盗まれた水仙と、犬のフンと、防犯カメラ

去年の末に、業者が草刈をしてくれた畑前の道。なれど、去年はその1回きりだ。それ以外はすべて、私が手刈りで管理している。そうしないと畑にも入れないし、そこら中、犬のフンだらけになる。

うちの畑前は、犬の散歩にちょうどいい道なので、マナーの悪い飼い主はそこを犬のトイレにしている。ニオイがいったんついてしまうともう駄目。通りがかる犬がみんなそこで排泄しはじめ、あっという間に犬の公衆便所の出来上がりだ。

この3年ほど、ずいぶん戦ってきたけれど、まだまだ、犬のフン尿・マーキングは収まらない。綺麗に草刈し、ゴミを拾い、管理すればよけいに「あら、きれいねー、ドッグランみたい。うちのワンちゃんのトイレにちょうどいいわね」という無責任飼い主が、一定数発生するからだ。

ニオイゼラニウムを挿し木する、という作戦は、去年の業者の草刈で、失敗に終わった。仕方のないことなんだけど、業者は草刈に際し、ニオイゼラニウムも全部、根こそぎ刈り取ってしまった。かといって、「そこだけ残しておいてくれ」などと、道路管理者にも言えない。

ニオイゼラニウムは、挿し木から根付いていたのもあったんだけど、地表近くで刈られてさすがに枯れてしまった。

でもね。これから先、結局のところ、業者の定期的な草刈は望めないんだよね。おそらく、1年に1回程度でしょう。それも希望的観測で、へたしたら、1年に1度だって、やってくれない可能性がある。結局、私が延々、草刈することになるんだろう。自分の家の畑の前だからね。夏など、放っておけば草はアッという間に人の背丈ほどに伸びてしまう。

草刈するのはいいとして、犬のフン尿・マーキングは本当に許せない。なんとかして犬の侵入を防げないものか。忌避剤「逃げまんねん」はよく効くけれど、これを永遠にまき続けるわけにもいかないし、費用はすべて私もち。買うお金も、まく時間も、環境に与える負荷も(自然素材ではあるが)、どう考えても、「逃げまんねん」に代わる、永続的ななにかを考えなくてはならないときが来ている。

ニオイゼラニウムがダメなら、日本水仙はどうだろうか。球根だし、刈り取られても生き残る。地表間際で切られても、また芽を出す可能性が高い。しかも香りは強烈。

ということで、道路と畑の境に、日本水仙を植えてみた。

結果どうなったか。


2月14日(水)→5本(球根5個)盗まれる

2月15日(木)→3本盗まれる

2月17日(土)→28本盗まれる

2月20日(火)→15本盗まれる


今のところ、こんな感じ。以前、犬のマナー看板が何回も盗まれたり、一部は水路にバラバラにへし折られて捨てられてたけど(去年7月に警察に届け済)、同じ人なのかどうか。

最初、5本や3本盗まれた時点では、「球根が欲しい人が持っていたのかな?」と思っていたけれど、今日15本盗まれた時点で、以前のマナー看板を盗んでいった犯人と同一人物ではないかと疑い始めた。

球根、とっていった場所には、ぽっかり穴があいていた。悔しさをこらえながら、何度も補充し、そのたびに盗まれるの繰り返し。

実は2月17日(土)の夜、水仙28本の被害を確認した後で、丸一日(24時間程度)防犯カメラを仕掛けてみた。さすがに被害本数が、一線をこえていたから。出来心で2~3個、というレベルではない。あまりにもひどかったからね。

設置した防犯カメラは以前にブログで書いた、電池式のやつである。一番被害のひどかった場所がよく映るようにして、翌日回収。パソコンでSDカードの中身を確認すると、残念。設定の仕方がまずかったのか、スイッチの問題か、なにも映っていない。前回使った時の映像が、上書きされずにそのまま残った状態だった。

ただ、この日(2月17日夜~2月18日夜)は結局、1本も盗まれていないので、もしカメラが正常に作動していたとしても、犯人を映すことはできなかったはずだ。

犯人は、水仙を28本盗んでいったん満足したのかな?もう被害はないかな?と思いきや。

本日2月20日(火)夜、畑の見回りに行ったところ、新たに15本の被害。さっそく防犯カメラをまた畑の中に設置した。連日の犯行なので、こんどこそ犯人が撮れるんじゃないかな。カメラ本体を盗まれてしまわないことを祈るばかり。

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