現場にはとにかく毎日通うのがおすすめ

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今、うちの近所では次々と家が建っています。ここ数年、ちょっとした新築ラッシュ。

そこで、家の建築に関して「家を建てるときのヒント」というカテゴリーで、気が付いたことを書いてみることにしました。身近に建設を見ていると、見えてくるものがあります。

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家を建てるときには、しょっちゅう見に行った方がいいです。複数の建築現場を見て思うのは、やっぱりお施主さんがよく見に来てる家は、そんな変な建て方しないんですよ。逆に、お施主さんが全く来ない現場は、他人事ながらひどいな~といういい加減なことが多々あったり。

作業する人たちだって、見られてると思えば緊張して、気持が引き締まると思います。そして毎日見に行くことで、お施主さんだって気が付くことがたくさんあるはずで。

家が建つまでの期間。3か月~半年くらい? 多少無理しても現場には通った方がいいんじゃないかと思います。それだけの価値があります。

私が前に書いた、ゴミのコンテナがなかった現場にしても、お施主さんが見に来たらすぐ気付くことだし、改善されたと思うんですよね。見に来ないから、誰も注意しないまま、見苦しい状態が続いてしまった。基礎に雨がたまってプール状態になり、木材がプカプカ浮かんでいた件もね。もしお施主さんが見ていたら、すぐにクレーム入れたと思う。見ないから気付かない。そのまま。

もちろん建前としては、誰が見ていようがいまいが、誠実に仕事をこなすのが当たり前なのですが。人間ですからね。お施主さんがしょっちゅう顔を出して進行を見てる現場と、そうでない現場にはどうしても差が出てくるのではないかと。

それに、建築途中を見られるのは、そのときだけですから。完成したら見えない部分も多いわけです。貴重な機会です。仕事が忙しいというのもあるとは思いますが、多少無理してでもなるべく現場には顔を出した方がいいです。

現場を見ると、気になることはたくさん出てくると思います。私は施主ではないですが、今気になってる新築中のおうちがありまして、そこは現場の隣が空き地なんです。

でもこの空き地を借りないんです。借りれば、材料置き場にもなり、駐車場にもなり、工事はとても進めやすくなると思うのですが。お金がかかるから、というのが理由なのでしょうが、せっかく隣が空き地なのにもったいないなあと思います。

作業する職人さんに、気持ちよく仕事をしてもらうことってとても大事だと思うんです。仕事に集中してもらうために、なるべく作業を進めやすくすることができたら、それにこしたことはない。通勤に使う車を道路に違法駐車せざるをえないような状況で、いい仕事ができるかどうか。

それに、そこは屋根に瓦を上げてしまった後で(まだきちんと設置してはいない)、台風が来るというのに、そのままになっていたり。危険なのになぜいったん下ろさないんだろうと不思議だったのですが、面倒くさいとかいうことではなく、どうやら他の材料が次々と到着して、台風が来る危険性があってもいったん上げた瓦を下ろすスペースがないみたいで。瓦は屋根の上で、何枚かずつ重ねてまとめ、山になって置いてありました。

結局こういう現場って、大勢の業者の人が出入りするから、スペースも余裕ないんですよね。いったん瓦を上げてしまったら、空いたスペースにはすぐ、別の材料が置かれていて。台風が来るから、本当はもう一度屋根から下ろした方がいいんだろうけど、それはできない。置く場所がない。

もし隣の空き地を使えたら。こういうこともないんじゃないかなあと、傍で見ていてそんなことを思いました。それと、材料の搬入に関しても、一社で統括しているわけでなく、屋根は屋根、サッシはサッシ、外壁は外壁と、それぞれ担当する業者が違うようで。なにやらその搬入についても、ちょっともめているようなところを目撃したり。

スペースに余裕があれば、現場も楽なんだろうなあと思いました。悩まなくていいところに悩むというのも、ストレスでしょう。職人さんに仕事に集中してもらうためにも、広い敷地があればそれにこしたことはないです。土地を借りる経費はかかりますが、それ以上の価値はあると思うのです。

現場によっては、いくらお金を払っても隣接地が使えない場合もあります。建設現場の隣が空き地、というのは恵まれた条件だと思います。

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