癒しの香りはオレンジ・リンデンバウム

 疲れたときのお気に入りバスソルトは、クナイプのオレンジ・リンデンバウム。独特の香りで癒されます。

 入浴剤でいろんな香りを試したけど、なかなか気に入るのがなくて、あれこれジプシーしていたときに出会った一品。効能というより、とにかく匂いが素晴らしいのだ。

 菩提樹(リンデンバウム)を使っているのもいい。リンデンバウム。言葉の響きが大好きだ。

 よく晴れた日の、大木の下の心地よさを思う。木が放つ微かな芳香。

 オレンジもいいね~。

 最初はお試しで一袋(1回分)を買ったのだが、すぐに気に入って、同じクナイプの他のバスソルトをいくつか試した後、このオレンジ・リンデンバウムを一番大きいボトルで買った。

 特に疲れたなあと感じた日には、このバスソルトをお湯に溶かして、芳香を蒸気と共に吸いこんで、ゆっくりと湯船に浸かる。

 お風呂を出た後も、なにかの瞬間にはふっと自分の体から香るのが嬉しい。

今年も新茶を自分で摘む

 天気がよかったので、新茶を摘む。

 この季節のお茶の新芽は本当に柔らかく、生命力に満ちている。これからぐんぐん伸びようとする勢いが、そのまま葉先に表れている。

 指でつまんで少しひねれば、簡単に摘める。摘んでも摘んでも、日がたてばまたすぐに伸びてくるしなやかさ。この新芽でお茶を淹れれば、植物の中にあるエネルギーを、そのまま体内に取り入れるようなものだよなあ、と思う。

 本当はちゃんと加熱して、手もみして、という加工が必要なんだろうけど、自分で飲むだけで売り物ではないので、私は軽くフライパンで水分を飛ばすか、もしくは水洗いした葉を太陽にあてるだけで使っている。

 水分が残っている分、保存はきかないので、こまめに摘んで早目に使いきるのだ。

 自分で摘んだピチピチの新芽を、お茶として味わう。毎年、この季節にしかできない贅沢である。

山の木々と空の色

 夕方から時間ができたので、いきつけの温泉へ行ってきました。家の近くには4つの温泉施設があり、それぞれ雰囲気も全く違います。

 今日の気分は、山の中にある温泉。ということで、行ってきました。私がこの温泉を気に入っている理由は、湯の質と空気。

 ナトリウム – 炭酸水素塩泉。入ると肌がぬるぬるして、いかにも「効いてる」という感じです。お肌もしっとりすべすべになった気がしますが、これはあくまでも「そんな気がする」だけらしく。
 温泉成分により、皮脂が変化してぬるぬるするだけみたいですね。

 とはいえ、冬の乾燥した時期などは、かなり効果があるような気がします。

 ここの温泉、最近、温泉成分をもとにして化粧水を販売するようになったのですが、これがまた素晴らしい製品で、気に入って使っています。

 露天風呂に入り、目の前の杉林を見ながらしばし、瞑想。心が落ち着きます。

 ゆっくり、色を変えていく山の空。夕暮れの明るさが、夜の紺に変化していくのをぼんやり、見ていました。山は空気もおいしく、気温も心地よく、ぽかぽかとした温泉の熱が体中をめぐるのを感じながら、目の前の景色に心を溶かしていく感覚。

 空の色を見ていると、いろんな記憶がよみがえってきます。

 あの時見てた空の色。
 あの時の気持ち。

 やがて、暗くなった空を見て思ったのですが、真っ黒ではないんだなあと。今日私が見た空は、あくまで深い紺色。そのせつなさに、胸をしめつけられる思いでした。

 これまでの散歩の途中で、何度か見た色。

 特になにをしなくても。綺麗な場所で、綺麗な空気を吸っているだけで。
 なにもかも、浄化されていくような気持ちになりました。

 温泉は、出てからも温かさが続くのがすごいです。まるで、体の中心に囲炉裏があるように、尽きることのない熱が体を巡っていきます。今日はよく眠れそうヽ(´▽`)/

味覚の変化

 子供のころあまり好きではなかったのに、大人になったら大好きになった食べ物、というのは、ずばり酢の物、である。

 酢って、甘いわけではないし強烈な味だし、子供のころはなぜこれが調味料なのだろうか、と思うくらいの存在だったのだけれど、味覚は成長と共に変わる。

 酢の味が好きになった。

 らっきょうやハマボウフウを、しみじみおいしいと思う自分がいる。

 らっきょうは甘酢で。ハマボウフウは酢味噌で。

 酸っぱさはそのまま、旨さである。

 そういえば、苦み、というのも、年を重ねて初めて、旨いと感じるようになってきたような気がする。

 ピーマンとかね。子供の頃は、特においしいとは思わず食べていた。食べれないわけではないけれど、別に積極的に食べたいとは思わなかった。

 今は、その苦みをおいしいと感じる。
 旬の菜の花を口にしたときには、この苦みがあるからこそ菜の花が好物なんだと、つくづくそう思う。

 おいしいものを食べているときには、無条件に幸せである(^^)

咲いてみなければわからない

 以前のブログにも書いた、チューリップのピンクダイアモンドがやっと咲きました。

 でも、思ってたよりも小さくて、目立たない感じ・・・。
 隣で絢爛豪華に咲き誇る鮮やかなモンテカルロと比べると、若干、貧弱な感じは否めないかも(^^;

 土が合わなかったのかもしれません。植物は、咲いてみないとわからないものですね。

 

つぼみのときは清楚で、つつましくて、その奥床しさがとても魅力的でした。