今度、ご近所に新築の家が建つのですが、建築工事に先立って行われた擁壁工事で、擁壁に水抜き穴がないことに気付きました。
宅地造成等規制法の区域外で、1.6mほどの高さの擁壁なので、水抜き穴の設置義務はないのかもしれませんが、義務はなくても水抜き穴を作るのは今どき当たり前なのでは?と、心配になってしまいます。現に、その近所の擁壁はどこも、もっと低い擁壁でも水抜き穴がついていますし。
新築の家、何千万という高価な買い物。長く住むことを想定しているのに、擁壁がそれで大丈夫なの?っていう。
しかも工事業者が、いわゆる何々組とかいう会社などではなく、個人でかき集めた職人さん?のようで。工事中の会話などから、請け負った人が、知人に声をかけているのだと察しました。
大丈夫なのか。なにかあったときの責任はどこにいくんだろうか。
お施主さんが気の毒になってしまいました。建築素人だと、擁壁の水抜き穴うんぬんなんて、気付きませんよね。プロが当たり前にやるべきものだと思いますが、そういうところで手抜きされても、わからないところが建築業界の闇だと思う。
見かけは、とても立派な擁壁。厚みもあるし、型枠を外した後、表面の仕上げで塗装もしていた。でもどんなに見かけがきれいでも、水抜き穴がないという事実は重すぎる。
擁壁を作る時には、お気をつけください。