『スーパースター』東京事変

今日は、東京事変の『スーパースター』をずっと聴いてました。東京事変といえば、椎名林檎さん。この曲は、椎名さんがファンであるイチローさんを想って作った曲だそうです。

疲れたときに聴くと、元気がでてくる曲だなあと思いました。今週はかなり忙しくて、家に帰れば寝るだけの毎日だったんですけど、土日にこれでもかとばかり睡眠をとったら、すっかり回復して。

わかりますーと、曲を聴きながらうんうん、とうなずいてしまう。自分を誇れないうちは、逢いたくないですよね。その人の目に映る自分を、恥じてしまうから。それくらいなら、逢わない方がいい。というか、もし万一逢ってしまったら、私は逃げ出してしまうでしょう。全速力で。

強くなりたいなあと。

もうこれは、ずっと昔から思ってたなあ。今だ発展途上です。心も体も、強くなりたいと願い続け、努力もしてきた。でもまだまだ、足りないなあって、自分で思う。

強い人は、美しいです。尊敬します。

強くなければ、優しくなれない。

優しい人はみんな、強さを持った人です。だから他人のために、手を差し伸べられる。

考えてみると、私が今まで好きになった人はみんな、とても強い人だった。その人の視線に戸惑い、憧れ、そして、自分も同じだけの強さを持ちたいと、目標にしてきたような。

「僕らの音楽」という番組で、椎名林檎さんと対談したイチローさんは、「スーパースターって言葉は大嫌いだけど、スーパースターの前に『私の』ってついてたのがよかった」、みたいなことを話していました。

大嫌いって言葉を、とても強調していて。激しい嫌悪感をにじませて。でも、「私の」ってついていたから・・・と。

この感覚、すごくわかるような気がします。

万人のスーパースターじゃなくて。求めるのは、「私の」スーパースターなんですよね。

憧れるだけじゃなくて、少しでも恥じない自分になりたいっていうその感覚。

スーパースターも、きっと自分自身と戦い続けた人で。だから、たやすく口にする「スーパースター」という軽い響きには嫌悪感を覚えるけれども、「私のスーパースター」になれば、話は別で。

きっと、イチローさんにも、誰かを目標にがんばってきた過去があって。だから、椎名林檎さんが「私のスーパースター」に捧げた曲を、がっしり受けとめたのかなあって。遠い昔の自分を見るように。

明日もがんばろうって、そう思える曲です。

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