空が青いね

 明けましておめでとうございます。

 のんびりしたお正月です。昨日見た夢はイマイチでした。

砂が巻き上がって見通しの悪い田んぼ(とはいっても水深は1メートル位ある)を、泳いでました。

 「蛇が出る、蛇が出る」と怯えながら、真っ暗な水をかきわけていくのです。行く手に怪しい影を発見! 

 それは真っ黒で巨大な鯉。

 ぶつからないように手で押しのけて、さらに進む私。「蛇が出るだろう」という恐怖感は相変わらずです。

 ビビリな私が恐怖感を捨てることは、難しいのかもしれません。ブログに書いたばかりなのに(^^; 夢の中では思いっきり恐怖に囚われて、ドキドキしていました。

 不透明で、深い沼のような田んぼ(なぜか私の中では田んぼの認識)に、傾いて水没した神社の鳥居。

 

 どう考えても縁起のいい夢じゃないなあと、起きてからがっかり。でもまあ、初夢は元旦や1月2日に見る夢だという説もありますから、今晩に期待です。

 昼間はいいお天気で。窓の外に見える青空を見ながら寝転がってました。このところ、青空を見るたびに思い出される光景があります。それはずっと昔、仕事で一緒だった人なのですが、その人の口癖。

「空が青いね、○○さん」(にっこり)

○○、は私の名です。その人はいつも、天気のいい日には私にそう言うのでした。

 遠い目をして、空を見上げて。

 すぅーっと気持ちよさそうに息を吸って、そしてこちらを見てにっこり笑うのです。

 「空が青いね」

 その言葉と情景を、今日は強く思い出していました。

 あんまり空が青くて。不思議なほど青くて。きっとそばにいた誰かに同意を求めずにはいられないほど。

 吸い込まれそうな色。爽やかな空気。

 ここに存在する不思議。

 そうしたものを体全体で感じて、その人は言っていたんでしょう。

 なんとなく、今になって。

 その人がその瞬間感じていたであろう空気を、感情を、自分も体感しているように思います。

 なんで今なのか、よくわかりませんが。

 ずっと忘れていたのに。

「空が青いね」

今日は私も言いたくなってしまいました。だって、本当に青かったから。きれいだったのです。空の向こうには、なにがあるんでしょう。明日もあさっても、これからもずっと、この青さは続くのでしょうか?

撫でてもいいよと猫が言った(ような気がする)

 たいてい野良猫は警戒心が強い。

 「お。猫だ~。撫でてみよっかな♪」なんてニコニコ近付いても、あっという間に逃げられてしまう。ところが、土曜の私には猫神さまがついていたらしい(^^;

 最初に見かけたのはいかにもノラ、という感じの毛並みの悪い猫で。

 私がそーっと近付くと、警戒するような目でじろりと見上げた。やっぱり逃げられちゃうんだろうなと覚悟しながら、ゆっくり歩を進めると、意外や意外。

 白と黒のブチ猫は、なんと自ら近寄ってきたのだった。

 そんなことはめったにないので、動揺しつつも、頭を撫で撫で。猫は気持ちよさそうに体を伸ばすと、しばらくそのまま。

 そして、猫は再び歩き出し、立ち去るかと思いきや、私に体をすりつけるようにして、今度は「体を撫でて♪」と要求。

 人懐っこいなあ~。でも飼い猫じゃないよな。首輪もないし、毛も汚れてる。

 私は不思議に思いながらも、しばらく撫で撫でしたのだった。

 そしてまた散歩に戻る。

 今度は、ある神社へ足を踏み入れてみた。たまたま通りがかったのだが、とても雰囲気のいい、清らかな場所だった。

 そして、行く手に猫発見!

 う~ん。今日はやけに猫に縁があるなあ。

 そう思いながら近付いたが、猫は逃げない。こっちをじっと見てる。

 茶色の猫は眠たげで、やっぱり首輪はない。ノラだと思うが、さっきの猫よりは毛並みがよい。

 私がしゃがんで手を伸ばしても、全く逃げようとはしなかった。むしろ頭をこちらに寄せるようにして、「撫でてもいいよ」と語りかけているようで。

 遠慮なく、頭を撫で撫で。猫は気持ちよさそうに目を細めた。ぐぐーっと首を伸ばして、さらに撫で撫でを要求。もうこの辺で・・・と私が思っても、猫はいつまでもそこにいて、まだまだ撫で撫でを要求。

 こんなに人懐っこい猫に、一日に2匹も出会うとは驚きである。私になにかが憑いていたのか、それとも猫の個性なのか。

 ちなみにその同じ日、公園の池でカモを眺めていたら、なぜかカモが私めがけて寄ってくる。別にエサをもっていたわけではないのだが、「なにかくれそうな人」に見えたんだろうか。

 一羽が寄れば、それを見た他のカモが、我も我もと突撃。私は一時、その池のカモの世界ではちょっとした人気者だった。

 不思議な一日であった。

風に吹かれて葉ずれの音を聴く

 先日、ある資格試験を受けに、試験会場の某大学へ行ってきた。

 集合時間まで1時間近くあったので、少し歩いたところにある校舎の、外階段に腰をかけて参考書を広げた。

 その日は天気がよく、肌に心地よい温度のひんやりとした風が吹いていた。見上げると、辺りには大木が数本あり、緑の葉の向こうに太陽の光がきらきらと輝いていた。

 休日の大学には、クラブ活動のためにやってきたと思われる大学生がちらほらと見えて、その談笑の声がいいBGMになった。

 

 なんて平和で、素敵な光景だろう。

 私はしばらく、うっとりとしてその場の空気を楽しんだ。

 差し込む日の光は、強すぎず、弱すぎもせず。話し声、笑い声が遠くから聞こえる。歩いていくのは、大学構内を散歩する親子。

 風が吹くたびに木々の葉が揺れて、不思議な音を立てた。

 外階段に座っているのは自分しかいなかったので、思いきりリラックスできた。

 おまけに、遠くからは詠唱が聴こえてくる。教会で歌われるような、厳かな宗教音楽系の曲。思わぬプレゼントだ。合唱部の練習だろうか。

 それはめったにないほどの、素敵な空気だった。

 映像も音も、温度も匂いも。完璧で優しい空間だった。包まれているだけで、幸せな気持ちになる瞬間だった。

色に見とれる夢の中

 またも面白い夢を見た。

 これも、吉夢みたい。

 

 それは、夢の中で旅行中の出来事。私は友達と、それから小学校時代の恩師と一緒に3人で外国に旅行に来ている。窓の外は、街が一望できる。

 先生が、私の目の前でグラスにワインを注いだ。

 それが赤ワインで、うっとりするほどいい色なんだよね。深みのある、上品な赤。私はその色に見とれた後、差し出されたグラスを受け取り、一気に飲み干した。

 そもそも私はお酒があまり好きじゃないんだけど。飲めないというわけではない。味をおいしいと感じないのだ。アルコールを、まずいと感じてしまう。

 

 それなのに、夢の中の私は嬉々としてワインを飲み干した。あまりにも綺麗な色だったから。その色を、自分の中にとりこみたい気持ちになったんだと思う。

 味は、現実と同じくそんなにおいしいものではなかった(^^;だけどそのワインの、なんともいえない色合いがとても印象的な夢だった。

 色といえば、今年に入って買ったローズクォーツの色には毎日癒されている。

 優しいピンク色。見ているだけで、気持ちが安らぐ。ある程度の大きさの丸玉なので、その重さも心地いい。

 握り締めるとひんやりと冷たくて、その冷たさもいい感じ。

 そして先日は、ついにラピスのチョーカーを買った。アクセサリーに興味のない私が、珍しく「欲しい」と思った青色だ。

 職場につけていくにはカジュアルすぎるので、通勤時だけつけるようにしているのだが、ときどき片手で触ってみると安心感がある。

 安心感。お守りのようなものだ。

 最近の私は、色に対して敏感になっているのかもしれない。いい色を見ると、じっとみつめてしまう。

 例えば洋服にしても。形や素材に加えて、色というのはすごく重要な要素で。

 自分が気に入った色を身につけていると、その日一日が、気分よくすごせる。色のもたらす効果はあなどれない。

幸せを予感するような夢をみた

 三連休初日。私は幸福を予感させるような素敵な夢をみた。

 とても長い夢だったようだが、思い出したのはその一部。

 私は、長いテーブルの真ん中に座っている。白いテーブルクロスがかけてあって、両横にもずらりと、隙間なく人が並んで座っている。それは屋外で、青空がひろがっており。

 見上げた空の向こう、鳩の大群が舞っている。

 そしてその鳩の大群は、まっすぐに私の方に向かってくるではないか!

 え?え?と戸惑っていると、鳩は一斉にテーブルの上に舞い降り、私をじっと見つめた。

 恐い、恐いよ・・・と思いながら私も鳩を見つめた。鳩の大群は迫力がある。

 

 鳩の足、そしてくちばしが、思ったよりもずっと綺麗であることに、私は気付いた。足の色が美しかった。

 なんで私の前に鳩の大群が??と不思議だったが、舞い降りた鳩の群れは正確な二等辺三角形を描くように私の前にいて、偶然ではない意志を感じた。

 うわ・・やっぱ恐い。あらためて恐怖を感じた。

 鳩は鳴きもせず、ただみつめているだけなのに、先頭の一羽(二等辺三角形の頂点)が何を考えているかが伝わってきた。

 「どうして気付いてくれないの?どうしてわかってくれないの?」

 

 

 私の傍には、どこまでも天に向かって伸びるポールがあり、その先は空に吸い込まれて見えない。旗が揺らめいていた。どこかの国の国旗なのだろうか。見たこともないデザイン。

 夢占いだと、鳩の夢は吉夢らしい。嬉しくなってしまった。これからなにかいいことが起こりそうな予感。とりあえず、今月中に受ける某資格試験、合格ってことだろうか。

 ちなみに、同じ日にみた夢で覚えているのは、街の定食屋さんに入って、4人でごはんを食べたこと。これも、いい夢だったと思う。

 油でべとついたテーブルに座り、私はラーメンと半ライスを食べた。普段は、外食でラーメンを食べることなんてないんだけど、なぜかそのときの私はラーメンを選んだ。同行者(顔は不明。現実の友達ではない)が、「ほら、油っぽいけどさ、ここの店はうまいから」と力説していた。

 テーブルに置かれたナプキンに、コックさんの絵が印刷されていたのが、妙に印象的だった。

 夢の結果、本当に幸福な出来事が起きるのかどうか、楽しみである。