけ新築物件を選んだことがある。やはり、憧れがあったので入居には相当期待していた。

けれど、新築のメリットというのは、実際住んでみるとそれほどのものではなかった。むしろ、あまりにピカピカすぎて逆に気を遣いすぎ、落ち着かなかったりした。それが自分の持ち家だ、と思えば満足感も相当あっただろうけど、賃貸の新築というのは結局のところ、自分の持ち物ではないわけで。

今もし私が賃貸物件を選ぶとしたら、新築は選ばないな。

以前、初めて上京する地方の女の子の、お部屋探しに密着する番組を見たことがある。ある不動産屋さんが、その子に新築物件を勧めていた。悪徳だと思ってしまった。新築は、それだけで値段が上がる。東京のような家賃の高い地域に住むなら、他に優先順位があるだろう。女の子なら、まずは安全な建物、そして環境であること。新築である必要は全くない。むしろ、古くても大家さんが近所に住んでいたりするほうが、おすすめだ。

家探しの条件から「新築」を外すと、選択範囲は確実に広がると思う。

夜桜見物

前回ブログを書いてから、はや3ヶ月。なぜか書けずにいました…。どうしてだろう(^^; 何度か書こうとしたのですが、書き始めるとキーボードを打つ手が止まってしまう。書く以上はなるべく長文で、ちゃんと書こうと気負うのがいけないのか。でも昔は、書きたくなると言葉があふれてきたのになあ。

ちょっと試しに、今日から1ヶ月、毎日書いてみることにします。短い文章になるかもしれないけど。でも、「絶対長文で、しっかりした内容のものを」と思うと、このまま書けなくなりそうなので、とにかく書くということを目的に、やってみようかなと。

まず今日は、お花見の話から。今年も桜を見にいってきました。まず行ってきたのは夜桜のライトアップ。お気に入りの植物園では、桜の時期は特別に、夜間も入場可能なのです。

行ってみてびっくり。人が多い。中でもカップルが大半を占めている。そりゃそうか。ロマンチックだもんね。それに有料の植物園なら、治安もいい。

桜並木にたどり着くまでの道が、暗くておそるおそる、足元を確かめながら歩きました。ライトアップといっても、園内全部がぴっかぴかに光っているわけではなく。この足元の危なさと、冬の名残の寒さ。これが、若いカップルが大半の主な理由なのね。家族連れも高齢者も、夜は外出しないわけだ。

夜に見る桜は妖しい。人工のライトに照らされて、その分、本来の妖しさはたぶん、5割減みたいな気がするけど。たとえば満月の明かりだけで、誰もいない山の中に咲き乱れる花なら。もっと迫力があって、もっと強烈に、言葉にならない何かを伝えてくるような気がする。

真夜中、誰もいない深い山の中、そのてっぺんで。いつか、たった一人で桜を見たいなあ、なんてことを思います。その時自分は、なにを思うだろうかと。現実的なことを考えれば、そんな山に独りでとか、危ないんだろうけど。

でもいつか。実現したらいいなあ。桜には月が似合います。人工のまばゆいライトより、よほどぴったりくる。闇夜の満月は、予想以上に明るいから。いつか、いつか、です。

自分が世間からずれてるなあと感じること

SMAPが解散するそうです。でも、私が自分を世間からずれているなあと痛感するのは、私にとって、SMAPは普通の5人組で、それ以上のことは何も感じないから。

好きという感覚も、嫌いという感覚もありません。歌を歌っていて、バラエティにも出ているタレントさん、という思いしかなく。でも、大人気の国民的グループで、海外にも速報されて、大騒ぎになっているというところをみると。

すごく不思議な感じです。彼らのなにが、そこまで多くの人の心をつかむのだろう?

それを言ってしまえば、人それぞれの好き嫌いということで話は終わってしまうのですが、世間の圧倒的多数が「素晴らしい」「素敵だ」と思うのに、その感覚を共有できないというのは、ちょっと寂しいというか、自分が異邦人のような気持ちになったり。

嵐も凄い人気で、ファンクラブに入っていてもなかなかチケットが取れないと聞いて、びっくりしました。

私は不思議なことに、昔からジャニーズ事務所の方にはあまりピンとこないのです。私が中学生の頃、光GENJIが一生を風靡していましたが、やっぱりあんまり関心がなかった。ジャニーズといえば友人の一人が、東山紀之さんの大ファンで、卒業アルバムに「将来、絶対にヒガシの妻になります!」なんて宣言文を書いていたのを思い出します。あのときのM子ちゃん元気かな~。

SMAP解散では、キムタクが一番悪く言われているようですが、解散そのものについては仕方のないことのような気がします。グループ内にひとりでも解散希望がいたら、その人の気持ちを無視して続けていくのには、無理があると思うので。見てると、木村VSその他 みたいな対立構造が見えて、当然キムタクは解散したいんだろうなあと思っていたので、キムタクの「無念」というコメントは意外でした。理由はどうあれ、ひとりだけ浮いた状態でつらかっただろうに、それでも続けたいという気持ちの裏に、グループに対する愛を感じました。

でもグループは、合意の上でのグループだろうし。いくらファンが望んでも、メンバーが続けたくないと思ったなら、仕方ないことだと思います。

台風一過、秋の月

 雨が降るたび、寒くなっていく。
 今夜は月が綺麗だ。あと三日で満月だもんなあ。

 秋の月は、物悲しい。見ていると、胸が痛くなる。それなのに、ずっと見ていたいと思ってしまう。秋の月は特別だ。

 ドラマ『ガラスの家』は、第6回を見たところですっかり興味を失ってしまったので、以降見なくなってしまった。シンデレラの翌朝、黎ちゃんが仁志くんを残して去ってしまったのが決定的。

 好きじゃないんだろうなあと思った(;д;)
 黎ちゃんには、全然、仁志くんに対しての愛情が感じられず…。たとえば同じ、去っていくという選択であっても、そこに未練を断ち切る苦しさが描かれてたなら、ドラマとして引きつけられるものがあったと思うんだけど。

 見てて、あまりにもさばさばしすぎていて、しらけてしまった。そうか、黎ちゃんにとっては、しょせん仁志くんは駒のひとつだったのね、なんて。
 利用したという言い方はいいすぎかもしれないけれど、たまたまそこに、仁志くんがいたというわけで。弱っていた夜に、一緒に手をつないで、苦しい場所から助け出してくれた、ただそれだけのことだったんだな。

 たくましく働いて、すっかり仁志くんやかずさんのことを忘れてしまっている黎ちゃんの姿に、軽い失望をおぼえたりして。
 近いうちに名字が変わる、と職場の同僚が話したとき、例えば笑いながらでも、平気なふりしながらでもいいんだけど、ズキっと心が痛む表現があったら、話が深くなったのになあ。

 元々、それほど仁志君にのめりこんでいたわけでも、かずさんに心酔していたわけでもない黎ちゃんが、きっぱりと二人を忘れて自分の道を進んでいこうとしている今、これ以上の展開なんてなにがあるというんだろう? ここまできたら、黎ちゃんの中では二人はもうとっくに過去の話。

 ということで、私の中では『ガラスの家』は第5回が、最終回でした。