なぜか犬よけ商品だけ置いてなかった店舗

犬の忌避剤を求めて、先日最寄りのカインズに行ってきました。

カインズは正直、あんまり好きなお店ではありません。それは、お店の中に犬が自由に入れるから。
犬専用のカートがあって、カートに犬を乗せてお買い物できるのです。

でも、犬は犬。

やっぱり不衛生だと思うのですが。

食品コーナーもあり、地元の野菜等売っています。それでも、犬は入店オッケーなんですね。

以前、コロナで入店制限がかかっていたとき(家族で来ても、できるだけ一人で買物したり、レジを一人で済ませてくれというお願い)、そのときも犬は普通に入店してました。

人間は入店制限するのに、犬はスルーなのか、と。

まあ、ペット商品を豊富に取り揃えていますし、犬やペット関連の売り上げが莫大なので、「犬入店可」という方針なんでしょうね。お犬様、ということなので(^^;

だから私もカインズは使いたくないのですが、この、商品が豊富というところは抗えない魅力なんですよね・・・。他の小規模なホームセンターにないものを、売ってたりするので。
たくさんの種類の中から選べる、というのがいいんです。

カインズでは一度、1.5リットルの竹酢液を買っています。今度は犬の忌避剤を購入しようと思い、出かけました。他のホームセンターで買ったものがありますが、カインズでもし別種類でよさそうなものを売っていたら、買おうと思ったのです。

そしたら、驚きの事実が。

そのお店では、なんと、「犬の忌避剤だけ」、売ってなかったのです。

うーん、ビックリ。

猫の忌避剤は、数種類売ってました。並びのコーナーには、蛇よけ、イノシシよけ、コウモリよけ、モグラよけ、アリよけ、などなど、あらゆる忌避剤を売ってましたが、なぜか、「犬の忌避剤だけない」のです。

もうこうなると、意図的ですね。

この店は、ペットコーナーに力を入れている一方で、犬よけは売らないようにしているのでしょう。
もしかしたら、「犬の忌避剤を売るなんてけしからん」なんて、トラブルがあったりしたのでしょうか?

よくわかりませんが、ともかく、犬の忌避剤は1つも売っていませんでした。

犬と猫、両方に効くような忌避剤も売っていませんでした。猫専用の忌避剤、というのは売っていました。

あくまでも「犬の忌避剤は売らない」という強い意志を感じます。何度も売り場をぐるぐる回って確認しましたが、犬の忌避剤だけは見つけることができませんでした。

帰り、店の外に出たら、散歩中の犬を発見。屋根がついた歩行者通路の柱に、思いっきり排尿してました。

どうするのか見ていると、飼い主は尿の上に、持っていたペットボトルの水をかけ、何事もなかったかのように歩いていきました。

そこは、カインズの敷地です。お店にきたお客さん用に、雨が降っても濡れないように屋根付きの通路が設置されています。その屋根を支える柱に、当たり前のように犬におしっこをかけさせる神経が、私には理解できません。

見ると、柱の周囲、コンクリート上には水たまりができています。汚いですね・・・。人が通る場所ですが、犬のおしっこかけ放題ということです。

本当に、犬の飼い主のマナーと言うか、感覚がおかしいです。そこは犬に排尿させていい場所ではありません。様子を見る限り、毎日やっているのでしょうね。慣れた様子でした。飼い主も犬も。そこでやるのが、当たり前になっているんです。

今、犬のオムツや、マナーベルトなど、どこでも買えます。カインズでも買えます。どうしてそういうものを使わないんでしょうか? 犬は本能で、他の犬の排泄の匂いを嗅ぐと、その上に自分のものも残したくなってしまうんです。排尿・排便させてはいけない場所では、まず臭いをかがせないのももちろん大切ですが、どうしても防ぎきれない場合もあるので、粗相してはいけない場所に連れていくときは、オムツやマナーベルトを使うべきではないでしょうか。

そういえば、犬の散歩道であり、複数のマナーの悪い飼い主により、犬の公衆トイレとなってしまっている我が家の前面道路ですが。

以前、小型犬を抱き上げて散歩している飼い主さんをみたことがあります。犬は臭いをかぐと粗相してしまうこともあるので、おそらく、住宅街では抱き上げて散歩していたんでしょうね。それなら失敗する危険がありません。きちんとマナーを守る、素敵な飼い主さんだと思います。

猫フン被害の防ぎ方

日々、散歩中の犬のフン尿やマーキングに悩んでいる私ですが、猫フン被害はあまり気にならないんです。

でも、ホームセンターで犬の忌避剤を見ていたら、たいてい「犬・猫」とワンセットの表記がされています。猫に関しては、猫専門の忌避剤も複数売ってました。

ということは、猫のフン尿被害で悩んでいるお家も多いのかな、と思います。

私の、猫フン被害が気にならない理由は、次の2点です。

1.猫フン被害があっても、防御策をとれば解消されるから

2.猫は、犬のように毎日人間が連れてきて、同じ場所にさせるということがないから。

この2点について、今日は書きたいと思います。

まずは、1の、防御策について。

我が家も、猫フン尿被害は、あることはあります。でも続かないですね。なぜかというと、防御策をとると、猫が諦めてその場所でしなくなるので。

だから、犬の散歩中のフン尿(これは日課に近く、毎日されます)にくらべると、全く気にならないレベルです。

ではその防御策をご紹介します。基本的に、お金がかからず、あるものを利用するだけで済みます。

それは・・・・猫フンがされた場所に、嫌なものを置くこと、です。

具体的には、うちは田舎で庭木がたくさんあり、それらの剪定の枝がたくさん出るのですが、その小枝をフンの場所に置いておきます。猫は砂場のような場所が好きですので、枝があって安心して座れない(痛い)と、そこにフンはしません。

普段、剪定した枝は、木の根元に敷いて自然に朽ちさせています。腐ればそれがまた、樹木の肥料になりますし、木の根元は土が裸の状態であるより、下草があったり、そうした枯れ枝があったりした方が木のためになります。我が家の猫対策は、その枯れ枝を、必要な分だけ持ってきて、フンの場所周辺に置くだけです。これで、猫はその場所にフンをしなくなります。

また、人間はたいてい柑橘類の匂いが好きですが、猫は嫌いなので、みかんの皮などを置いておいても効果あります。ただし、ゴミを置いているようにみえて、見た目は悪くなるので場所によっては使えない手段かもしれません。
人目につかないような場所なら、堂々とできますね。みかんの皮を並べることで猫避けになります。

また、我が家ではただの小枝でなく、トゲトゲの枝を敷くことでも、猫を防御できています。みかんなど、種類によっては結構なトゲがあります。また、薔薇も鋭いトゲがありますね。でもこれ、人間も怪我しやすいので、取り扱いには注意してください。猫避けで置こうと思って手にしたら、自分の手が傷付いた・・・とならないように。

また、トゲのある枝は、枯れてもトゲの部分だけは丈夫で残りますので、最後まで気遣いが必要だと思います。そこにトゲのある枝を置いたことを、忘れないでください。猫がそこでフンをしなくなった後は、撤去し、土を深く掘って埋めると安全です。そうでないと、うっかり枯草と一緒の扱いで手で触れてしまい、「イタタ!」ということになります(^^;

トゲというと、アロエも有効です。
私は実際に、アロエもちぎって使うことがありますね。ただ、その場所に置くだけで簡単です。アロエは増えますので、増えたものを根ごと、その場所に植えてしまってもいいと思います。

ということで、猫に関しては、お金もかからず簡単に防御策がとれますし、効きますね。実際、小枝やトゲのあるようなものの上で、フンは出来ません。無理です。

それに、猫も「悪い」ということはわかっていますから、畑や庭で悪さをしているときに、人間と出くわすと丸逃げです。その態度を見ただけでも、私は猫に関しては許せます・・・。

今は、飼い猫を外に出しているうちはあまりいなくて、うちの近所を徘徊して悪さしているのは野良猫です。野良猫も、元をただせば人間が悪いです。捨てた人に責任があります。野良猫は野良猫なりに一生懸命生きているのがわかるので、フンをされても、あんまり腹は立たないです・・・。臭いけど(苦笑)

犬に比べれば、全然マシですね。犬は、飼い主が本当にひどすぎますから。人の家の前、人の畑の前で、毎日連れてきてフン尿させて、それが当たり前で。注意されても、「フンはとればいいんでしょ。おしっこは仕方ないでしょ。犬なんだからいいじゃない」という態度で、謝罪はありませんから。

この話は、上記の 2.猫は、犬のように毎日人間が連れてきて、同じ場所にさせるということがないから。 ということにつながってきます。

そう。私が犬に対してだけ本当に腹が立っているのは、その犬を連れてきているのが、分別ある人間だから、というのが大きな理由です。「悪い」とわかっていてやっていることが本当に悪いのです。自分の家の前や、自分の家の庭でフン尿をさせるのが汚いので、わざわざ、毎日散歩でやってきて、よその家の前でフン尿させることは本当にひどい話だと思います。

  • 出かけて行って、行った先で排便、排尿させましょう。そこならうちと離れているから平気。
  • 自分の家ではさせない。汚いから。

そういう考え方が本当に、許せません。

猫は、猫だから許せますね。防御策で、対策もとれますし。

むしろやっかいなのは、犬です。看板を立てても、直接注意しても、飼い主の感覚が変わらない限り、フン尿やマーキングの被害は収まりません。

犬も、よその家の前をわざわざ選んでフン尿しているわけではないのです。

飼い主がそこに散歩で連れてきて、立ちどまり、むしろそこでするように、犬にフン尿を促していますからね。立ちどまっていますから。犬も当然、飼い主の意向をちゃんとくみ取って、そこでしっかり排便、排尿、マーキングなどしていきますよ。

犬に罪はありません。犬のフン尿、マーキング被害の責任は、飼い主が100%です。

そして犬も、猫と同じように対策をとりたいですが、フン尿やマーキング被害の場所が、道路と敷地の境になることが多いため、猫と同じ対策はとれないのが残念です・・・。

道路際に、小枝なんて置けません。自分の敷地内ならいいかもしれませんが。

それでも、たとえ敷地内でも道路に近いところだと、ゴミに見えて汚いですし、風で飛ばされて道路の真ん中に落ちたりしたら迷惑ですし、ましてそれがトゲのあるものなら、危ないです。この方法は、犬には使えません。

私も、道路から離れた場所の、自分の敷地内での猫フン被害は、「小枝、薔薇の枝、みかんの皮、アロエなど」で防ぐことができていますが、道路際の犬フン、尿、マーキングには、これといった決定打がないのが実情です。

フン尿の現場をおさえて、犬の飼い主に直接注意する、というのが最後の手段だと思っていましたが、それでもなお逆切れして、反省がない飼い主が複数いるのが現実なのです・・・。なんだかもう、私の常識では考えられません。もし私が逆の立場なら、直接注意されたら恥ずかしくて、二度とその場所を通れません。散歩コースも変えます。

でも、そうじゃない人がいるんです。

だから、もう20年以上前から犬のフン尿被害に悩む人が多いし、いまだに解決策がなく、ネット上でも議論されているんでしょうね。

ともかく、犬フンに関しては「これだ!」という決め手をまだ見つけられないのですが、少なくとも猫フンに関しては、我が家では解決できていますので。
もし悩んでいる方がいらっしゃったら、上記のことを試していただけたらと思います。

私が実際にやってみて、効果のあった方法です。

犬フン尿よけで、100円ショップ商品を使う

犬のフン尿よけ。これまで試してきたのは、コショウ、トウガラシの粉、ハッカ油、竹酢液など。どれも、お金がかかるものばかりでした。

犬が、散歩中に「この場所でする」と決めてしまうと、それを変えるのはかなり大変です。部分的に嫌な臭いのものをまいても、まいていない場所にピンポイントでやられてしまうのです。

だから、コショウ、トウガラシの粉、ハッカ油、竹酢液、どれをとっても、大量に必要になります。まんべんなく、すべての場所にまく必要があるからです。まかなければ、そこをピンポイントでやられてしまいます。

習慣というのは怖いです。

犬にとって、一度決めたトイレ、マーキング場所というのは、なかなか変えられないものなのだということがわかりました。

そこで、私は100円ショップの商品を試してみることにしました。

あまり化学製品などは使いたくないですが・・・。犬よけの商品も見かけたことがあったので、それを試してみようと思いました。正直、いろいろな策を試してみて、決定的なものもなく、手詰まりになりかけていました。

とにかく、試せるものはどんなことでも試してみます。

100円ショップというと、安かろう悪かろうのイメージもあるのですが。本当に効くのかな?という気持ちはありつつも、でも、なにしろ安いので。お金の面では助かります。

ところが、最初に行った2軒の100円ショップでは、なんと犬よけの商品は売っていませんでした。品ぞろえは、店ごとに違うのですね。

3軒目に行ったwattsでは、2種類の犬よけ商品を売っていました。

私は2種類どちらも4つずつ、計8個買いました。ある程度の量がないと、うちの場合はトイレにされてしまっている範囲が広いので、効果が確認できません。

ほんの少し、部分的にまいただけでは、それ以外の場所にされて終わりになってしまいます。

全体的にまかないと、効果がわからないので・・・。我が家で、散歩中の犬の公衆トイレとなっている場所は、自宅と畑と2か所あって広いのです。

それではさっそく、使ってみた感想を書きます。

まず、1つ目の商品。

紀陽除虫菊株式会社の、「ネコ・イヌ用忌避剤」というものです。

これは顆粒タイプで、1箱につき2包み、合計100グラム分入っていました。

日本製、と書いてあるのがうれしいです。やはり日本製だと安心感があります。環境に悪いものを使いたくないから。

説明には、土や樹木にやさしい天然素材と書いてありました。土壌にやさしいゼオライトを使用しているとのこと。

犬猫が過剰に嫌がる植物由来成分を配合した犬猫用忌避剤だそうです。

そして使ってみた感想は・・・風に舞う(^^;

顆粒なので、風に飛びやすいんですよね。だから、臭いもすぐに消えてしまうような感じがしました。風のない場所で使用すればいいのかもしれませんが、私が使用する場所は風にさらされる場所なので、顆粒というのはちょっと、とにかく風に飛ばされる感じで、効き目がすぐになくなってしまうように感じました。

我が家周辺は風が強い場所なので、リピートはないな、と思いました。

では次、2つ目の商品。

ヨーキ産業株式会社の、「犬・猫ストップ」というものです。

これは、粒タイプです。天然素材、国産品と書いてあるところは、1つ目の商品と同じですね。安心できます。

このヨーキ産業のものは、300mlのペットボトルに入っていました。粒が見えるので、どんな商品なのか外観がわかりやすくてよかったです。こちらの商品は使用後は、土壌改良材として土に戻りますとのことでした。

まいてみた感想。

これは、結構使えるなあと思いました。臭いも、しっかり臭いです。人間が感じるくらいなので、犬はもっと臭いはず。

そして、竹酢液よりも嫌な臭いでした(^^;

臭いの感じ方は人それぞれだと思いますが、私は竹酢液は好きな匂いだったので・・・。

この商品は、オレンジ・ガーリック・トウガラシ・木酢液などの抽出エキスを配合しているとのことです。私は嫌な臭いだなあと思いましたね。それだけに期待が高まります。犬もきっと、この臭いは嫌いなはず。

まいてみた感じも、風に飛ばされずよかったです。臭いがどれくらいもつのかは状況にもよると思いますが、1度まけばしばらくは大丈夫そう。

この商品、感触がよかったのですがただ一つ難点は、量が少ない。

100円で1本300ml。もうちょっと量がほしいなあと思いました。だけどたくさん買うと高くなってしまうし、もう少し量があればいいんだけどなあ・・・。

そう思いながら、ホームセンターで新たな商品を探していると、なんと、同じ商品が5リットルで売っているではありませんか。5リットルで千円弱でした。すぐに買いました(^^)

でも、家に帰ってきてよく見たら、100円ショップのは「犬・猫ストップ」なのですが、ホームセンターの5リットルのは「猫・犬ストップ」と書いてあって微妙に違うのです。同じ会社で、同じような商品だけれど・・・。どういう違いなんでしょうか。

私は猫には困っていないので、犬に効果がある方がありがたいのですが。

ともかく、これをまいてから数日たちますが、今のところ効果を実感しています。後はどのくらいもつのか、ですね。雨が降ればまた、追加しなくてはならないかも。

また、犬は臭いに慣れると思いますので、この商品「だけ」を頼ることはできません。当分はいろんな商品を少しずつまいて、我が家周辺を、常に「臭い」場所にしておく必要があるでしょう。

これも、いったん公衆トイレを脱するまでの辛抱です。いったんそういう状態を脱したら、後はそんなに毎日、まいたり気にしたりする必要はなくなります。ときどきで、大丈夫でしょう。

でも今は・・・。

見ていたら、本当に来る犬来る犬、みんな必ずマーキングしていくのです。(このところいろいろ試すようになって、少しずつ改善されてきましたが)

この、公衆トイレ状態がわかったときは、ショックでした。まさかこんなことになっていたとは。うちは庭木などに、一切農薬を使っていませんし、畑も含め、除草剤は使わないポリシーです。自然を大事にしたいと思っています。だからよけいに、犬には「安全でいい匂いの場所」と思われてしまったのかもしれません。

犬の本能で、安全とみなされてトイレにされてしまったことは、わかるような気がします。たとえば、うちの畑のすぐ横などは、定期的に除草剤をまいていますから。そういうの、犬はわかるんだろうなあ。だから、隣ではなく、うちの畑前を、トイレにしていくんだと思います。そして、一匹がすれば、後から来たのはみんな同じことをします。そして、習慣が作られてしまったのです。

ともかく、100円ショップでも、犬よけには効果のある製品があるのだとわかりました。試してみてよかったです。

犬フン尿よけに竹酢液は効果が弱いかも

1月7日の朝。自宅前の犬フン尿対策として、竹酢液を原液でまいてみました。

カインズで買ってきた竹酢液は、1.5リットルのものです。商品説明には、犬よけに使う場合は原液もしくは10倍程度に薄めるよう書いてありました。

今、我が家は犬の公衆トイレ状態でして、うちの前にフン尿させていく犬が複数います。この習慣をやめさせるにはかなりの努力が必要になります。10倍程度に薄めるより、ここは原液で勝負です。原液を500ミリリットルほど使います。

朝7時の明るくなったときに、うちの敷地と道路の境の部分にジョウロで、少しずつまいていきました。

竹酢液は、竹炭をつくるときに発生する煙から作られます。どんな匂いがするのかなあ、と興味がありましたが、物を燃やしたときの匂いと、酢の匂いが少し混ざったような感じでした。

物を燃やしたときの匂いは、けっこう強力だと思います。以前犬よけでハイターを薄めたものをまいたときには、人間の鼻にはほとんど感じられませんでしたが、この竹酢液は人間の鼻でもはっきり感じ取れました。

でも、嫌な匂いじゃないですね。私はこの匂い好きです。香ばしい匂い。もちろん人によって好き嫌いはあると思いますが、私はこの匂い、田舎の懐かしい感じがして好きです。うちの近所では、昔はあちこちの田んぼで、刈り入れの後、籾(もみ)ガラを燃やす風景がありました。そのときの煙の匂い。

竹酢液には、期待が高まりました。この、人間にさえ感じられるほどの強い匂いなら、犬には強烈でしょう。かなり嫌がるんじゃないかと。

結果は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・駄目でした_| ̄|○

うーん。残念です。効かないわけではないのですが、すぐに効力が弱まってしまうことがわかりました。匂いがなくなるのです。

朝たっぷりまいたのに、朝は大丈夫でしたが、夕方はもう駄目でした。

夕方、散歩ラッシュの時間になり家の前を見張っていたら、散歩中の犬にフンをされそうになりました。

竹酢液をまいた、まさにその場所です。

犬は平気な顔をして、当たり前のように座り込んでフンの体勢になったので、慌てて私がとめました。それにしても飼い主・・・・なんで人の家の前で、犬にフンさせるんだろう。

取っていけばいいというのは大間違いです。取りきれないものが残りますし、臭いが残るので後から来た犬がまた、フン尿、マーキングなどをしたくなってしまうのです。というか、1度フン尿、マーキングをした場所に他の犬が通りがかった場合、飼い主がとめない限りほぼ100%、その犬もフン尿していきます。それが犬の本能だから。他の犬が臭い付けした場所は、素通りしないです。なにかしら、臭いをつけていこうとします。

今回、家の前で堂々とフンをさせようとした飼い主は、携帯電話でしゃべりながら散歩をしていました。私は警戒しながら、庭に立って様子をみていたのですが、うちの敷地前で犬を促し(敷地内ではなく、道路との境ですが、まさに家の入口です)、犬にフンをさせようとしたので、駆け寄ってとめました。

「ここで犬にフンをさせないでください。後からきた犬がみんなしていくので困っています」

飼い主は、驚いたように私を見て、小さく「すみません」と言って、犬を引っ張っていきました。そして、隣地の空き地(温室の跡地)に犬を入れ、そこでフンをさせていました・・・・。

隣地に関しては、もう敷地内にはっきり入れていましたね。道路ではないです。どうして他人の土地に犬を入れてそこで排泄させるのか、本当に非常識だあなと思います。そこは土と草があるので、自然なところで排便させたいのでしょうか。だったら自分の家でやればいいのに・・・。せめて敷物をして、フンはすべて持ち帰ってほしいです。こぼさないで。

うちに怒られたから、じゃあ隣地でさせる・・・とかいう感覚は、私には到底理解できません。どこの家であっても、自分の家や土地の前で、犬にフンをされる(しかもそういうのは習慣なので、毎日のように)というのは、嫌なものでしょう。

ともかく、竹酢液が、たった12時間程度で犬よけの効力をなくす、ということがわかり、ショックでした。朝まいたものが、夕方には効かないのですから。

もしかしたら、犬の個性にもよるのかもしれませんが。今回の犬は、小型犬だったので嗅覚は大型犬より鈍いのかも? そして老犬だとしたら、嗅覚が衰えている可能性もあります。

ただ、竹酢液が犬よけにあまり有効でなかったというのは、なんとなく納得してしまうところもありました。というのは、だって「いい匂い」だったから。私はこの匂い、好きです。自然の、懐かしい匂い。犬も本能的に、危険でない、安全だというのを察知したのでしょう。

強い匂いではあるけれども、それは、あくまで自然の匂い。本能的に危険を訴えてくるようなものではないからです。私も、まくときは手袋しませんし、マスクもなしです。体に害があるものではないですからね。

今回、私が注意した飼い主、犬はパピヨンでした。

そういえば今回フンをしようとしていた場所のすぐ近くに、お正月そうそう、犬のフン跡がありました。フンが丸々残っていたわけではなく、回収はしたのでしょうが軟便のため、アスファルト上に取りきれないフンの跡(かけら)が残っていました。

以前の逆切れおじいさんがまたやったとは考えづらく、またどこか、別の飼い主がここ周辺をトイレにしているんだなあと思っていましたが。

今回のパピヨンが、おそらく犯人だと思います。フン跡が残ってからわずか数日ですし、現場が50cmくらいしか離れていないですし、このパピヨンはいつも、その場所をトイレにしていたのでしょう。

今後はまた重点的に、この場所で犬よけをする必要があります。犬のトイレの習慣がついている場所を変えるのは、本当に大変なことです。ただ、いったんその習慣をなくしてしまえば、後は楽になるとおもうので。

ともかく、今のトイレ習慣が付いている犬に、習慣をなくさせることを目指します。

試してみた竹酢液は、体にはいいんだろうけど、犬よけには今ひとつ効果が薄いということが、わかりました。

次回記事では、100円ショップの犬の忌避剤を試した結果を書きたいと思います。

犬のフン尿被害で、わかってきたこと

犬のフン尿被害と戦い続けて、わかってきたことがある。

それは、犬の飼い主の意識がどういうものか、ということだ。

彼らの多くが、「フンは拾えば良い。尿は仕方ない。犬とはそういうもの」という意識でいる。

でも私は声を大にして言いたい。

とにかく人の土地の前で、犬にフン尿をさせないで。やるなら自宅前や、自宅の庭でどうぞ

なぜそう思うのか、理由を説明します。

まず、フンは拾っても、アスファルトにつきます。草にもつきます。すべてをきれいに拾うことはできません。犬の体調によっては、軟らかい便のときもあり、そのようなときは一層悲惨です。残された便が臭いますし、後から来た犬は刺激されて、そこに自分の臭いをつけたくなり、その場所が一気に犬の公衆トイレになります。

だから、フンを拾えば許される、というものではないのです。

自宅の道路前が、複数の犬の散歩道になっている家は本当に大変な思いをしています。犬を引っ張って、よその家の前ではフン尿させないマナーの良い飼い主さんは、ごく一部です。

たいてい、犬に自由に臭いをかがせています。

そうなれば本能で、少しでも他の犬のフン尿の臭いがあれば、そこに自分のものを重ねていきたくなるのが犬です。

私も、去年自宅前で犬に軟便をされ飼い主に注意したのに逆切れされ、しかもしっかり便を残されてしまって、バケツで流してもとれず、本当に苦労した経験があります。今でも思い出すと悔しいです。あの逆切れして私に起こった飼い主は、その後を想像もしないのでしょう。

後から来た犬は、皆、その犬のフンの臭いに反応し、その犬たちもまたフン尿をしたくなるのです。

これが、人の敷地の前で犬に排便させてはいけない理由です。

そしてもう1つ。犬の飼い主の多くが、「おしっこは仕方ない」と考えているようですが、これも全く自分勝手な考え方です。

蒸発すれば見えなくなるので、フンよりは許されるとおもっているのでしょうが、多くの犬が尿をかける場所では、必ず「フンの被害」が発生します。

結局、確率の問題で、犬の尿の被害が大きくなればなるほど、フン置き去りの確率もどんどん大きくなるのです。事は、尿だけでは済まないということです。

水をかければいいのか、という問題ですが、「少しでも何かをしよう」とする姿勢はいいと思うのですが、じゃあ「水で流すからあなたの家のまえで犬に尿をさせてもいいですか」と問われて、「どうぞどうぞ」と言う人なんているんでしょうか?

おもいがけずうっかり、たまたまその場所で(いつもは絶対にしないんだけど)、その日だけは犬が尿をしてしまった、というなら、まだ、水で流すこともわかりますし、それなら許せます。

けれど、「犬の尿くらい、仕方ないでしょう」という犬の飼い主は、日常の習慣として同じ場所で尿やマーキングをさせますし、そうなればやがてそこには時々フンの置き去りも発生し、少なくともその場所は、犬たちにとっての「毎日のトイレ」になってしまうのです。

犬の習性として、だいたい毎日のトイレの場所は決まってます。

そして、他の犬のフン尿の臭いがあれば、飼い主が止めない限りは、そこに自分のものを重ねようとします。

放っておけば、有名なトイレの出来上がりです。そこを通るたびに、複数の犬が当たり前のように自分のフン尿(臭い)をつけていこうとするでしょう。マナーの良い飼い主さんはそれを制しますが、そうでない飼い主が、とても多いのが現状です。

犬のフンではなく、尿だからいい、という問題ではありません。一緒なんです。フンだろうが尿だろうがマーキングだろうが、犬の臭いがつけば、後から来た犬がみんな、その場所で出したくなるということです。

自分一人くらい、とか、尿くらいならいいだろう、とか、拾っていくからいいだろう、とかいう甘い考えが、その場所をトイレにして汚すんです。そして、フン尿の回数が増えれば増えるほど、置き去りフンの確率も高くなります。

でも、本当の問題は置き去りフンではないんです。氷山の一角。

置き去りフンは見える形での問題ですが、見えない部分、「その場所が犬のトイレになっている」ことが根底にあります。そこを解決しない限り、置き去りフンは発生し続けるのです。

私はマナーの悪い飼い主と一通り戦ってきましたが、わかってきたのは、決定的な解決というものがないということです。ネットで検索してみると、もう20年も前から同じ問題で多くの人が悩み苦しんできたことがわかります。

直接飼い主に注意する、という方法が一番決定的なものになりそうですが、そうではありません。

私は今までに、フン尿の現場を目撃して5回直接注意しました。その結果。

1回目。謝罪なし。黙って立ち去る。その後も、散歩道は変えず、頻繁に犬を連れてくる。見られているのがわかると我が家の前ではしないが、隣地で排便や排尿させている。

2回目 謝罪あり。犬のせいにして、犬に怒っていた。その後も散歩道は変えず、翌日も平気な顔で来ていた。

3回目 謝罪あり。ただし、最初は「してない」と嘘をついていた。その後は見かけず。

4回目 謝罪なし。黙って立ち去る。

5回目 謝罪なし。「犬だからフンも尿もする。仕方ないじゃないか」と逆切れ。「みんなやってる」と全く反省の色なし。その後は見かけず。

4回目と5回目は同一人物です。しかも、4回目の注意の後、すぐに5回目です。全く反省していない人でした。5回目のときは、私が何度も「本当に犬のフン尿でずっと困っているんです」と必死に訴え、最終的には、「2度とこんな道通らない」と相手に逆切れされました。

謝罪がないどころか、逆切れです。でも、今のところは、その人を見かけることはなくなったのでほっとしています。私が見ていないときに来ているのかもわかりませんが(^^; 24時間見張っているわけにもいかないので、本当に来ていないかどうかはわかりません。また、ほとぼりが冷めたら、平気な顔をして来るかもしれません。

上記の経験からもわかるように、勇気をだして直接注意しても、効果はなかなか・・・というのが実際のところです。私だったら1度でも注意をされたら恥ずかしくて、2度とその場所を通れないですが。
人の家の前で犬にフン尿させて平気な人は、それが「悪いこと」だという気持ちがあまりないので、注意されてもまた何事もなかったかのようにやってきますね。フン尿被害に遭っている側の人間にとっては、それもまた一層のストレスです。勇気を出して注意しても、相手に響いていないのを見せつけられますから。

かといって、目の前でやられて見過ごせば、飼い主はよけいバカにしてもっと堂々と、犬にフン尿させるようになるでしょうね。

ここ数年、私が気が付いていなかっただけで、いつの間にか我が家の前、そして少し離れた畑の前は、犬の公衆トイレ状態になっていました。マナーの悪い飼い主に、一度ついた習慣を変えさせることは、本当に大変なことです。今後も、なんとかこのトイレ状態を解消すべく、努力していきます。

いったんトイレ状態になってしまったものを変えるのは、本当に根気がいります。犬の嫌がる匂いのアロマをまいたり、忌避剤を置いたり、1日でも怠ればまた、1からやり直しです。

薄めたハイターをまいたら、ちょうどハイターのかかっていないところを、ピンポイントで犬におしっこされていたりします。直後だと、あとがしっかり残っているのでわかりますね。

我が家の場合、もう一部の犬や飼い主にとって、「ここでする」という習慣がしっかりできてしまっているため、ところどころにハイターをまいても、「ハイターをまいてないところを探してピンポイントでする」という状態でした。

そこまでしてうちの前でフン尿するのか・・・と、絶望的な気持ちになりました。たぶん、やる側は、そこまで深刻に考えていないんでしょうけど、やられる側にとっては本当に悔しく、情けない毎日です。