ドラマ「正直不動産2」第5話 第6話 感想

ドラマ「正直不動産2」の感想を書いていますが、ネタバレ含んでおりますので、ドラマを未見の方はご注意ください。

まずは第5話「善意の代償」の感想にいきたいと思います。「善意の代償」に関しては、不動産の問題というより、夫婦間の問題が気になってしまった。夫の前で永瀬といちゃいちゃするバイソン(妻)がひどすぎ(^^;夫は早いうちに離婚を考えた方が・・・と思う。あれは性格なので、今後も喧嘩が多発するだろうな。夫が我慢できるならどうぞどうぞだけど、今回のように嫉妬して怒るなら、今後を考えたほうがいいと思う。

どうでもいい話ですが、私の知人に今回のバイソンと同じような女性がいます。悪意なく、あらゆる男性とイチャイチャします。今までそのせいで彼氏との関係は長続きしなかったのですが(だいたいいつも3か月くらいかな)、たまたまおおらかな男性と巡り合って奇跡的に結婚生活が10年以上!続いています。その旦那さんは、彼女が誰かとイチャイチャしたり、二人きりで食事やお酒に出かけても、全く嫉妬しないのです。そういう人と結婚したら、バイソンの結婚生活もうまくいくんじゃないかなあ。

ただ、私が旦那さんの友人だったら、「やめとけ」ってアドバイスするけど(^^;

あとこの「善意の代償」のもうひとつのテーマである、「ハイエナ店舗仲介」で、月下のカスタマーファーストが決してお客様のためになっていないことも、露呈してしまいました。

倒産しそうなラーメン屋さんを無償で手伝ったり、新メニューを考案することは、カスタマーファーストではないですよね。月下が、店主の人生の最後まで付き合うことはできないので・・・。中途半端に撤退の時期を延ばすより、早くやり直した方が店主のその後の人生にはプラスになるはず。ライバル花澤さん(倉科カナさん)の行動が、本当の意味で優しいと思いました。

ハイエナ店舗仲介って言葉は知りませんでしたが、実際困っているお店にとっては、とてもありがたい話だと思います。手数料はとるので不動産会社側もボランティアではなく利益が上がりますし。新しく開業する同業者も開店資金が安くなって助かるし。

三者とも得をする。win win ならぬ win win winですね。仕事の理想の形。自分も喜ぶ。相手も喜ぶ。

月下(福原遥さん)はまだ若いので、熱意が空回りすることもあるけれど。でも今回のことを経験して、一層、よい不動産営業になってくれるのではないのではないかと期待します。あんな善意の不動産業者、しかも女性がいてくれたら、私も何かのときにはお願いしたい(^^)


さて、続いては第6話「春よ来い」の感想です。

家賃を滞納してる清川(美山加恋さん)。可愛いよ。可愛いけどさあ、家賃の滞納を甘く考えすぎちゃってる。

「家賃を払えない私は、夢を諦めなきゃダメですか?」

もしその場に私がいたら、こう言っていただろうなあ。

「あなたの夢のために、他人がお金を出すべきなの?いったい誰が出してくれるの?」

女優を目指してがんばってる清川。頼っていいのは、頼らせてくれるのは、親ぐらいなものだと思う。

それなのに、親には言えない。親には頼れない。赤の他人の大家に、家賃を我慢しろだなんて、それは違うでしょうと呆れてしまった。

よく売れない芸人さんの苦労話などで、家賃滞納を笑い話みたいにしてるけど、あれ大家さんの立場からしたら、全然笑えないよね・・・。家賃滞納は、借金と同じこと。それも、借金を承諾していない人から、無理やりお金を奪っているようなもの。

影響は大家さんだけではない。大家さんがそうした家賃滞納を恐れるあまり、今は、家賃保証の会社が、賃貸契約に当たり前に組み入れられる時代になってしまった。家賃滞納を一度もしたことがなく、まじめにがんばっている人にとっては、本当にばかばかしい保険料だ。

思うんだけど、車の保険みたいに、滞納(事故)がなければ、保険料がどんどん安くなるような仕組みができればいいのにね。今の制度だと、滞納しない真面目な人も、滞納歴のあるいい加減な人も、保険料は一律だから。

私が清川にアドバイスするとしたら、もし夢を追い続けたいなら、まずは親に相談すること。親ぐらいしか、いないと思うよ。お金だしてくれるのは。赤の他人の大家さんに迷惑かけるのではなく、まずは自分の親に相談すること。現実、生活がなりたっていない、家賃が払えていないんだから。

それから、もし女優を目指して頑張り続けるなら、安い家賃のところに引越さなくてはいけないね。月下が言っていたように、女性の場合、安全面のレベルを下げるわけにはいかないので、それ以外の点で妥協するしかない。

夢を追うのは自由。でも、それは他人の権利を侵害してまで許されるものではない。

家賃の滞納ぐらい・・・という清川の思い上がりが伝わってきて、モヤモヤしました。物語は、たまたま素晴らしい物件がみつかって、そこに引越すことになってめでたしめでたし、でしたけど。実際は、そこまで優良物件がたまたまみつかることって、あんまりないと思う。

結局、清川が最終的に滞納していた家賃を清算し、新しい場所に引越したとしても。滞納で大家さんに迷惑をかけたことは事実なので、そういう自覚はしっかり持つべきだなあと思ったのでした。払っておしまい、何が悪いの?みたいには、なってほしくないなあ。

私は昔、短期で不動産系の仕事をしていたこともあって、そのとき、賃貸物件で家賃滞納があまりにも多いのに驚きました。1つの物件で、複数あるんですよ・・・。そして滞納する人は、3か月滞納して、1ヵ月分払って、また2ヶ月滞納して、というように、ずっと繰り返すパターンが多い。少しずつ払う姿勢をみせながら、結局ずるずる滞納していくんです。そういう人はもう生活自体が、破たんしちゃってるので、安いところに引越さない限り、生活を立て直すことはできないんですけどね。でも、目先のことしか見えなくなってしまっているのでしょうか。

この「春よ来い」の回では、そんな昔のことを、思い出したりしました。

盗まれた水仙と、犬のフンと、防犯カメラ

去年の末に、業者が草刈をしてくれた畑前の道。なれど、去年はその1回きりだ。それ以外はすべて、私が手刈りで管理している。そうしないと畑にも入れないし、そこら中、犬のフンだらけになる。

うちの畑前は、犬の散歩にちょうどいい道なので、マナーの悪い飼い主はそこを犬のトイレにしている。ニオイがいったんついてしまうともう駄目。通りがかる犬がみんなそこで排泄しはじめ、あっという間に犬の公衆便所の出来上がりだ。

この3年ほど、ずいぶん戦ってきたけれど、まだまだ、犬のフン尿・マーキングは収まらない。綺麗に草刈し、ゴミを拾い、管理すればよけいに「あら、きれいねー、ドッグランみたい。うちのワンちゃんのトイレにちょうどいいわね」という無責任飼い主が、一定数発生するからだ。

ニオイゼラニウムを挿し木する、という作戦は、去年の業者の草刈で、失敗に終わった。仕方のないことなんだけど、業者は草刈に際し、ニオイゼラニウムも全部、根こそぎ刈り取ってしまった。かといって、「そこだけ残しておいてくれ」などと、道路管理者にも言えない。

ニオイゼラニウムは、挿し木から根付いていたのもあったんだけど、地表近くで刈られてさすがに枯れてしまった。

でもね。これから先、結局のところ、業者の定期的な草刈は望めないんだよね。おそらく、1年に1回程度でしょう。それも希望的観測で、へたしたら、1年に1度だって、やってくれない可能性がある。結局、私が延々、草刈することになるんだろう。自分の家の畑の前だからね。夏など、放っておけば草はアッという間に人の背丈ほどに伸びてしまう。

草刈するのはいいとして、犬のフン尿・マーキングは本当に許せない。なんとかして犬の侵入を防げないものか。忌避剤「逃げまんねん」はよく効くけれど、これを永遠にまき続けるわけにもいかないし、費用はすべて私もち。買うお金も、まく時間も、環境に与える負荷も(自然素材ではあるが)、どう考えても、「逃げまんねん」に代わる、永続的ななにかを考えなくてはならないときが来ている。

ニオイゼラニウムがダメなら、日本水仙はどうだろうか。球根だし、刈り取られても生き残る。地表間際で切られても、また芽を出す可能性が高い。しかも香りは強烈。

ということで、道路と畑の境に、日本水仙を植えてみた。

結果どうなったか。


2月14日(水)→5本(球根5個)盗まれる

2月15日(木)→3本盗まれる

2月17日(土)→28本盗まれる

2月20日(火)→15本盗まれる


今のところ、こんな感じ。以前、犬のマナー看板が何回も盗まれたり、一部は水路にバラバラにへし折られて捨てられてたけど(去年7月に警察に届け済)、同じ人なのかどうか。

最初、5本や3本盗まれた時点では、「球根が欲しい人が持っていたのかな?」と思っていたけれど、今日15本盗まれた時点で、以前のマナー看板を盗んでいった犯人と同一人物ではないかと疑い始めた。

球根、とっていった場所には、ぽっかり穴があいていた。悔しさをこらえながら、何度も補充し、そのたびに盗まれるの繰り返し。

実は2月17日(土)の夜、水仙28本の被害を確認した後で、丸一日(24時間程度)防犯カメラを仕掛けてみた。さすがに被害本数が、一線をこえていたから。出来心で2~3個、というレベルではない。あまりにもひどかったからね。

設置した防犯カメラは以前にブログで書いた、電池式のやつである。一番被害のひどかった場所がよく映るようにして、翌日回収。パソコンでSDカードの中身を確認すると、残念。設定の仕方がまずかったのか、スイッチの問題か、なにも映っていない。前回使った時の映像が、上書きされずにそのまま残った状態だった。

ただ、この日(2月17日夜~2月18日夜)は結局、1本も盗まれていないので、もしカメラが正常に作動していたとしても、犯人を映すことはできなかったはずだ。

犯人は、水仙を28本盗んでいったん満足したのかな?もう被害はないかな?と思いきや。

本日2月20日(火)夜、畑の見回りに行ったところ、新たに15本の被害。さっそく防犯カメラをまた畑の中に設置した。連日の犯行なので、こんどこそ犯人が撮れるんじゃないかな。カメラ本体を盗まれてしまわないことを祈るばかり。

犬に洋服を着せて、立ちションさせる滑稽さ

今朝、ゴミを置きに近所のゴミステーションへ行くと、向こうからリードを長く伸ばした散歩の犬と、夫婦が歩いてきた。

嫌な気分になる。犬を遊ばせながら歩いているので。ニオイ嗅ぎまくり。

散歩中の犬はリードが長いと飛びついてくるし、飼い主が道路上で遊ばせながらだと、犬はゴミステーションの周辺でマーキングすることが多い。

すれ違うとき挨拶を交わして気付く。この間、うちの畑の入口で犬におしっこさせてた人だ!!奥さんの顔もそうだし、犬もあのときの犬。あの日と同じ、ブルーの縞模様の洋服を着てる。奥さんはにこやかで、私に気付かない様子だったけど、夫は気付いたらしく。

読んでない方は過去記事をお読みください。このときの夫婦です

こんなに近所の人だったのか~。たぶん新しく引っ越してきた人だな。後で、近所のおばさんにこの夫婦のことを聞いてみよう、と決意。そして、ゴミを出した後は、急きょ近くの自分の畑へ直行。

なぜなら、この夫婦がこれから犬の散歩ということは、うちの畑でまた犬フン・マーキングをする可能性が高いからです。人が見ていないと、やりたい放題だからなあ。草と土があると、無料のドッグランだと勘違いしてるんじゃないでしょうか。

しかもお金を払うドッグランはそれぞれの施設で排泄のルールがあり、後始末もしっかりするのでしょうが。うちの畑前は、一部の飼い主がやりたい放題です。もちろん、そうでないちゃんとした方もいますが・・・。

とりあえず、畑に急行して忌避剤の「逃げまんねん」を撒きます。今日は雨なので、あまりもたないかもしれないけど。夫婦がやってくる可能性が高いので、少しでも犬が「嫌な臭いがするからここはやめよう」と思ってくれればそれでいい。犬が学習してくれれば・・・。

もはや、飼い主には期待しません。倫理観がおかしい人達なので。彼らは、犬のフン尿マーキングの何が悪いの?と、これからもやりたい放題を続けるでしょう。強く注意しても逆切れされるだけなので、現場をおさえたときだけ、最低限のことは言いますが・・・。本当に不快です。人の畑の前を、勝手に犬のトイレにしないでほしい。

犬の排泄は、自宅内で行ってください!!

この頃、犬は家族だ、という話を良く聞きますが。確かにそういう時代になってきたんでしょうね。今や、外飼いの犬は絶滅寸前。超田舎は別として、ほとんどの地域で、犬は室内で飼われるようになりました。うちの近所もそうです。犬を飼っている人は本当に増えたけれど、知る限り外飼いの犬はゼロ。みんな、家の中で大切に飼われています。

洋服を着て、時には手作りのごはんを食べ、大切に大切に、ほぼ人間?のように、家族といってもおかしくないほど愛情を注がれている犬たち。けれど、排泄に関してはあまりにもずさん。

犬を子供だという人もいますが。自分の子供に、外で立ちションさせます?

「さあ、散歩いこうか。トイレは外で済ませようね。おしっこ少しずついろんなところで出したい?そうね、お友達の犬と交信したいもんね。さあいくらでも好きなように出しなさい。可愛い可愛い」

飼い主の気持ちを言葉にすると、こんな感じなのかな。

でもこれ、冷静に考えると、ありえないですね。自分の子供を、毎日、排泄目的で散歩に連れ出すなんておかしいですから。子供も可哀想です。家で排泄させてもらえないなんて。

綺麗な洋服を着せてもらって、トイレは全部外・・・。

綺麗な洋服を着てるけど、立ちションさせられる「家族」。

犬に洋服を着せて、立ちションさせる滑稽さを思います。本当に可愛いかったら、できない行為です。歪んだ愛情。エゴですね。

彼らは、排泄に関してだけは、犬を家族として扱ってあげない。犬は自宅で排泄させてもらえず、「外でしなさい」としつけられるのですから、犬に罪はありません。

飼い主が悪い。排泄を自宅でできないなら、犬を飼う資格などないと思う。犬を飼ってはいけない人達です。

人の畑の前で犬にフン尿させないでほしい

昨日は朝から畑へ出かけて作業していたのですが、またしても犬のことで事件が・・・。

畑から帰ろうとすると、向こうから犬連れの夫婦。とても嫌な予感がしましたが、立って見張っているのも嫌味になるので、そのまま自転車で帰ろうとしたところ。少し行って振り返るとまさかの光景!

畑の入口の扉の真ん前で、座り込みオシッコをする格好の犬。

それを見た瞬間、私は引き返し、夫婦の元へ直行です。そこは畑と道との境。

草地は全部私が刈って整えているのです。厳密には道だけれど、管理者が草刈をしてくれないので、私がほぼ、ひとりで手刈りでやっています。夏の暑い日など、2日がかりです。草を生えっぱなしにしておくと、ゴミを不法投棄されたり(ひどいときは、小型犬のお尻をふいたティッシュを草むらに投げ捨てていく)するので、草が伸びれば刈って手入れします。もちろん、ゴミ拾いも定期的に行っています。マスクや、菓子の袋などが、ときどき投げ捨てられています。

草を短く刈っておけば、不法投棄の数も少ないですし、捨てられるとすぐ気付くので、周りを綺麗に保つことができます。自分の家の畑前ですので、きれいにしておかなければあっという間に犬のトイレになります。

一時期は、草の丈をある程度まで伸ばしていたことがあります。短くしすぎると、そこに犬を入れてドッグランのように使う人もいるので。けれど、草丈30センチくらいにそろえたところに、犬を飛び込ませてフンをさせているカップルを目撃したことがあり、そこからはもう、できるだけ短く刈ることを徹底しています。草丈が短ければ、ゴミやフンなどがすぐわかるので。

去年は、年末に1度だけ道路管理者が草刈をしてくれました。2枚のマナー看板も立ててくれました。「フンを持ち帰ろう」というものです。

今回のトイプードルの夫婦は、2枚のマナー看板など、まるで見向きもしない感じでした。持ち帰ればフンをさせてもいいでしょ、とか、フンは持ち帰るけど尿はべつにいいわよね、という考えなのでしょうか。

というか、人の家の畑前に、(しかも入口の扉)、わざわざ犬を寄せて排泄させる意味が全く分からない。

私は夫婦に近付きましたが、「フンさせないでください」と言えば、「フンはさせてない(尿だけ)」と言われるかもしれませんし、「畑の中に入れたわけじゃないからいいだろ」と言われるかもしれませんし、去年逆切れしたおじいさんのことを思い出しながら、できるだけ穏便に声をかけました。

「すみません、そこ、犬のトイレにしてる人がいるんですよ。」

心の中では、「お前たちだよ!!」と叫んでました。

夫婦のうち、妻はすぐに、「すみません、もうさせませんから」と謝って、犬を引っ張っていきました。夫は、私の顔を見ましたが無言です。

私が畑前の扉を確認すると、フンは残っていません。犬が座って排泄のポーズはしていたので、マーキングか、少量のおしっこなのでしょう。

私はすぐに、忌避剤「逃げまんねん」をまきました。これをやっておかないと、後から来た犬が臭いにつられて、追いがけしていきます。あっという間に、犬のトイレになってしまいます。

処理をしながら、悔しくて悔しくて。その日は一日中、ひどい頭痛に悩まされました。怒りが頂点に達すると、たぶん自分の中で、毒素が発生するんだと思う(^^;

やってる飼い主は、悪気はないのかもしれませんが、人の家の前での排泄はものすごく失礼な行為です。それと、犬はだいたい決まった場所で排泄しますので、おそらくこの夫婦は、私が知らないときにいつも、この畑の入口で排泄させていたんだと思います。犬が、その場所に駆け寄るのになんのためらいもなかったですから。

どうして人の畑の前を、自分の犬のトイレにするのか?本当に理解できません。きれいな草や土の上でさせたいなら、自分の家の庭でさせてください。

草がきれいに刈ってあるからといって、そこはあなたの犬のトイレではないです。誰かが草刈しているんです。そこを、トイレにしないでください。

怒りすぎて頭痛になるという、さんざんな一日でした。でも、何もしなければまた、犬の排泄物の臭いがついてしまう。通りがかった犬が、臭いにつられて自分も出したくなってしまう。なんとしてもそれは避けなければなりません。

これからしばらく、重点的に、「逃げまんねん」をまきます。今のところ、忌避剤で一番効果が高いと感じています。

ドラマ「正直不動産2」信用って何だ?感想

NHKドラマ、正直不動産がなかなか面白いです。今日は4話の感想を書きますが、ネタバレ含んでおりますので、未見の方はご注意ください。

第4話は、信用情報機関に滞納を登録されている(いわゆるブラックリストですね)結婚間近の夫婦が、住みたい家を借りられず。永瀬(山下智久さん)と月下(福原遥さん)が大家にかけあって、なんとか借りられるようになりました・・・という、一見ハッピーエンド、しかし現実ではあり得ないお話です(^^;

この回は、あくまでドラマ。

いつもは参考になることが多いこのドラマですが、この第4話に関しては、あくまでおとぎ話として、エンターテイメントとして楽しむのがいいと思います。だって、つっこみどころ満載だから(^^;

そもそもドラマの中の大家さんは、審査の厳しい賃貸保証会社を一社だけ使っていたのですね。それは、やはり家賃滞納が恐いというのがあると思います。だから、一番厳しい賃貸保証会社を使っていて、そこの審査に通らないなら入居は認めないということです。

では、ドラマの中の夫婦がなぜ、審査を通らなかったのか。

夫(正確には結婚前なので夫ではないですが)が、カード事故の過去があり、妻も滞納の過去があったから。

それなら審査を通らないのも当たり前です。加えて夫は水商売ということで、そういう職業的な信用の問題もあったと思います。

でも、やっぱりこの部屋に住みたい。赤ちゃんも生まれるし・・・と思う妻。

部屋探しの中、妻の妊娠が発覚したのです。だからこそ家族で、新生活をこの部屋でという思いがあり。夫も妻の願いをかなえてやりたく、今までの自分を反省し真面目に生きるから、だから大家さんお願いしますとまさかの土下座(^^;

もうこの土下座の瞬間、大家さんの中で、この夫の信用はゼロだったと思いますね。信用って、土下座で勝ち取るものじゃないですもん。行動でしょ。

それまでの生き方で、滞納があってブラックリストに載ってるなら、数年間は不自由があっても仕方ないと思います。お金ってそれこそ信用ですから。

別に、どこの部屋も借りられず寒空に放り出されて命の危機ってわけじゃないんですから。自分の身の丈にあった部屋を借りればいいだけ。条件を下げれば、借りられる部屋は他にいくらでもあるんです。

なのに、自分がここを借りたいからと、信用が求められる高額家賃の部屋を借りようとして断られて「これからの俺をみてくれ」って土下座したところで、その土下座に意味はない。というか、真摯に反省して生まれ変わるつもりの人なら、そんなことしない。黙々と働くよ。

言葉じゃない。信用は行動でしか勝ち取れない。

大家さんにしてみたら、職業が水商売、賃貸保証会社の審査は落ちる、入籍前で正式な夫婦ではない、赤ちゃんが生まれる(妻は働けなくなって収入は低くなる)、これだけの不安材料があって、しかも安易に土下座するような人間を、信用できないと思う。

永瀬も月下も、余計なことしたなあって思います。大家さんをケチみたいに、まるで悪者みたいにしてたけど、大家さんの判断が正確です。だって、いざ家賃の滞納や居座りが起きたとき。実際に金銭的被害が発生して、困るのは大家さんだから。そのとき永瀬や月下が金銭補償できないなら、口出しする問題じゃないと思う。

永瀬や月下のやるべきことは、この夫婦に見合った、この夫婦でも審査の通る物件を紹介すること。そして、新生活を励ましてあげることだったと思うのです。

今はまだ、信用もなく、気に入った部屋も借りられない。だけど、出発は小さな部屋、条件の悪い部屋でもいいじゃないですか。二人で力を合わせてお金をためて、夫は勤続年数を増やして信用を高めて、次に引越すときには堂々と、自分たちの好きなところに住めばいい。

借りられない、審査に通らないというのは、自分達の生き方なんじゃないでしょうか。それが嫌なら、信用は自分達で時間をかけて作っていくしかない。

永瀬と月下が余計なことをしたから、かえってこの夫婦には、過酷な未来が待っているのかもしれないなあと思いました。永瀬と月下さえ余計なことをしなかったら、この夫婦はもっと低い家賃の別の物件を借りていたはず。それなら、家賃の支払いも楽で、生活にも余裕がうまれて、貯金だってできただろうに。

憧れの家、住みたいからと、自分達の支払い能力以上の家を借りれば、いつかは破綻すると思うのです。大家さんの善意に頼ることが、ハッピーエンドではない。

誰かの力ではなく、自分達の力で、住みたい家に住む。そうすることで、家族の絆も強くなると思うんです。

第4話はあくまでドラマ。こんなことで実際にOK出す大家さんはいないし、ごり押しする不動産屋さんもいないだろうなと、そう思いました。